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商品説明
20世紀に至るまで中国という国家は、存在しなかった。孔子誕生、南北朝時代の始まり、日清戦争の勃発…。紀元前3000年から20世紀までの重要事項を、カラー図版を交えてコンパクトに解説する。巻末に歴史年表付き。〔2012年刊の改訂新版〕【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
中国ではないチャイナ史
2020/02/09 20:02
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投稿者:pinpoko - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の言っていること、いちいちもっともだと思った。
世界史の授業のときも不思議だったのだ。王朝が変わるたびに国号も変わるなんて?
日本なら藤原だろうが、北条だろうが、織田だろうが日本はあくまで日本なのだから。
中国(この呼び名も著者に言わせれば正確ではない。)では王朝が変わるたびに国の根幹も変わってしまい、西欧のように封建時代から絶対王政を経て、市民社会へといった流れがそもそもない。それゆえ100年前の辛亥革命より前はすべて古代王国だということらしい。ふーん、面白い。
さらに日本との関わりについても興味深い内容が多かった。そのひとつが「邪馬台国」の謎だ。魏志倭人伝に記された不思議な邪馬台国への道程は、すべて当時の中国側の政治的な配慮の結果であって実際の地理とは関係ないということだ。
中国にとっては歴史とは、思想であり科学ではないということをふまえれば邪馬台国の謎ももはや謎ではない。