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商品説明
長年にわたり北海道、東北の森で研究を続けてきた著者が語る、落葉広葉樹の生活史。発芽から芽生えの育ち、他の樹や病気との攻防、花を咲かせ花粉を運ばせ、種子を蒔く戦略まで、樹々の日々の生活を緻密なイラストで紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
老樹が語る、いのちを繋ぐ木々の気持ち――
森をつくる樹木は、さまざまな樹種の木々に囲まれてどのように暮らし、次世代を育てているのか。
発芽から芽生えの育ち、他の樹や病気との攻防、花を咲かせ花粉を運ばせ、種子を蒔く戦略まで、80点を超える緻密なイラストで紹介する。
長年にわたって北海道、東北の森で研究を続けてきた著者が語る、落葉広葉樹の生活史。【商品解説】
目次
- 序章
- もの言わぬ樹々
- 樹のきもち
- 知らないことの無慈悲さ
- 樹は語る
- 生育場所ごとに──本書の構成
- 第1章 水辺に生きる
- ハルニレ──春楡
著者紹介
清和 研二
- 略歴
- 〈清和研二〉1954年山形県生まれ。北海道大学農学部卒業。東北大学大学院農学研究科教授。著書に「多種共存の森」など。
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紙の本
線画で綴る樹の一生。
2015/10/30 15:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
数ページごとに表紙カバーに見られるような線画を入れながら、森林研究をしてきた著者が数種類の樹を発芽から成木・老木まで紹介してくれる。
樹木の種子の発芽は、なかなか気にすることがない。そんな発芽経過の描画もある。雑木林を季節に歩いたら、足元にきっとこんな子供たちがいるのだろう。そして、それぞれが親から伝わった「遠くへ飛ぶ装置」や「発芽チャンスを知る能力」「すぐに葉を大きくするための栄養」などを糧にして違った場所で固有の育ち方を実践している。その場所に落ち着く前にはどんなところにいたのか。ここまで育つにはどんな風景を見てきたのか。
それぞれが長い間に築いてきた独自の生き方を持っている。それを聞こうとする著者だからこそ、樹木は語ってくれたのだろう。
画も文章も私には味わい深く、著者のように樹の語る話を聞けたら良いのにと思った次第である。
紙の本
樹は語る
2021/12/14 18:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:gaco - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の線描がページ内にも程よくあり、森の樹木を想像しながら読むことができました。自然環境や植物などに関心がない方にも手に取って読んでもらえたら、生態系や経済活動などを考えるきっかけになると思います。