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紙の本
サイエンス異人伝 科学が残した「夢の痕跡」 (ブルーバックス)
著者 荒俣 宏 (著)
近代科学が成立するまでは「マジで」と思えるドラマの連続。眼鏡の発明、飛行機、ロケットの開発など、正に空想と現実の闘いだった−。20世紀科学の発明・発見の舞台裏を紹介する。...
サイエンス異人伝 科学が残した「夢の痕跡」 (ブルーバックス)
サイエンス異人伝 科学が残した「夢の痕跡」
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商品説明
近代科学が成立するまでは「マジで」と思えるドラマの連続。眼鏡の発明、飛行機、ロケットの開発など、正に空想と現実の闘いだった−。20世紀科学の発明・発見の舞台裏を紹介する。〔「夢の痕跡」(1995年刊)の改題,加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
過剰な刺激を欲し続ける現代人にとって、20世紀科学の発明・発見の舞台裏こそリアリティを体感できる大人の遊園地だ。
かつて、電気から電波、エレクトロニクスへと発展していくにつれて消え去った「実体」が、21世紀になって、「科学家電」と呼ぶべきスマホなどの登場でよみがえり、科学が「手触り」の世界に戻ってきた。科学がふたたび人間と機械を通して語られ、未来の科学はもはやSFではなくなった。20世紀に突如として現れた発明品と発明者の伝記を読み解くことで、いままた現代科学が「素人にも理解できる」機械と人間からなる実体(リアル)へと変わる。【商品解説】
目次
- 第一部 ドイツ科学の光芒
- スペクトルとスペクタクル/科学を見せる劇場のこと――ジオラマの歴史/彫らない版画の誕生/薬種店と一角獣/機械がつくった「馬」/リリエンタールの幻の翼/ロコモーティヴの啓示/ベンツの祖先は自転車だった/Uボートは人食いザメ/ジーメンスの通信革命/バベジの原コンピュータ/ロボットとからくり人形のはざま
- 第二部 アメリカ科学の愉快
- 電話の発明とヘレン・ケラー/メンロパークの魔術師/万博のタイムカプセル/自然史博物館とスミソンの功績/空飛ぶ自転車の怪/女の脚を変えた発明/ロケット発明家ゴダードの悲劇/ドイツから来たロケット学者/ターボジェットを発想した男/革命児ノイマン、ここにあり/プリストン高等研究所にて/エピローグ――抽象と新科学
著者紹介
荒俣 宏
- 略歴
- 〈荒俣宏〉1947年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。作家。神秘学、博物学、風水等多分野に渡り執筆。「帝都物語」で日本SF大賞、「世界大博物図鑑 第2巻 魚類」でサントリー学芸賞を受賞。
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紙の本
科学における人間と実体をもったものとしての繋がりを科学史をひも解きながら解説していきます!
2020/02/14 11:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、科学における人間と機械の繋がり、実体について、その科学史をひも解きながら、分かり易く解説した興味深い一冊です。実は、20世紀には科学は大進歩を遂げたのですが、それは電気、電波、エレクトロニクスといった目には見えない、実体のないものへと進み、私たちには分かりづらいものとなっていました。しかし、21世紀になって、こうした成果が家電製品などにどんどんと応用されるようになり、再び科学が実体のあるものとして再生してきたのです。同書では、そうした人間と機械の繋がり、実体をもったものとしての科学を、「第一部 ドイツ科学の光芒」と「第二部 アメリカ科学の愉快」という構成で、解説していきます。とっても愉快で、興味深い読み物となっています。
紙の本
面白いぞ
2015/08/22 23:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハッピーミツル - この投稿者のレビュー一覧を見る
荒俣氏のイメージはテレビタレントだった。本書きだったことをこの本で知った。ドイツ・ミュンヘンのドイツ博物館には行ったことがあったのでこの本ンお内容とイメージが一致してすごく面白かった。単なる博物館ンお紀行文でないところが良い。そこから派生した話がぞろぞろ出てくる。久しぶりに面白い本に出会ったと思った。アメリカのスミソニアンにも行ってみたいと思った。当分は荒俣氏の本を読んでみる。きっと意外な展開を知らされることを期待している。
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発明家の伝記オムニバス
2016/09/28 19:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
小さいころ、エジソンの伝記に夢中になった経験のある人は多いのではないでしょうか。これは、まさに大人向けの発明家の伝記オムニバスといった感の本です。各章20ページ前後のボリュームで、様々な科学技術の発明にまつわるエピソードを紹介しています。科学技術の発展において,20世紀前半を主導したドイツと、20世紀後半を主導したアメリカを対比します。人によって琴線に触れる箇所は様々かと思いますが、私の印象に残った箇所は、「ドイツをはじめヨーロッパでは新技術の発明はギルドに代表される熟練者、伝統産業の既得権益を害する存在として支持を得られないケースが多かったのに対し、アメリカではそのような既得権益者が存在しなかったために発明家という職業が成立した」、日本独自の科学技術に触れている和時計のくだりで「西洋では機械制御に落とし込みやすいという観点から定時法(季節に関係なく同じ長さの時間の単位を用いる)を進めたが、日本では不定時法(日の出と日没の時刻を等分し、季節によって時間の単位が変化する)をそのままからくり時計として採用した。西洋とは全く独立した技術体系が成立していた」という2点です。書名が「偉人伝」ではなく、「異人伝」となっているのは、発明家という人種が、生きている時には概して変人扱いされたケースが多かったからかも知れませんね。