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現代小説クロニクル 1995〜1999 (講談社文芸文庫)
著者 日本文藝家協会 (著),川上 弘美 (著),角田 光代 (著),古井 由吉 (著),黒井 千次 (著),柳 美里 (著),目取真 俊 (著),竹西 寛子 (著),阿部 和重 (著)
留守番電話のテープに聞き入る三人の男「声の巣」。決められた役割を忠実に演じる私たち「学校ごっこ」。女の姿をした蛇が私の部屋に住みついて「蛇を踏む」(芥川賞)。家族の頚木か...
現代小説クロニクル 1995〜1999 (講談社文芸文庫)
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商品説明
留守番電話のテープに聞き入る三人の男「声の巣」。決められた役割を忠実に演じる私たち「学校ごっこ」。女の姿をした蛇が私の部屋に住みついて「蛇を踏む」(芥川賞)。家族の頚木から解き放たれたはずなのに「家族シネマ」(芥川賞)。あのとき彼はなぜ人を拝んだのか?「不軽」。足先から滴る水と寝室に現れる兵隊たち「水滴」(芥川賞)。静かに老いゆく妻、友と見た景色「椿堂」。僕が深夜の公園で遭遇した、ある出来事「無情の世界」。現代文学四〇年の試みを眺望するシリーズ第五巻。【「BOOK」データベースの商品解説】
現代小説40年の軌跡を辿るアンソロジー。黒井千次「声の巣」、角田光代「学校ごっこ」、川上弘美「蛇を踏む」、柳美里「家族シネマ」など、1995〜1999の名作全8編を収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
1975年以降に発表された名作を5年単位で厳選する全8巻シリーズ第5弾。現代小説は40年間、如何なる創作の道を歩んできたのか【商品解説】
収録作品一覧
声の巣 | 黒井千次 著 | 7−27 |
---|---|---|
学校ごっこ | 角田光代 著 | 28−62 |
蛇を踏む | 川上弘美 著 | 63−108 |
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秀作ぞろいのアンソロジー
2019/09/12 01:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
このアンソロジーには95年から99年までに発表された作品が多数収録されているが、この時代に一世を風靡した作家のアンソロジーではない。戦前に生まれたいわゆる内向の世代と呼ばれる作家とJ文学とともに知られた阿部和重が一緒に収録されている。読んで考えたのは、留守電とネット掲示板がともに出てくる最後の時代だったのかもしれない。