- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/05/25
- 出版社: フィルムアート社
- サイズ:19cm/343p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8459-1446-3
紙の本
漫画編集者
著者 木村俊介 (著),オノ ナツメ (著)
漫画編集者は、何をつくりだしているのか? 5人の漫画編集者に、それぞれのキャリアの中で、この仕事について考えてきたことを聞いたインタビュー集。漫画家らによる描き下ろし「私...
漫画編集者
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商品説明
漫画編集者は、何をつくりだしているのか? 5人の漫画編集者に、それぞれのキャリアの中で、この仕事について考えてきたことを聞いたインタビュー集。漫画家らによる描き下ろし「私の担当編集者」も収録。【「TRC MARC」の商品解説】
「いい仕事」ってなんだろう?漫画編集者は、何をつくりだしているのか?何かと何かのあいだに立ってものをつくる仕事に関わるすべての人へ。喜び、苦しみ、逡巡、充実感が鮮やかに息衝く、「私たちの時代」のインタビュー・ノンフィクション。ふみふみこ、平本アキラ、ゆうきまさみ、枢やな、松本大洋による描き下ろし特別マンガ「私の担当編集者」収録!【商品解説】
漫画編集者は何をつくりだしているのか?
何かと何かのあいだに立ってものをつくる仕事に関わるすべての人へ。
喜び、苦しみ、逡巡、充実感が息衝く、「私たちの時代」のインタビュー・ノンフィクション!
ふみふみこ、平本アキラ、ゆうきまさみ、枢やな、松本大洋による描き下ろし特別マンガ「私の担当編集者」収録!
本書は、気鋭のインタビュアー・木村俊介が丹念に紡いだ、漫画が生まれる現場の第一線でたたかう5人の漫画編集者のインタビュー集です。
漫画編集者たちの熱い想いや、「漫画編集者」という仕事について、世代もジャンルも異なる5人の編集者たちにそれぞれ、じっくりとお話をうかがいます。仕事の細かい話から、具体的な担当作品においてどのようなことを経験されてきたか、漫画編集者としてのやりがいや幸せ、いま思っていることなどを深く掘っていきます。新しい何かを生み出すことの苦しみと喜びの中で仕事をする姿を伝えていきます。そこからは、「漫画編集者」という職業の「肖像」が見えてくるのです。
さまざまなジャンルの第一線で活躍する人から無名の人まで、これまで500人超のインタビューをしている木村俊介氏の最新作!
★書籍紹介ページ
http://filmart.co.jp/books/manga_anime/manhen/【本の内容】
目次
- 1章 猪飼幹太「月刊コミックリュウ」(徳間書店)
- 2章 三浦敏宏「ヤングマガジン」「ヤングマガジンサード」(講談社)
- 3章 山内菜緒子「週刊ビッグコミックスピリッツ」「月刊!スピリッツ」(小学館)
- 4章 熊剛「月刊Gファンタジー」(スクウェア・エニックス)
- 5章 江上英樹「IKKI」(小学館)
- 6章 「問いを見つける職業」を取材してみて
収録作品一覧
猪飼幹太「月刊コミックリュウ」(徳間書店) | 猪飼幹太 述 | 10−65 |
---|---|---|
いかいさんと私 | ふみふみこ 作 | 66−67 |
三浦敏宏「ヤングマガジン」「ヤングマガジンサード」(講談社) | 三浦敏宏 述 | 68−113 |
著者紹介
木村俊介
- 略歴
- 〈木村俊介〉1977年東京都生まれ。インタビュアー。著書に「善き書店員」「物語論」「変人埴谷雄高の肖像」など。
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書店員レビュー
漫画編集者たちの姿を伝えるインタビュー・ノンフィクション。
ジュンク堂書店ロフト名古屋店さん
長い時間をかけて聞いたことをながいままでまとめる。そういう手法で漫画編集者を取材しまとめられたのが『漫画編集者』というインタビュー集である。登場するのは「月刊コミックリュウ」の猪飼幹太さん、「ヤングマガジン」「ヤングマガジンサード」の三浦敏弘さん、「週刊ビッグコミックスピリッツ」「月刊!スピリッツ」の山内菜緒子さん、「月刊Gファンタジー」の熊剛さん、「IKKI」の江上英樹さんという5人の編集者。それぞれが担当している漫画家による「私の担当編集者」というテーマの描き下ろし漫画も収録されている。
多くの場合、我々が目にするあるいは手に入れることができるのは最終成果物(漫画では雑誌に掲載されるか単行本になった作品)だけである。そこに至るまでのプロセス、誰がどんなことを思い何をやってきたのか、そういったことは見えてこない、よくわからないことがほとんどだ。だからこそ、こぎれいにまとめられた文章ではなく実際にそこに関わった者の肉声で、いい作品を生み出そうとするのはもちろんのこと、それを発表する場を守るためにいかに売っていくかを考える日々を、具体的な漫画家や作品の名前をまじえながら語られる話はどこをとっても興味深い。インターネットの普及などで断片的な情報があふれ、「どんな分野のものごとでも表面的には理解できたかのように思えてしまう」今の時代に、長い時間をかけて相手の内面に潜りこむようにして引き出された言葉たちはいろいろなことを教えてくれる。