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紙の本
明日のプランニング 伝わらない時代の「伝わる」方法 (講談社現代新書)
著者 佐藤 尚之 (著)
1年間に世界中の砂浜の砂の数ほどの情報が流れる今、商品やサービスなど、どうしても伝えたいその「情報」は、どうすれば伝わるのか。アナログで人間的で喜びに満ちた「伝わる方法」...
明日のプランニング 伝わらない時代の「伝わる」方法 (講談社現代新書)
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商品説明
1年間に世界中の砂浜の砂の数ほどの情報が流れる今、商品やサービスなど、どうしても伝えたいその「情報」は、どうすれば伝わるのか。アナログで人間的で喜びに満ちた「伝わる方法」を伝授する。【「TRC MARC」の商品解説】
◆「伝える」仕事に携わる、全ての方への処方箋◆「最近なんだか伝わっている手応えも実感もない」とお嘆きのあなたに。あなたがどうしても伝えたいその「情報」は、どうすれば相手に伝わるのか。情報“砂一時代”、ファンベース、オーガニックリーチ……。圧倒的にわかりやすい、伝える仕事「虎の巻」!
「最近なんだか伝わっている手応えも実感もない」
「以前はもっと反応があったけど、近ごろそれもなく、やり甲斐がない」
「広告もコンテンツも効いてる気がしない」
「苦労してバズらせても、一瞬火がつくもののすぐ忘れ去られてしまう」
「SNSが重要かと思ってがんばってるけど、効果が感じられない」
……そうお嘆きのあなたに。
あなたがどうしても伝えたいその「情報」は、どうすれば相手に伝わるのか。
広告、宣伝、広報、販促、営業、メディア……
「伝える」仕事に携わる、全ての方への処方箋――。
----------
◆「情報“砂の一粒”時代」というおっそろしい情報環境◆
ある調査によると、2010年の1年間に、
世界には約1ゼタバイトの情報が流れたという。
ゼタバイトという単位、ボクは初めて知ったのだが、
これ、調べてみて驚いた。
1ゼタバイトは「世界中の砂浜の砂の数」なのだそうである。
具体的にイメージしてみてほしい。
たとえば日本を代表する砂浜のひとつである九十九里浜のすべての砂の数。
あれですら「無限」に近いと思いませんか?
でも、世界規模で見たら小さな日本にある小さな砂浜なのだ。
対象は世界中の砂浜だ。
世界中の砂浜の砂の数と同じ量の情報が、流れたというのである。
この現実から目を背けてはいけない。
送り手側は「いいものを作れば伝わるんじゃないかな?」とか、
甘い希望を持ちがちだ。
でもそれはほぼ幻想なのだ。
「もう絶対に伝わらない」という圧倒的絶望から始めないといけないとボクは思う。
とはいえ、そんな絶望の中でも「伝わる方法」はある。
ボクが思うに、「ひとつ」ある。
無限の砂嵐の中で、自分が伝えたい砂粒を相手に届ける方法が
少なくともひとつはあると思っている。
そしてそれは何か冷たい触感がするテクノロジー的なものではなくて、
とてもアナログで人間的で喜びに満ちたやり方だ。
情報“砂一時代”、ファンベース、オーガニックリーチ……。
圧倒的にわかりやすい、伝える仕事「虎の巻」!【商品解説】
目次
- はじめに
- ――「最近なんだか伝わっている手応えも実感もない」とお嘆きのあなたに
- 第1章 「情報“砂の一粒”時代」がやってきた
- ――「伝える仕事」に携わる人にとって超アゲンスト
- 第2章 忘れちゃいけない! 情報“砂の一粒”時代「以前」を生きる生活者たち
- ――生活者を2つに切り分けてプランニングする
- 第3章 友人知人という最強メディア
- ――砂一時代という超アゲンストに打ち勝つ方法
- 第4章 ファンベースとマスベース
- ――砂一時代と砂一時代以前でプランニングを切り分ける
著者紹介
佐藤 尚之
- 略歴
- 〈佐藤尚之〉1961年東京都生まれ。コミュニケーション・ディレクター(株式会社ツナグ代表)。個人サイト『www.さとなお.com』を運営。著書に「明日の広告」など。
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紙の本
伝えたい相手の笑顔がゴール! そうして笑顔も伝わります
2018/03/10 14:54
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
コミュニケーションディレクターとして活躍中の佐藤尚之さん。
以前は広告代理店の電通でCMプランナーやウェブ・プランナーなどをされてました。
さとなおさんの呼び名でも親しまれています。
私は彼のブログやうどん本の大ファンです。
で、広告業界における、伝わらない時代の「伝わる」方法が伝授されているわけなのですが、
いろんなところで大共感しました。
さとなおさんの「伝える喜び」の方法が分かりやすくて、ぐいぐい引き込まれます。。
まずゴールを「伝えたい相手の笑顔」と決めます。
ここで、これいいわぁと思う。
そうしてスタートが「伝えたい相手を知ること」なんです。
当たり前すぎて気づかなかった。そんな気になりました。
伝えたい情報を伝えたい相手に!
この情報過多の時代、伝えたい情報、伝えて欲しい情報、
どうでもいい情報、聞きたくない情報、いろいろありすぎです。
その中から、どうやったら伝えたい情報を伝えたい相手に届けるか!
最強メディアは友人知人!
友人知人からの「オーガニックな言葉」!
彼らが本音でこれいいよ!と生の声で教えれくれる!
それが「ファンベース」という考えなのだそうです。
詳しくは本書をじっくり読んでもらうとして、
私がこの本を読んで特に響いたのは、有名ブログ「小鳥ピヨピヨ」に紹介されたある心温まるエピソードなのです。
スターバックス赤坂店で、咳き込みながら注文したら、
カップにマジックでお大事に!と書かれていて、
そのブロガーさんはこう綴っているのです。
ごめん、悪いけど惚れたわ!
これが『おもてなし!』ってヤツか…。
この一人のとんでもなく素晴らしい体験は
人に伝えたくなるし、聞いた人もうれしくなるし
この時点でいくつもの笑顔が、さらに伝わることでもっと笑顔が増える、
さらにそのお店の評価も上がるし、そのお店のファンが増える…。
なんて素敵な連鎖なんでしょ。
伝えたい相手の笑顔がゴール!
なにか行動したくなる気分になりますよね。
そう、だからこの本を知ってほしくて、このレビューを書きました。
そうして、笑顔も伝わります。
紙の本
世の中、まだまだネットだけではない
2016/08/21 14:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:北の自然児 - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎日、インターネットを利用し、頻繁にネットショッピングを利用していると、世の中のほとんどの人がネットを活用しているような気になります。
しかし、ネットやSNSをほとんど生活に取り入れていない人も、まだまだ無視できないくらいいらっしゃるようで、広告を考えるには、このような人のことも意識すべき、ということですね。
以外にネット系の広告屋さんにとっては、広告はネットがすべて、と思いがちです。
この勘違いに気付かせてくれたのが、この本です。
人に伝える、ということはどういうことなのか、広告の原点を考えるための良書だと思います。
紙の本
「送り手」と「受け手」のマリアージュとは?
2015/08/15 07:10
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:turbo0828 - この投稿者のレビュー一覧を見る
グルメサイトで名高い“さとなお”さんの、本業である広告関連での著作である、「明日の~」シリーズ第3弾です。
「明日の」シリーズでは、広告などに使うコミュニケーションメディアの多様化と、その中で如何にターゲットである層と、濃密なコミュニケーションを図って行くか、ということを一貫して扱われていますが、本作では、SNSの爆発的な拡大を受けて、拡散される情報量の爆発的な増加と、情報の送り手・受け手双方の情報の取り扱いの難しさを冒頭で語られています。
「送り手」側の困難はイメージとしてよく理解できて、情報を伝えたい相手に情報を受け取ってもらうのが極めて難しくなっているということはわかるのですが、逆の「受け手」も、あまりにも情報が多すぎて、本当に必要としている情報を適切に探すことが難しくなってきている、というのは驚きでした。
そこで、「伝えられたがっている」受け手に十分な情報を提供するための最後にして、最強の方法論というのが、“ファン”になってもらって、コミュニティに参加してもらうということだ、ということです。
川上徹也さんのストーリー・ブランディングとかで、ファンになってもらうための方法論とかは読んでいたのですが、“過不足なく無く”欲しい情報を受け取るためにも役立つというのは、ホントに目からウロコでしたね。