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2018/08/25 02:33
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投稿者:yukky - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の生き様と重なることはなかったけれど、同世代の女子として共感できる思いがたくさんあって、とてもほっこり読めました。
紙の本
5者5様
2020/05/28 18:39
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
アイドルユニットに夢中になってしまう、35歳既婚女性たちの思いが赤裸々に綴られていました。5人の日常が時おり重なり合ったり、それぞれが小さな一歩を踏み出していく姿が微笑ましいです。
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最初はなんだこれと思ったけど、読み進めていくうちにあっという間に読んだ。
文章自体読みやすいので、スラスラと読める。 他人から見たらなんでも持っているように見える人でも、何かが足りず何かを埋めたいと思うんだなーと思った。
環境の全く違う女性達がアイドルを通して交流していく様は面白かったし、最後は爽やかでなんか「いいじゃーん」と思った。
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タイトルからはA面を想定していたが、中身はガッツリどB面。
デビュー前の5人組アイドルグループ、“スノウホワイツ”のファンである5人の女性たちの物語。
この人の本は、艶やかで哀しく美しい世界であるはずのA面よりも、ギャグもあり、ありえない設定やおかしな男女の行動でクスリと笑ってしまうB面の方がグサグサ刺さる。
A面はファンタジーであるがB面はリアル。
私たちの生活に直結しているのはB面だなー、と。
そして女同士の関係は総じて「隣の芝生は青い」ということに集約される。
第二話で益子は桜井に対し「きっと苦労を味わったことなどないのだろう」と感じでいるが、読者は第一話で桜井の苦悩を知っている。
金と美貌を兼ね備えていてもどうにもならないことは確かにあり、美人には美人の、金持ちには金持ちの苦悩がる。
各小題がストーリーと全く関係ない話もチラホラあったような……?
ラストが「茄子のグリエ~愛して野良ルーム2」というタイトルなのは、既刊『野良女』へのオマージュか。
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宮木さんの文章が好き。なんでこんなにスラスラ読めるんだろ。女性の格差社会を表してる。自分の存在意義を見出そうと踠いている5人の女性たちの赤裸々な話。
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書店にて何となくジャケ買い。
ジャニーズは好きなので、此れはこの人の事かな?という部分も含めて楽しめました。
共感できるような要素も幾つかあったでしょうか。
私も気が付けば近い年代の女性に…。
人生って本当に様々ですよね。
誰が一番近いかな?とか考えるのも楽しかったですが、
やはり誰も全然近くなかったです(笑)。
どんな人でも、やっぱり心満る事って無いですよね。
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感想はブログでどうぞ
http://takotakora.at.webry.info/201510/article_7.html
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程度の差こそあれ2.5次元の人に嵌るというのはよくあることで、私も好きなアーティストのライブで地方に遠征した経験があるので、彼女達のことがとても身近に感じられた。
ひととき日常を忘れ、ステージを観て癒されたり元気を貰ったり、ああ、わかる、わかると思える部分があった。
雅と同じで手が届かないからこそ、いいのかなと個人的には思います。
宮木さんの言葉のチョイスが面白くて、カトマンズのくだりとか、「おしえろヤッホー」とか思わずくすりと笑える箇所がところどころあった。
『野良女』ほど下品でもなく、読みやすかった。
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アイドルファンになったことはないけれど、近しい要素は少し持っている、というか似た世界は知っている。
なので「スノーホワイツ」に全身全霊を注ぐ彼女達に、もちろんドン引きする部分も有りつつ、何となく色々分からなくもなかったりする。
少なくともそれに没頭している間は他の事一切忘れて元気になれる、という趣味がある人間ってのはとても幸せだと私は思う。
現状と折り合いをつけて、閉じていた彼女達の世界に横の繋がりが出来て…と単なる「良い話」で終わらない、終章のどうしようもなさがいい。
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まさか宮木あや子さんの薄い本が読めるとは…そればかりではないですが、面白かったです。
それぞれ担当は違うけど同じアイドルグループのファンの35歳、というだけの繋がりの5人の女性たちが、皆さん素敵でした。
普通に暮らしていたら関わることもなかったと思う、境遇の違う女性たちでしたが、友達居ないと言いつつ話に親身になっているところが素敵でした。妬みがないのは、それぞれ自分にも相手にも不満があることをどこかで理解しているからなのかな。
好きなものがあると人はこんなにも強く、幸せになるのだなと思いました。
ジャニーズではないですが、わたしも追いかけている人たちがいるので彼女たちの想いにはとても共感しました。隅谷さんの回のラストにじーんとしました。
元気を貰えた気がします。
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35歳の5人の女性。
年齢という共通項はあるものの、全く異なる世界で生きている。
そんな5人が男性アイドルを通じて出会う。
しかも、互いに気付いていないが、それぞれが家庭において何らかの大きな不満を抱えているという共通項もあった。
世の中のジャニヲタというのはこういうものなのか!と、そんな世界を垣間見ることができる作品。
面白い。
2017.8.9
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スノーホワイツというアイドルファンの女達の連作短編集。
さらっと読めて、漫画を読んでるようだった。フルーツBLで笑ってしまった。気になる方は読んでみてください。
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この本で確実に落ちました。
宮木あや子さん、どれを読んでも外れない。
花宵道中の時代小説から校閲ガールの現代まで、
お上手だなあと思ってたけど、いやー。もう。
みんなアイドルが好きな、ただのファンの女性達の話。
子持ちもキャリアウーマンもブサイクも。
みんな等しくただのアイドルオタク。
そんな女たちの小さな話の積み重ねなんだけど、
ひとつひとつ、ひとりひとりの描写が丁寧で、
なんていうかすごくよかった。
好きな作家さんのひとりにいれます。
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これやっぱりモデルはジャニーズかな?と、大抵の人は思うはず。ひとつの事務所に男性アイドルグループがたくさん所属していて、CDデビュー前のグループは既にデビューしている先輩のバックで踊って、コンサートではオリジナルのうちわを振って…という、どこかで聞いたことがある要素がたっぷり。
なのでジャニーズファンの人ならより面白く読めるかも知れない。あるある!って思うことがたくさんありそう。
35歳で既婚でスノーホワイツのファン。というざっくりとした共通点を持った5人の女性の物語。
1章ごとに主役が交代してそれぞれの境遇や人柄などが描かれてゆき、その中で5人が少しずつ出逢ったり紹介したりされたりで繋がっていく。
セレブだったりどちらかと言うと貧乏だったり、美人だったり不細工だったり、バリバリのキャリアウーマンだったり緩めのパート従業員だったり。容姿も職業もバラバラ、夫とも仲良い人物もいれば、仮面夫婦状態の人物もいる。
普通ならば知り合うことも親しくなることも無さそうな5人が、スノーホワイツというひとつのコンテンツで繋がる。集まってもけして仲良しとは言えないものの(笑)スノーホワイツの話題になると同じ熱で語って盛り上がれる。
ひとつの共通項があるというのは本当に強い。私自身、それで繋がって今でも付き合いのある友人が何人かいるから分かる。住んでいる場所や年齢が違っていても、そのひとつでずっと繋がっていることも出来る。
5人の推しメンがバラバラっていうのもまた良い。
相手は芸能人だから一緒に過ごせるわけもなくリアルな恋愛ではないけれど、これもある意味立派なひとつの恋愛のかたちなのかも。犯罪的なことに走らない限り、想うのは自由だ。
張りがない、つまらない、そんな日々に光を与えてくれるという意味で、彼女たちにとっては常に側にいる誰かよりも大事な存在だったりする。もしかしたら、側に誰かがいるという保証があるからこその恋愛なのかもしれないけれど。
美しいとは言えない女の本音もたくさん垣間見えて面白かった。だからこそ綺麗な面しか見えないスターという存在に恋をするのかも。
「婚外恋愛に似たもの」というタイトル、ズバリだな、と思う。
去年ドラマ化したらしい。ちょっと観てみたい。
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立ち寄った書店でたまたま見かけて購入。作者についても作品についても予備知識はゼロの状態。連作短編集。
登場する女性達は年齢と同じアイドルグループに夢中なことが共通点。
逆に言うとそれ以外は生活レベルも容姿もまるで違う。
ドロドロしたところはあまりなく、登場人物それぞれがアイドルから日々のエネルギーをもらっているんだな、と感じさせる話だった。
「オタク趣味でしか繋がりがない」という点で、「りさ子のガチ恋v俳優沼」のような儚い関係を想像していたけど、いい意味で距離をとった関係でよかった。
モデルとなったアイドルグループについて、私は全く分からなかったが、ジャニーズファンならすぐに思い至るんだとか。
それにしても、十代の頃からファンから一方的な情熱をぶつけられて、勝手にその存在を支えとされているなんて、改めてアイドルってすごい職業だな。