紙の本
短歌に触れる
2017/07/04 12:33
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投稿者:にそにそ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いままであまり短歌に興味を持っていなかったけれど、この本を通して短歌の面白さを知りました。短歌をもっと深く味わいたいと思いました。
紙の本
いろんな歌にあえる入門書
2015/08/22 22:13
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投稿者:邪馬台国 - この投稿者のレビュー一覧を見る
穂村さんの「短歌の友人」で、様々な歌人を知る事ができたので、同じような主旨であろうこの本にも期待して読みました。プロだから当たり前なのですが、有名無名問わず本当に歌の引き出しが豊富で楽しめました。ただ、一冊の本としては内容がくどく感じました。
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これはとんでもなく面白い本だった。短歌を知らない人も、詩を知らない人も誰でも読める。そしてとんでもなく面白いので、短歌に縁がない人こそぜひ読む本だと思う。
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穂村弘氏の近現代短歌の解説本。
いろんな人の短歌を読めて楽しい。解説もなるほどと読んだが、だんだん面倒になってきて、最後のほうは飛ばし読みしてしまった。
平凡な日常をドラマチックに変化させる、短歌の魔法とは?近現代の名作から中学生の投稿歌まで、意外な傑作&目からウロコの解説で短歌の魅力を伝える著者のライフワーク、ついに書籍化!人気歌人が気になるテーマで選んだ「面白い歌」「凄い歌」から今の時代を鮮やかに読み解き、新たな世界へと誘う傑作短歌エッセイ。
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テーマごとに数首あげた短歌の解説。
テーマがすでに私の興味とズレていたので、後半興味が薄れたが、それは個人の問題。
おもしろい本だと思う。
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以前から気になっている短歌。あと、ジャンルが違うが俳句に対しての創作意欲を湧かせるために読んでみた。5 7 5 7 7という31の文字数を容易く、扱えるのがすごい。見ているだけで、短歌というものの素晴らしさやすごさを感じとる事が出来る。短歌も素晴らしいのだが、著者である穂村弘による、解説も素晴らしい。とても良い刺激になった。
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”よくわからないけど二十回くらい使った紙コップをみたことがある”
この短歌のインパクト強すぎた!!
”ハブられたイケてるやつがワンランク下の僕らと弁当たべる”
この歌もいかにも高校生の日常が浮かんでくる~
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現代の作品
ゆるキャラのコバトンくんに戦(おのの)ける父よ 叩くな 中は人だぞ 福島秀憲(「高齢者を詠った歌」より)
北浦和 南浦和 西浦和 東浦和 武蔵浦和 中浦和と無冠の浦和 沖ななも
のような、「そこを歌にするのですか、あなたは」という独り言がでてしまいそうな歌に出会うのが楽しかった。
夙に知られている名歌も紹介されるけれど、
人間は予感なしに病むことあり癒ればたのしなほらねばこまる 斉藤茂吉
のような、「だから何なんだよ」と言いたくなる歌に、呆れつつ感心する観賞が新鮮だった。
また、観賞の本筋から外れるが、
さくらさくらいつまで待っても来ぬひとと
死んだひととはおなじさ桜! 林あまり
の歌が紹介されていて、ええ、これって『夜桜お七』(歌唱:坂本冬実)の歌詞のまんまじゃない? どっちがパクリ??とびっくり。
調べたら『夜桜お七』の作詞者は林あまりでした。勉強になりました。
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この間、 #穂村弘さんと西加奈子さん で連続ツイートしたから基本的にはそちらでという感じですが改めて気づいたことが一つ。
広告コピーが商品やブランドに対しての「鮮やかな切り口」の提示であるならば、短歌は世界に対する「鮮やかな切り口」の提示なのではないでしょうか。
一番心に残ったものを。
間違って降りてしまった駅だから改札できみが待ってる気がする
鈴木美紀子
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穂村弘さんが、著名な歌人やそうでもない歌人や素人の短歌を取り上げて評を加えたもの。テーマのまとめ方(「身も蓋もない歌」とか「天然的傑作」とか)がユニークだ。また、いくつかの歌について〈改悪例〉をあげているのなんか、私は初めて見た気がする。
やはり短歌は俳句よりずっと、「その人自身」について多くを語るものなのだなあと思った。人生や生活と切り離して読むのが難しい。俳句は自然や風景に寄りそうものだろう。俳句愛好者のほうが高年齢なのはそのためなのか? 自分が最近俳句の方にぐっとひかれるようになったのも加齢現象なのかも。
穂村さんの書かれるものはいつも面白く読んでいる。でも、その短歌は苦手だ。というか、よくわからない。本書にもしばしば登場する東直子さんも同様。どんなに古めかしくてもやっぱり与謝野晶子はいいなあとか思っちゃう私は、全然現代短歌について行けていないのだった。そのなかで、なるほどなあと思った箇所をいくつか。
短歌にコンビニおにぎりはよく登場するが、銀座の寿司はまず出てこない。「一人称の詩型である短歌は金持ちで恵まれた〈私〉像と極端に相性が悪いのだ」
モノ化した身体感覚を詠う女性歌人はしばしば見受けられる。「男は自らの体をこのように詠わないし、詠ってもニュアンスが変わって、詩的な衝撃は発生し難いことが予想される。そこに痛みの感覚がないからだ。女性の身体感覚のモノ化とは、一方に現代の主体的な生の可能性があり、その一方で依然として男女の性的非対称性があるという、引き裂かれた現状と関わりがあるのではないか」
歌人の山崎方代は破天荒な生き方で知られ、数々の伝説的なエピソードがある。「一人の人間が常識の枠や損得を超えて他者の心を魅了するためには、その魂に一筋の疑い得ない純粋さが必要になるのではないか。その光が感じ取れるからこそ、人は彼の滅茶苦茶さをも愛するのだろう。存在の核にあるものの真偽に対して、人間はとても敏感なものだと思うのだ」
「現代詩や俳句に比べて短歌の表現は、その韻律の特性からか感情的陶酔的になりやすい。また青春歌相聞歌挽歌というカテゴリーの存在からもわかるように、若さや恋愛や死との親和性が高い」「つまり、基本的にハイテンションなジャンルなのだ」
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最近気になっていたジャンルだった短歌。
本屋さんで平積みされていたので買ってみました。
短歌にもいろんな歌がある。
身も蓋もない歌、ゼムクリップの歌、とか。
石川啄木や与謝野晶子、俵万智なんていう有名どころから、
新聞に投稿されてくるアマチュア歌人の作品まで、
バラエティーに富んだ短歌がたくさん紹介されている。
微笑ましい短歌、鋭くて鮮やかな表現の短歌、わざと定型から外れることで生まれるニュアンスなど、
五七五七七の世界でもいろんな楽しみ方ができることを優しく教えてくれている感じの本でした。
もっといろんな短歌に触れてみたくなりました。
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短歌を絶賛解説しますの本。
新聞などで短歌の書評を書いてる著者が、様々なテーマで短歌を解説していく。日常シーンから短歌の形式まで様々。奥が深い、と納得感を持って短歌の世界を知っていくことができる。
ちょっと字余りの歌が多く、読みづらいのが難。ただ、短歌に対する興味は一層深まった。将来の趣味にしようかな。
紀伊国屋本店で購入、したはず。
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「群像」に連載中の短歌についての評論をまとめたもの。評論ってほど堅苦しいものじゃないけど。でも表紙のPOPさに比べ、とてもまじめな本。ちょっと難しかった。やっぱ素人さんが投稿するやつの方が面白い。近代ものは苦手だ。
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201810再読。解説の仕方が結構荒っぽいことに気づく。
解説されて初めて見えてくるものがある短歌ってどうなのよ、だけれど、それでも何かとやたらと面白いのがみそ。タイトル名、ハイテンションの歌、とかがおかしい。で、読んでしまう。
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短歌はいいな。ワークショップに行ってみんなでお題を競ってみたい(経験・自信ともゼロ)
雪舟えまさんの短歌が好き。
事務員の愛のすべてが零れだすゼムクリップを拾おうとして(雪舟えま)
飛んでゆきたいところがあるにちがいないひとが手わたす冷たきおつり(雪舟えま)