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皆勤の徒(創元SF文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 21件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2015/07/19
  • 出版社: 東京創元社
  • レーベル: 創元SF文庫
  • サイズ:15cm/402p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-488-75701-4

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文庫

紙の本

皆勤の徒 (創元SF文庫)

著者 酉島 伝法 (著)

高さ100メートルの巨大な鉄柱が支える小さな甲板の上に、“会社”は建っていた。雇用主である社長は“人間”と呼ばれる不定形の大型生物だ。甲板上とそれを取り巻く泥土の海だけが...

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皆勤の徒 (創元SF文庫)

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商品説明

高さ100メートルの巨大な鉄柱が支える小さな甲板の上に、“会社”は建っていた。雇用主である社長は“人間”と呼ばれる不定形の大型生物だ。甲板上とそれを取り巻く泥土の海だけが語り手の世界であり、日々の勤めは平穏ではない―第2回創元SF短編賞受賞の表題作にはじまる全4編。奇怪な造語に彩られた異形の未来が読者の前に立ち現れる。日本SF大賞受賞作、待望の文庫化。【「BOOK」データベースの商品解説】

【創元SF短編賞(第2回)】【日本SF大賞大賞(第34回)】100メートルの鉄柱が支える甲板の上に建つ“会社”。そこでは異様な有機生命体を素材に商品を手作りしている。雇用主の社長は“人間”と呼ばれる不定形の大型生物だ。日々の勤めは平穏ではなく…。表題作など全4編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

第2回創元SF短編賞受賞作に始まる幻惑世界全4編。卓越した造語感覚と、圧倒的なイメージ喚起力を駆使して描かれる異形の未来。現代SFの到達点にして世界水準の傑作!【商品解説】

第2回創元SF短編賞受賞作に始まる幻惑世界全4編。卓越した造語感覚と、圧倒的なイメージ喚起力を駆使して描かれる異形の未来。現代SFの到達点にして世界水準の傑作!【本の内容】

収録作品一覧

皆勤の徒 13−78
洞の街 81−153
泥海の浮き城 159−260

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みんなのレビュー21件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

「世界を切り開いてゆく」という読書

2015/08/27 10:33

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りー - この投稿者のレビュー一覧を見る

臓物を思わせる粘ついた世界を舞台に異形の生命が跋扈し、ほぼ全ての固有名詞が造語からなるという奇怪な連作短編小説。作中で造語や世界観に関する説明が一切なされず、読者は赤子が世界に順応してゆく様に感覚的に物語を把握せねばならない。しかし一見難解にも思えるその「世界を認識する」作業が殊の外愉快で懐かしく、全く苦にならない。本作はSFであるが、この物語がSFとしての全容を顕すのは全編を読み終えた後。それまでは未知なる世界を手探りで彷徨う快楽に身を浸したい。

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紙の本

ハイレベルなSF

2015/11/03 23:25

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は第34回日本SF大賞を受賞した酉島伝法のデビュー作です。デビュー作なのにハイレベルというべきなのか、デビュー作だからこそ生まれた斬新さなのか分かりませんがとにかく凄まじいSFでした。

まず第1章の「皆勤の徒」。不定形の大型生物”社長”とその下で働く”従業者”が製臓業を営む日常を描いた作品です。作中の造語や表現がやたらと粘着質で湿り気を帯びていて、読んでいると世界観が迫ってきます。全章を通して最も読みにくく、最も魅力のある作品だと思います。

続いて第2章の「洞の街」。惑星胚の消化器官(という背景設定も全章を読み通して気付くかどうかというレベル)に住む異形の生物の生活を描いた作品です。学生の土師部(はにしべ)の視点で描かれていて、書き味がやや柔らかく読みやすいですがこの作品もやたら異形の生物やら昆虫やらが出てきます。

第3章の「泥海の浮き城」は第1章の短編を連作として書籍化する際に書き下ろした作品で、登場するのは全て昆虫(化した人間?)です。体色を透明にすることができる私立探偵が主人公のハードボイルド作品…というと聞こえは良いですがやはり虫が大量に登場するので、苦手な人は本当に苦手だと思います。

そして最終章「百々似隊商」。本作は時系列をあえて逆行する形で章立てされているので、この章が一番読みやすく、かつ背景設定が分かりやすいです。第2章で登場する謎の生物”百々似”の起源が分かると、4つの短編の背景に流れる極めて重厚なSF設定がうっすら分かってくるのではないかと思います。

途中で放り出さずに最後まで読んで、大森望さんの解説を読んでみてください。そこまでしないとこの作品の魅力に気付くことはおそらく出来ないと思います。骨のある作品が読みたい方にうってつけの濃厚かつ重厚な作品です。

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紙の本

解説からよむとよろし

2016/12/18 00:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Zero - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品を書くのに使った日本語辞書を普段使ったら、ものすごいことになること間違いなし。あと、解説を読んでから本文を読まないとまったく意味がわからないことも間違いなし。

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紙の本

1回読み終わって

2015/11/25 00:55

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マック・ディオナー - この投稿者のレビュー一覧を見る

んーなんだろう。解説を読んで補完となった。さてもう一回仕切り直し。というところでしょうか。評価はただ、すげーという感じ。もう一回読み直さないとはっきりしない。だから1マイナスで4点。

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紙の本

皆勤の徒

2016/11/07 13:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:によ - この投稿者のレビュー一覧を見る

なんぞこれ!
異形の生物系SF?ブラックユーモア風刺系SF?
とりあえず全体的に内臓と虫でぐちょぐちょしているので食事中に読みたくないやつ。
なのに癖になる造語群!
挿絵もグロテスクだと思っていたのに謎の吸引力。

世界観が掴めたかと思った途端にあっさり迷子。
連作短編一周してやっとパズルのピースを全部眺め終わって、全体図を組み立てるのにあと何度読めば理解できるのやら!
でも、内臓と虫でぐryしたので胸焼けしたから…再読はしばらく経ってからにしよう…。
「くさいのが癖になる珍味」みたいな本だと思った。(褒め言葉)

【追記:自分用メモ】
一つ目。
読後一日中「皆勤の徒」の世界が頭から離れなかったので、これは自分好みなんだろう…。
ぐちょとか色々言わずに再読しよう。
二つ目。
記憶の奥の方から世界の終わりとハードボイルドワンダーランドがちらつくのは、螺導・紋々土と禄・南無絡繰の章のせいかな?と思い至る。
ずいぶん読んでないから曖昧だけどw

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2016/01/08 23:02

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2018/03/25 23:41

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2015/12/07 07:46

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2015/09/06 21:26

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2015/11/11 21:55

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2016/05/21 00:51

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2016/04/19 21:54

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2016/02/15 00:06

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2015/12/15 20:25

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2015/07/22 02:37

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