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名編集者パーキンズ 上(草思社文庫)
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2015/06/02
  • 出版社: 草思社
  • レーベル: 草思社文庫
  • サイズ:16cm/499p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-7942-2132-2
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

名編集者パーキンズ 上 (草思社文庫)

著者 A.スコット・バーグ (著),鈴木 主税 (訳)

ヘミングウェイ、フィッツジェラルド、トマス・ウルフ―アメリカの文学史に名を残すことになる若き作家たちを発掘し、その才能を引き出した伝説の編集者パーキンズの評伝。作家に寄り...

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名編集者パーキンズ 上 (草思社文庫)

1,296(税込)

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商品説明

ヘミングウェイ、フィッツジェラルド、トマス・ウルフ―アメリカの文学史に名を残すことになる若き作家たちを発掘し、その才能を引き出した伝説の編集者パーキンズの評伝。作家に寄り添う編集者として、時にはカウンセラーとなり、恋愛相談役となり、マネージャー、金貸しの役割まで果たした。その熱意溢れる仕事ぶりを支えたのは「この世に書物ほど大切なものはない」という信念だった。全米図書賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】

【全米図書賞】ヘミングウェイなどアメリカの文学史に名を残すことになる若き作家たちを発掘し、その才能を引き出した伝説の編集者パーキンズの評伝。熱意溢れる仕事ぶりを支えたのは「この世に書物ほど大切なものはない」という信念だった。【「TRC MARC」の商品解説】

ヘミングウェイ、フィッツジェラルド、トマス・ウルフ――アメリカの文学史に名を残すことになる若き作家たちを発掘し、その才能を引き出した伝説の編集者パーキンズの評伝。作家に寄り添う編集者として、時にはカウンセラーとなり、恋愛相談役となり、マネージャー、金貸しの役割まで果たした。その熱意溢れる仕事ぶりを支えたのは「この世に書物ほど大切なものはない」という信念だった。全米図書賞受賞作。【商品解説】

著者紹介

A.スコット・バーグ

略歴
1971年、プリンストン大学卒。パーキンズを扱った卒業論文でチャールズ・ウィリアム・ケネディ賞受賞。その論文を大幅に加筆した本書で全米図書賞を受賞。また本書を原案として映画化が進行中。他の著作に『虹を掴んだ男―サミュエル・ゴールドウィン』(文藝春秋刊)、ピュリッツァー賞受賞の『リンドバーグ―空から来た男』(角川書店刊)、キャサリン・ヘップバーンとの交友を回想したKate Rememberedなど、全米ベストセラーとなった評伝を多数発表している。ロサンゼルス在住。

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評価内訳

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  • 星 1 (0件)

2017/01/19 12:43

投稿元:ブクログ

「あなたが、われわれのような保守的な連中に見切りをつけるのではないかと……恐れた」
「マックスはさしずめ昔の薬屋の主人といったところだった」「作家の筆が進まないと見てとるや、相手の気持ちを引き立てるような本を処方したのである。それはいつも作家の状態に合わせて念入りに選ばれ、相手の特別な好みや気性にぴったりマッチしているが、その半面、発想を変えさせるだけの刺激を与える本だった」
「マックスは、スコットの贅沢な好みーー度重なる旅行、美々しい邸宅、華美な服装、ヨーロッパやアメリカの退廃的な金持にまじっての放縦な暮らしーーに好悪相半ばする感情を抱いていた。マックスに伝わるエヴァーツ家の血筋は、それに反発したが、パーキンズ家の血筋は、スコットの体験を通じてその官能的な喜びを貪欲に吸収した。北部人のマックスはスコットがひたっている官能の世界に耽溺することができなかった。しかし、フィッツジェラルドをいさめるどころか好意的に接していたことからしても、パーキンズは興味をひかれつつも手を汚さない傍観者という有利な立場からその奔放な暮らしぶりを大いに楽しんでいたように思われる。それは、頑固だが甘いところのある伯父と、わがままで派手好きなお気に入りの甥との関係に似ていた。たとえばマックスは、愛用のステッキをなくしたスコットにかわりを贈ったり、『ギャツビー』を特別に革装本にするといったちょっとした心づかいでスコットを喜ばせるのが好きだった」
ブラウネル語録「水は源より高く流れない」「模造品はつねに劣る」「へまをやるのは他社にまかせておこう」
「いろいろ質問すれば人のことがわかると思っているようだけれど、とんでもない間違いよ。本当のところ、あなたは人間について何もわかっていないんだわ」(セーラ・マーフィがスコットに対して)
パーキンズにとって、ヘミングウェイは怖いもの知らずの「やんちゃな弟」みたいなもので、しょっちゅう危険な状況に飛びこんでは、「兄貴」からいつも助言と警告を受けていたのである
「人は誰でも一篇の小説が書ける」

2016/11/02 11:03

投稿元:ブクログ

 パキンズは四十三歳になり、いまやプロとして押しも押されもせぬ編集者だった。仕事のスタイルも決まっていた。結婚当初、、マックスはルイーズに言ったものである。自分は「小人になって偉大な将軍の肩に乗り、なすべきこととなすべきでないことを、人に気づかれずにそっと助言したい」と。マックスはさまざまな方法で自分の「将軍たち」に助言した。ときには決めつけるように、「ものを書くときは自分を無にしなければだめだ」と、創作上の助言を求める作家たちに言ったりもした。だが、あまり口をきかず、ほとんど黙りこくっていることもあった。

大学を卒業して以来、パーキンズはずっと言葉を扱う仕事に従事してきた。最初に選んだ職業がジャーナリストだったことから、作家になりたいという気持ちがあったとも考えられるが、彼は出版の仕事にたずさわっていあいだ、小説家になりそこねた人間という印象を人に与えたことはなかった。彼が書きたいという欲求を持っていたにせよ、それは自分のアイディアを作家に提供することで解消され、一方、そういう作家たちは、編集者としちがって、時間もたっぷりあり、一つの仕事に没頭できる性格でもあった。さらに、彼は手紙の中で自分を表現した。編集者としての生涯を通じて、マックスが口述した手紙は数万通にのぼり、しばしば1日二〇通以上にも及んだ。

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