- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/04/28
- 出版社: 新潮社
- サイズ:19cm/499p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-10-306076-5
紙の本
女たち三百人の裏切りの書
著者 古川 日出男 (著)
女人たち、海賊たち、武士たち、蝦夷たち。いくつもの物語がやがて集結して結晶する、瞠目の“古川日出男版”源氏物語。【「BOOK」データベースの商品解説】怨霊として甦った紫式...
女たち三百人の裏切りの書
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商品説明
女人たち、海賊たち、武士たち、蝦夷たち。いくつもの物語がやがて集結して結晶する、瞠目の“古川日出男版”源氏物語。【「BOOK」データベースの商品解説】
怨霊として甦った紫式部が「本もの」の宇治十帖を語りだす。海賊たち、武士たち、孤島の異族たちが集結して結晶する、瞠目の古川日出男版源氏物語。『新潮』掲載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
あなたたち後世の人々よ。改竄された物語に、私が耐えられると思うか? 死して百有余年、怨霊として甦り「本
もの」の宇治十帖を語り始めた紫式部。一方、海賊たちは瀬戸内に跋扈し、蝦夷の末裔は孤島で殺人術を研き、奥州の武士たちは太刀と黄金を全国に運んでいた。いくつもの物語は次第に交錯し、やがてひとつの像を結ぶ。圧倒的なスケールと幻視力で紡がれる《古川日出男版》源氏物語。【商品解説】
著者紹介
古川 日出男
- 略歴
- 〈古川日出男〉1966年福島県生まれ。98年「13」で小説家デビュー。「アラビアの夜の種族」で日本推理作家協会賞、日本SF大賞、「LOVE」で三島由紀夫賞を受賞。
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紙の本
女たち三百人の裏切りの書
2021/11/03 09:05
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投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「語り」「物語」といった要素が強調されている。紫式部が「憑依した」人物が源氏物語を百年後に語りなおすという事で、舞台は平安末期である。語られた事が書として流通し、国家を動かすというところはよかった。
ただし、地の分が擬古文というか、あえて古めかしい言葉遣いをしようとしすぎてよくわからない。もちろん完全な古文だと読者も困るのだが、「社会」など明治以降に外国語を翻訳してできた言葉が登場すると、なんのための古めかしい言葉遣いなのか分からなくなる。