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- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/01/26
- 出版社: 三一書房
- サイズ:19cm/319p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-380-14005-1
紙の本
愉しみながら死んでいく 思考停止をもたらすテレビの恐怖
ニュースもゴシップも同列にしてしまうテレビは視聴者の思考力をどう変えたか。テレビや電信など情報媒体の群雄割拠の様子や各媒体が利用者の認識機能に与えた偏りを解明する。アメリ...
愉しみながら死んでいく 思考停止をもたらすテレビの恐怖
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商品説明
ニュースもゴシップも同列にしてしまうテレビは視聴者の思考力をどう変えたか。テレビや電信など情報媒体の群雄割拠の様子や各媒体が利用者の認識機能に与えた偏りを解明する。アメリカで1985年に出版された著者の代表作。【「TRC MARC」の商品解説】
わたしたちは1984年に注目してきた。その年が来ても、予言は実現しなかったので、思案していたアメリカ人は自分たちをたたえた。自由民主主義の根は伸びなくなっていた。脅威が存在していた場所には、オーウェルの描いた悪夢は訪れていなかった。
しかし、オーウェルの暗い予言とならんで、わずかに年代が古く、わずかに知名度が低いが、同じように恐ろしい別の予言があった。ハクスリーの『すばらしい新世界』。
オーウェルは外部からの抑圧によって支配されることを予言した。だがハクスリーの予言には、人間の自立や成長や歴史を奪うビッグ・ブラザーはいない。その予言によると、人間は抑圧を愛するようになり、人間の考える能力を取り戻させることのない科学技術をあがめるようになる。
『一九八四年』に登場する人間は苦しみによって制御されているが、『すばらしい新世界』に登場する人間は愉しみによって制御されている。オーウェルはわたしたちが嫌いなものがわたしたちを破棄することを恐れた。ハクスリーはわたしたちが好きなものがわたしたちを破棄することを恐れた。
本書は、オーウェルではなく、ハクスリーが正しかった可能性についての本である。(ニール・ポストマン)【商品解説】
目次
- ◇第Ⅰ部
- 第1章 情報媒体は譬えである
- 第2章 認識機能としての情報媒体
- 第3章 活字印刷の国アメリカ
- 第4章 活版印刷の精神
- 第5章 いない、いない、バアの世界
- ◇第2部
- 第6章 ショービジネスの時代
著者紹介
ニール・ポストマン
- 略歴
- 〈ニール・ポストマン〉1931〜2003年。ニューヨーク生まれ。コロンビア大学で教育博士号取得。NCU(ニューヨーク大学)に就任し、メディア・エコロジーの講座を設置。著書に「子供はもういない」など。
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「では・・・次に」の所は、面白い目の付け所。
2017/05/01 04:19
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オカメ八目 - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビのワイドショーで、キャスターが、よく使う、接続しない「接続詞」で、アメリカじゃぁ「では・・・次に」らしいが、日本では「続きましては・・・」がある。 テレビ見てる方としては『続かないんだよな〜』との突っ込みを、大体必ず、もう自然に入れてたりする。 そのズレが、なぜに起って来るのかというのが、本書に書いてある。 知りたければ読むがいい。 この「では・・・次に」の章は面白く読めるが、他の章は、何か、考えながら書いたみたいで、ごちゃごちゃしてて読み辛い。 それと、情報が十年前で少し古い。 それでも読んで損はない。