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商品説明
近年の哲学における認識論復活の立役者・懐疑論。下手に手を出すと哲学的自殺に陥りかねない難敵だが、どうしてこんなに魅惑的なのか? 多彩な議論によって懐疑論の魅力を存分に紹介しつつ、克服への確かな道筋を示す。【「TRC MARC」の商品解説】
知識とは何か。そもそも人は本当に何かを知ることができるのか。われわれの知の基盤を揺るがす哲学の宿痾・懐疑論に正面から挑戦。古代のピュロン主義からヒューム、ゲチア問題など多彩な論点を検討し、懐疑論に挑んだウィトゲンシュタインやムーアらの議論を紹介しつつ、知の本質を問い、懐疑論克服の道筋を示唆する雄勁な思索の軌跡。【商品解説】
目次
- 第1章 ゲチア問題−問題の所在
- 第2章 ゲチア問題−阻却可能性分析を擁護する
- 第3章 「知る」は指標詞か
- 第4章 不変主義−「知る」の厳格な用法とルーズな用法
- 第5章 実験哲学−ハンナは土曜日に銀行が営業していることを知っていたか
- 第6章 懐疑と確実性−ムーアとウィトゲンシュタイン
- 第7章 懐疑論論駁−ムーア的または否定神学的アプローチ
- 第8章 外部世界の実在に対するデカルト的懐疑
- 第9章 帰納の正当性に対するヒュームの懐疑
- 第10章 懐疑論に対する文脈主義の解決
著者紹介
神山 和好
- 略歴
- 〈神山和好〉1954年埼玉県生まれ。筑波大学大学院博士課程哲学・思想研究科(哲学専攻)単位取得退学。茨城工業高等専門学校人文科学科教授。専門は哲学。
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