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2015/09/29 15:37
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
《万応素(マナ)》と名付けられた謎の元素をたたえた《落星雨(インベルティア)》による災害で、国家は致命的な被害を被った。「銀河」「EP(エリオット=パウンド)」「界龍」「ソルネージュ」「フラウエンロープ」「W&W(ウォーレン・アンド・ウォーレン)」から成る統合企業財体が主導する形で復興がなされ、「星導館学園」「聖ガラードワース学園」「界龍(ジェロン)第七学園」「アルルカント・アカデミー」「レヴォルフ黒学院」「クインヴェール女学院」から成る水上学園都市“六花”が設立された。
この学園は、《落星雨(インベルティア)》により生まれた《星辰力(プラーナ)》を備えた新世代の子供たち《星脈世代(ジェネステラ)》を育てる教育機関にして、《星武祭(フェスタ)》と称される世界最大のバトルイベントの舞台でもある。《万応素(マナ)》に対する直接感応力を持つ《魔女(ストレガ)》《魔術師(ダンテ)》、マナを結晶化したマナダイトの力を利用した変幻自在の《煌式武装(ルークス)》を操る《流星闘技(メテオアーツ)》の使い手など、大多数の少年少女とは異なる能力を身につけてしまった子供たちに、その制御と利用法を教え、かつ、その戦いを見せものにするなどして利益を追求するのが、この学園の目的である。
そんな学園に特待生として招かれた天霧綾斗は、失踪した姉の天霧遥の痕跡を求めてこの学園へと転入した。その日、拾ったハンカチを届けようとして無駄に行動的になりすぎてしまった綾斗は、ユリス=アレクシア・フォン・リースフェルトという少女の着替えをのぞいてしまい、彼女から決闘を申し込まれてしまう。
生徒会長のクローディア・エンフィールドの仲裁で事なきを得たものの、その決闘の最中に、第三者がユリスを狙撃してきたことで、綾斗は学園間の利権争いに端を発する有力生徒襲撃事件に関わることになってしまう。
不意打ちからユリスを守ったお礼として、綾斗はユリスに学園と街を案内してもらうことになるのだが、偶然、学園内で幼馴染の沙々宮紗夜と再会することになってしまい、なぜかユリスと紗夜は険悪なムードを漂わせてしまう。さらに、生徒会長のクローディアも、機会を見つけては綾斗を誘惑してくるのだった。
やたらと舞台設定が大きく、これから登場人物がたくさん出てきそうな予感。基本線は学園異能バトルと、その背後にある利権争いみたいなのだが、登場人物には女の子がたくさんと少年が登場するので、必然的にハーレム系ラブコメの展開も用意されている。もっとも、その動機は少女により多種多様であるようだが。
順調に刊行が続く環境が整えば、描写も分かりやすく読みやすく、キャラも王道を外していないため、なかなかおもしろく展開していきそうな予感はある。