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商品説明
甘えん坊の少年が見た、母の「利他」と「闘魂」。世界的ビジネスリーダー・稲盛和夫が母・キミとの絆を通して、今こそ必要な「心を育てる教育」の意味を問う。【「TRC MARC」の商品解説】
稲盛和夫が自身の魂の原点を母の面影に探る
京セラ、KDDIの創業、最近では破綻した日本航空の再生など、世界的にもその偉業で名を知られる稲盛和夫氏。
7人きょうだいの次男として生まれた氏の「手がつけられない甘ったれで泣き虫」(ごてやん)だった幼少期から、強くたくましくそして優しかった母・キミとの絆を綴る。
子どもたちに分け隔て無く愛情を注ぎながら、夫の仕事も手伝い、働きづめだった母。子どもに勉強を強いることも叱ることもなかったが、「人としての正義」だけには厳しかった。
政治もビジネスもすべては人が原点。そして、人を育てるのはまず「母親」だ。日本の未来を考えるとき、母が持つ意味がどれだけ大きいかを再認識してほしいという稲盛氏が数々のエピソードと共に綴る、世の「母という存在」への賛歌。そして、子どもたちに世代を越えて伝えたい、人の世の真理。
稲盛氏の魂に触れられる、力強く、情熱溢れる一冊である。
【商品解説】
著者紹介
稲盛 和夫
- 略歴
- 〈稲盛和夫〉1932年鹿児島市生まれ。鹿児島大学工学部卒業。京セラ名誉会長。KDDI最高顧問、日本航空名誉顧問。稲盛財団理事長、経営塾「盛和塾」塾長。著書に「アメーバ経営」など。
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紙の本
「お母さん」は「神様」
2016/01/05 07:44
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
京セラの名誉会長である稲盛和夫氏が1932年生まれだから、80歳を超えている。
KDDIを立ち上げ、傾きかけていた日本航空を再生した経営手腕は見事だし、経営に対する真摯な姿勢は多くのビジネスマンの憧れである。
そんな稲盛氏は、いまだに「お母さん」とつぶやくことがあるという。80歳を超えた老人が「お母さん」などと笑う人もいるかもしれないが、私はそうは思わない。
80歳を超えた息子に「お母さん、ありがとう」と言ってもらえる母親の仕合せ、いつまでも母を愛し、母に守られていると感じる息子の幸福。
これほど温かい絵はない。
本書は「経営の神様」稲盛和夫氏が自身を支えた母や家族の姿をしのびながら、生きることや働く意味を説いた作品である。
「ごてやん」というのは鹿児島の言葉で「ごねる」子どものことをそう呼んだそうだ。
「素直に言うことを聞かず、わがままを言って相手を困らせる」「ごてやん」、小学校を上るまでの稲盛氏はその「ごてやん」で、周りの人たちからは泣き出したらとまらない「三時間泣き」と呼ばれていたという。
稲盛氏には兄がいるが、母を独占したいあまりの「三時間泣き」。仕事をしながら稲盛氏をなだめる母キミ。なんとも微笑ましい。 そんな「ごてやん」の稲盛氏に母はいつも優しかったという。
生真面目な父といつも明るかった母。
稲盛氏は本書の中で「両親二人のいいところばかりもらった私は、実に幸せな人間ではないだろうか」と記している。
稲盛氏は母から「言葉で教わったわけではない」という。
では、どのように教わったのか。それは、「すべて、心によって」だと述べている。
「親父の背中」という言い方をするが、稲盛氏の場合、母の温かで明るい性格からも多くを学んだのであろう。
両親には「人として正しいこと、正しくないこと」の分別があった、その姿は稲盛氏に多くのことを教えた。
稲盛氏の考え方はよく「哲学」とも称されるが、ここにその源泉があったともいえる。
だから、今でも感謝の念は絶えない。
稲盛氏にとって、「お母さん」は「神様」と同義語なのだ。
なんと素敵だろう。そんなふうにいつまでも思える稲盛氏がうらやましくもある。
紙の本
偉大な経営者が母親から受けた教え
2016/04/30 04:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:秩父のトラック屋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
偉大な経営者を育てた母親のお話。著者は「考え方」の大切さを説いているが、その根底に母親の教えがあった、という内容。
紙の本
母親の影響力を改めて思う
2021/05/05 23:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しおかぜ - この投稿者のレビュー一覧を見る
稲盛氏の本を複数、読んでいる人にとっては、本書のエピソードは既知であることが多いだろう。私もそうである。しかし本書がその他と異なる点は、そのエピソードの舞台裏として、稲盛氏と母親(キミさん)とのやりとりと、そのときの考えや判断を記している点である。稲盛氏の剛毅な生き方や考え方は、母親からの影響をによるところが大きいことがよく分かり、自分自身の経験に照らしても、母親からの影響力を改めて思うばかりである。
稲盛氏が児童福祉に関心を持ち、私財と労力を投入して施設を建設した話は、意外な印象を受けるとともに、稲盛氏の言行一致を物語る。
決して読んで損のない本であると思う。