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- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/07/17
- 出版社: PHP研究所
- サイズ:20cm/294p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-569-82607-3
読割 50
紙の本
日本海軍機関科将校の反乱未遂 組織を揺るがした差別問題の真相
著者 雨倉 孝之 (著)
これを知らずして海軍を語ってはいけない−。「海軍のガン」と呼ばれた組織内差別問題の真相を、海軍機関術予備練習生だった著者が、長年の研究から解き明かす。【「TRC MARC...
日本海軍機関科将校の反乱未遂 組織を揺るがした差別問題の真相
日本海軍機関科将校の反乱未遂
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商品説明
これを知らずして海軍を語ってはいけない−。「海軍のガン」と呼ばれた組織内差別問題の真相を、海軍機関術予備練習生だった著者が、長年の研究から解き明かす。【「TRC MARC」の商品解説】
日本海軍において常に組織内の頭痛の種であった「機関科将校の差別問題」。海軍関係者も書ききれなかったテーマを徹底研究。【商品解説】
著者紹介
雨倉 孝之
- 略歴
- 〈雨倉孝之〉昭和3年東京生まれ。東京理科大学卒業。日本国有鉄道を経て、海軍史・海事史の調査にたずさわる。特に海軍制度史に詳しい。著書に「海軍ダメージ・コントロール物語」など。
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紙の本
兵科でない将校からみた海軍の制度論
2018/06/12 23:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:能登 - この投稿者のレビュー一覧を見る
故雨倉氏の一連の著作に連なるが、兵科(いわゆる江田島出)でない機関科や特務士官、海軍予備員(商船士官)の処遇問題に視点を置いた作品である。
一般的には指揮権継承問題として理解される、「兵科の少尉候補生が倒れた後でないと機関長は戦闘指揮を継承できない」との当初の問題から、平時での儀礼儀典での待遇や、兵科や機関科といった区分では処理できなくなった海軍の拡大、拡充を時系列に追って解説し、敗戦時点での状況まで事細かに述べられている。
この種の問題に対して、具体的な「機関科将校の履歴」を追いながら解説に至るという点では類書を見ない。
しかしながら、故雨倉氏が旧高等商船学校機関科に在籍していた経歴からか、機関科に重点が置かれており、戦時での兵科予備や高等商船出の現役転換といった問題は本書では割愛されているため、全体像に迫るにはやや物足りなさを感じるであろう。