紙の本
今も新鮮なおしゃれ
2015/12/30 13:41
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投稿者:tinker - この投稿者のレビュー一覧を見る
向田邦子は自分の着るものは勿論、妹達の洋服ばかりではなくセーター、手袋、帽子およそ身につけるものは何でも手作りした人だということがわかる。
そのおしゃれのルールや自分に似合うものの審美眼は平成の今も尚、新鮮で感心する。
彼女のすべてのものに対する感性が作品につながっているのだと感じた。
妹の和子さんの愛情溢れる眼から見た向田邦子のおしゃれが、いきいきといつの世も残されるだろう。
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
今見てもとてもおしゃれですよね。写真が多く向田邦子ファンなら楽しめます。しかも手作り品が多いとは、手先も器用なんですね。
紙の本
向田邦子のこだわり
2015/11/08 01:59
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る
向田邦子の出版されたエッセーはすべて読んだ。無駄のないものをみる・語る視点のすばらしさと「研ぎ澄まされたなかに向田の女の愛きょう」があり大好き作品ばかりだ。本書は、そんな向田の洋服へのこだわりが紹介されたもの。妥協のない洋服選びは、エッセーの無駄のなさと比しても、さもありなんと思わせる。若い時代のモデルのごとき洋装の写真と比べて、作家となった時代の洋服は、仕事第一が感じられて、まさに「流儀」なのだ。
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向田邦子のおしゃれを堪能できます。ドラマ「トットちゃん」でミムラ演じる向田邦子のさりげなく洗練されたファッションに興味を持ち、ずっと読みたかった一冊です。若かりし頃の向田さんの着こなしは現代の私たちもお手本にできるスタンダードなもの。自分に似合わないものはどんなに良いものでも身につけないという意思が向田邦子のファッションを確立させているのだと思いました。20代の頃“黒ちゃん”と周囲の人々にあだ名まで付けられていた着こなしが個人的には好きでした。
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おしゃれです。
まあ誰でもおしゃれは好きですけれど、いろいろ制約があり(世間の目とか金銭とか)妥協したりまあこんなもんでとなりますが、向田さんに妥協はありませんね、納得のいく格好しかなさらない、一分の隙もありません。
どの写真も女優さんばりのポーズで決めています。
向田さん、スタイルが良くて、お顔立ちも整っておられるし、写真映えがします。
いつのころからか、カメラマンは恋人だった人だったんですね。やっぱり顔の表情なんか違うのかしら・・・
まあこの本には関係のないことです。
気に入った服があれば、まとめ買いをする。仕事の服(勝負服)の袖は手の甲側は少し短め、など向田さんならではのエピソードも添えられていて、ファンならまことに興味深い一冊です。
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帯文:”食通、猫好き、旅好き……向田さんには装いにも独自のスタイルがありました。” ”よそゆきから普段着、勝負服まで、おしゃれの変遷と、その装い術”
目次:おしゃれ上手―向田邦子さんの装い、おしゃれの流儀、向田邦子ファッション図鑑、姉らしさ―受け継いだ服が語るもの 向田和子、装いについて―向田邦子のエッセイを読む、着ることへの意欲と勘の良さ 原由美子、「ひとつ」を選ぶ―向田さんと私 篠崎絵里子、…他
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向田邦子が航空機の事故で亡くなったときは
もう彼女の作品が読めないことが
本当に残念で仕方なかったでした
私は好きな作家ができると
片っ端から著作を読みたくなるので
彼女の場合も脚本を小説におこしたものや
エッセイも読み尽くした・・・・
と思っていたら
書店の平台で、あと数冊になっていた
この本を発見!
彼女の文章は
余計な装飾や華美な表現を排しているのに
凛としていながら艶やかところが大好きでした
食や衣服にもこだわりがあって
それは小気味いいほど無駄がなく
彼女の生き方そのもののように思われ
憧れでもありました~
昨日溜まった新聞のスクラップをしていたら
朝日新聞にこの本の紹介記事がありました~
それで、あの日
平台の本の冊数が少なかったのですね
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向田邦子さんをもっと知りたいと思った。向田さんの息づかいまで聞こえてきそうな保存状態の良い洋服たちや小物の数々。「モダン」「コケティッシュ」「チャーミング」どんな言葉を使っても彼女の魅力は語り尽くせない。彼女の存在は古くならない。時間が経てばたつほど、そして今のように流行の期間が短くなればなるほど、彼女の存在感が大きくなる。向田さんの事をもっと知ってから、「かごしま近代文学館」で彼女の残した物たちと対面してみたい。
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まず、表紙の写真。手をつなぎ、背中をさすられ、向田邦子さんを見つめる(見上げる)愛猫マミオの眼差し、たまらないです! 向田邦子 かごしま近代文学館・編「向田邦子 おしゃれの流儀」、2015.5発行。①3か月間の貧乏と引き換えに手に入れたジャンセンの水着 ②基本は、黒、グレー、ベージュ、白 ③同じものを色違いで ④傘一本でも一年かけて探す。嫌なものは嫌 ⑤まっすぐ前を見つめる瞳。何事も好き嫌いで決めたとか!
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◆きっかけ
・ミムラさんが出るということで見たドラマ「トットてれび」第5話。彼女が向田邦子さんの役を演じており、向田作品を読んでみたくなった。
中断。
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おしゃれにこだわりとかマイルールが無い、というか興味がない自分は、こだわりが強いといろいろ窮屈なんじゃないかなーとか思ってました、すみません
人から素敵に見られるって素晴らしいことだね
それも彼女の才能か
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向田邦子さん、こんなにおしゃれな方だったんですね。ストイックでカッコよくて驚きました。
似合う物を徹底的に追求する姿勢は言葉を失うほどで、もし彼女が現代のファストファッションを見たらどう感じるのかと。
年齢による体形の変化にも見事に対応されててとても参考になりました。
あと勝負服が仕事服という点も覚悟を感じます。
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紹介される装いはどれも、品がある。良いものは時代を経ても、美しいんだなと直感した。
こんな女性になりたいと思わせる、凛としたモノクロのスナップ写真。洋服から向田邦子さんを知ったといったら、母に驚かれた。質の良い似合うものを身に纏う、気合いの入った大人になりたい。
お気に入りの雑誌。