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- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/02/04
- 出版社: 扶桑社
- サイズ:18cm/225p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-594-07211-7
読割 50
紙の本
カジノ解体新書 (森巣博ギャンブル叢書)
著者 森巣 博 (著)
長くオーストラリアに在住し、マカオを主戦場とする常打ち賭人兼作家、森巣博の作品集。「カジノはなぜ日本で非合法だったのか」「まっさらな快楽」など、4作品を収録。【「TRC ...
カジノ解体新書 (森巣博ギャンブル叢書)
カジノ解体新書 (森巣博 ギャンブル叢書(1))
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商品説明
長くオーストラリアに在住し、マカオを主戦場とする常打ち賭人兼作家、森巣博の作品集。「カジノはなぜ日本で非合法だったのか」「まっさらな快楽」など、4作品を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
きっぱりとハイテンションに振り切れた筆致が切れ味良くて非常に楽しい。
2016/01/10 14:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:arima0831 - この投稿者のレビュー一覧を見る
カジノ否定派、肯定派、経済学者にカジノ運営関係者など、いろんな人の本を読み飛ばしてみたので、ついでにこういうのも・・・と読み始めた。本書の作者は「博打打ち兼業作家」で、オーストラリアに居を構え世界的に活躍しているとの由。
基本的に話は御本人があっちこっちで博打仲間とともに、あるいは一人で、世界各国のカジノを行脚するエピソードが主体。「実話系」な色と欲も交えた話は当然高尚さや清廉潔白さとはかけ離れているのだが、きっぱりとハイテンションに振り切れた筆致が切れ味良くて非常に楽しい。往年の浅田次郎を思わせる雰囲気があるのだが(そういえばあの人もカジノ好きだったな)、本職のギャンブラーだけにネタの鮮度が違う感じだ。そしてカジノ反対論の論拠の薄さを糾弾するほぼ無理やりな反論(?)も面白くわかりやすく、かつ説得力があった。
書きようによってはいくらでも安っぽくて低俗なだけになりそうな分野だけに、ふんわり爽やかさまで感じさせてしまう腕力は只者ではない。ラストの小説一篇は、なんちゃって『走れメロス』オマージュ(笑)。非常に楽しく読んだので、別の作品も読んでみよっと♪と思わぬ拾いものにホクホクしているワタシ。
裏社会実録ものなんかがお好みの向きにはタマランでしょう。
実話系に触れる話が、愛読者を公言するのに憚られる感じだけど、このハバカリ感もまたよし、て感じです。