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紙の本
確証 (双葉文庫)
著者 今野 敏 (著)
都内で起きた強盗事件と窃盗事件。警視庁捜査3課で盗犯捜査ひと筋の萩尾秀一は、ふたつの事件には繋がりがあるとして、部下の武田秋穂とともに捜査を始める。捜査1課との軋轢や駆け...
確証 (双葉文庫)
確証
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商品説明
都内で起きた強盗事件と窃盗事件。警視庁捜査3課で盗犯捜査ひと筋の萩尾秀一は、ふたつの事件には繋がりがあるとして、部下の武田秋穂とともに捜査を始める。捜査1課との軋轢や駆け引きの中で、ベテランの萩尾は何を見て、若い秋穂は何を考えるのか。「継続」と「ひらめき」が融合した円熟の警察小説、待望の文庫化。連続テレビドラマ原作。【「BOOK」データベースの商品解説】
続けて起きた強盗事件と窃盗事件。警視庁捜査3課で盗犯一筋のベテラン警部補・萩尾秀一は、無関係に見えるふたつの事件の関連性を指摘。部下の若い武田秋穂とともに捜査を開始する−。【「TRC MARC」の商品解説】
窃盗犯を担当する警視庁捜査三課の警部補・萩尾秀一と、部下の女性刑事・武田秋穂。
独特の「目」で犯罪を観察し事件の真相に迫る。
警察小説の第一人者が満を持して放つシリーズ第一弾!!連続テレビドラマ化原作。【本の内容】
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紙の本
鬼平を思わせる窃盗犯の世界
2015/09/09 21:21
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今野敏が書くいわゆる警察小説である。今回は警視庁捜査第三課のベテラン刑事と若手刑事のコンビが活躍する。シリーズにはなっていないようだが、是非シリーズ化して欲しい。とはいえ、キャラクター生成に個性があり、才能もある今野だから、無理にシリーズ化するよりは毎回別のキャラクターを登場させる読み切りシリーズの方が適しているのかもしれない。
ベテラン刑事萩尾の相棒は、実は若い女性の刑事である。これも珍しいケースである。小説では珍しいが、実際には結構活躍しているのではないか。この2人のコンビぶりも面白いが、女性刑事はなかなかの出来物でその様子にベテランの萩尾はタジタジである。
強盗事件の直後に窃盗事件が発生した。被害店舗は互いに地理的に近距離にある。発生時刻も同じという点で偶然とは思えなくなる。強盗は捜査一課、窃盗は捜査三課の担当である。捜査本部が設置されたが、強盗事件と窃盗事件に関連があったので、萩尾等捜査三課も加わることになった。
そこで登場するのが萩尾の密偵である。情報提供者のことである。この情報提供者との面談から萩尾にはピンとくるものがあった。窃盗犯を追っている三課のありようは、まるで鬼平犯科帳に出てくる火付盗賊改の長官、長谷川平蔵と密偵たちのやりとりを見ているようだ。
盗賊のプライド、鮮やかな手際、人を殺めないなどは鬼平の時代の大親分と大して変わらないようだ。今回の鬼平は差し詰め捜査一課長の田端課長のようだ。人使いの上手な田端課長? どこかでお目にかかったような気がする。
結末は萩尾の考えたとおりで、お手柄であった。捜査一課の連中に、捜査三課にはこれほどの刑事がいたのかと思わせるほどの成果であった。同時に相棒の女性刑事には大いに信頼されることになる。
ストーリー自体よりもそこに至るプロセスに、鬼平を感じさせ、組織内部の緊張の高まりや窃盗のプロの内幕などが織り交ぜられて、大いに楽しませてもらった。
警備会社をわざわざ警備保障会社というのはやや時代が古い。昔はたしかに警備保障会社と言われていたが、今はそう呼ぶ人はきわめて少なくなった。
紙の本
人間臭い部分
2024/02/27 20:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
捜査三課は腕のいい職人になるのに、
花の捜査一課は力任せなのか、ビックリ。
犯人の心情、警官の気持ちなどの
人間臭い部分がよく描かれていて
ぐいぐい読みました。
電子書籍
全体的に地味
2022/11/29 08:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズは警視庁捜査三課、盗犯係の萩尾警部補、通称「ハギさん」が相棒の女性刑事・武田秋穂と共に独特の目をもって活躍する物語です。
その「独特の目」というのは、いわば「盗人の気持ちになってみる」という盗人視点の見方によって手口や目的を読み取ることです。「プロ」と呼べる窃盗常習犯には独特のこだわりや手口の特徴があるので、それを見抜く力を養う必要のある捜査三課の刑事は皆、職人の雰囲気を持つようになるのだとか。
しかし、職人の勘だけでは犯人逮捕に至らず、どうしても「確証」が必要になります。
最初は捜査が勘を頼りに進み、最終的に必要な確証を得るに至るというストーリー展開なので、盗犯捜査の地味さも相まって、全体的に地味な感じです。
ハギさんが元窃盗常習犯を情報源として付き合う、その関係と人物像が興味深く読み応えがあります。
紙の本
確証
2015/12/18 17:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
今野さんの警察物は抜群ですね。職人荻尾刑事の活躍は魅力的です。TVドラマが放映済とのこと見逃しました。残念です。ただしTVドラマはいずれも小説より劣りますが。
紙の本
後味も良く良作です
2015/10/23 18:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
都内で起きた宝石店強盗事件と窃盗事件。手口の全く違う二つの事件に関連性は無いように見えた。しかし,警視庁捜査3課で盗犯捜査ひと筋の萩尾には、何か引っかかるものがあった。
捜査1課の反発を食らいながらも,彼は部下の秋穂とともに捜査を始める。
個人的感想
今野さんの作品を初めて読みました。他も読みたいと思わせてくれる面白さでした。
もう少しだけ「苦味」が欲しい気もしましたが、後味も良く良作です。
おススメです。
電子書籍
@
2015/10/07 18:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nick - この投稿者のレビュー一覧を見る
警察内の人間関係が良かったです。実在してほしいところですぬ。