「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
ふしぎなイギリス (講談社現代新書)
著者 笠原 敏彦 (著)
近代合理主義を育んだイギリス人が世襲の君主制を支持しているのはなぜか? イギリスは本当にEUから離脱するのか? 毎日新聞ロンドン特派員を長らく務めた“イギリス通”が大英帝...
ふしぎなイギリス (講談社現代新書)
ふしぎなイギリス
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
近代合理主義を育んだイギリス人が世襲の君主制を支持しているのはなぜか? イギリスは本当にEUから離脱するのか? 毎日新聞ロンドン特派員を長らく務めた“イギリス通”が大英帝国を読み解く「知的ミステリー」。【「TRC MARC」の商品解説】
近代合理主義を育み、世界に議会制民主主義などのお手本を示したイギリス人がなぜ、世襲制の君主制を支持するのかという「エニグマ(謎)」を読み解き、イギリスという国家、社会像を描き出す。グローバリゼーションの最先端を行くイギリスは、いかにして国家としてのアイデンティティを維持しているのか。
本稿には、2つのテーマがある。メインテーマは、近代合理主義を育み、世界に議会制民主主義などのお手本を示したイギリス人がなぜ、世襲制の君主制を支持するのかという「エニグマ(謎)」を読み解き、グローバル化する世界における国家、社会とは何なのかについて考えることだ。民主主義の機能不全とアイデンティティの問題は今後、各国に共通する悩みとして深まっていくだろう。グローバリゼーションの最先端を行くイギリスの抱える事情は、多くの国にとって他人事ではないはずだ。
サブテーマは、イギリスとアメリカという「2つのアングロサクソン国家」が主導してきた世界の在り方だ。(中略)
このサブテーマは一見、メインテーマである「王室を通して見たイギリスという国家、社会」とは別次元の話しに思えるかもしれない。しかし、この2つのテーマは密接につながっている。なぜなら、市場経済と自由な社会を両輪とするグローバリゼーションを含め、20世紀以降の世界の歩みは、英米両国の共同プロジェクト的な側面が強いからである。
本稿は、イギリスとその王室を通して、グローバル化する世界の一側面を描くことを試みたものだ。グローバル化時代のガバナンス(統治)を考える一つのヒントとなり、同じように立憲君主制を敷く日本にとって少しでも参考になればという思いを込めて。
(はじめにより)【商品解説】
毎日新聞ロンドン特派員を長らく務めた「イギリス通」による、まったく新しい大英帝国論。イギリスは本当にEUを離脱するのか?【本の内容】
目次
- 第1章 ロイヤル・ウェディングの記号論
- 現代の錬金術/ダイアナのDNAが変える王室/ファイネスト・アワー(歴史への誇り)
- 第2章 柔らかい立憲君主制
- 政権交代というドラマ/回避された憲政の危機/揺れる伝統の2大政党制/議会と王権
- 第3章 女王と政治家 サッチャーの軌跡
- 階級が違う2人の女性指導者/フォークランド・スピリット 自信を取り戻せ/大英帝国が生んだ「鉄の女」/女王が示した不仲説への暗黙の答え
- 第4章 階級社会とブレア近代化路線
- 打破すべき「古いイギリス」/ニュー・ミレニアム/キツネ狩り禁止に見る階級社会の現状/世襲貴族議員の断末魔/ブレアと王室
- 第5章 アングロ・サクソン流の終焉
- アングロ・サクソンの盟友/ホワイトハウス最後の夜/ブレアはなぜ嫌われたか/アメリカを利用した世界戦略/イラク戦争が変質させた英米関係/イギリス、アメリカ、そして世界
著者紹介
笠原 敏彦
- 略歴
- 〈笠原敏彦〉1959年福井市生まれ。東京外国語大学卒業。毎日新聞社入社。ワシントン特派員、欧州総局長などを経て、編集委員・紙面審査委員。共著に「民主帝国」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む