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- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/07/10
- 出版社: 未来社
- サイズ:20cm/140p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-624-93263-3
紙の本
赦すこと 赦し得ぬものと時効にかかり得ぬもの (ポイエーシス叢書)
ジャック・デリダの晩年の問題系のひとつでもあった〈赦し〉の可能性=不可能性のアポリアを緻密に展開した論考。赦し得ない罪をそれでも赦し得るのかという究極の問いを論じ抜く。訳...
赦すこと 赦し得ぬものと時効にかかり得ぬもの (ポイエーシス叢書)
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商品説明
ジャック・デリダの晩年の問題系のひとつでもあった〈赦し〉の可能性=不可能性のアポリアを緻密に展開した論考。赦し得ない罪をそれでも赦し得るのかという究極の問いを論じ抜く。訳者による解説付き。【「TRC MARC」の商品解説】
現代最高の哲学者ジャック・デリダの晩年の問題系のひとつでもあった〈赦し〉の可能性 = 不可能性のアポリアを緻密に展開した論考。現代世界のユダヤ教・キリスト教・イスラーム教をめぐる錯綜する紛争やイデオロギーの争いのなかで、ジャンケレヴィッチの議論やハイデガーのナチズム加担の問題を軸に、赦し得ない罪をそれでも赦し得るのかという究極の問いを論じ抜く。訳者の力作解説付き。【商品解説】
目次
- 【目次】
- 赦すこと――赦し得ぬものと時効にかかり得ぬもの
- 訳者解説 不 - 可能なることの切迫――来たるべき赦しの倫理学のために
著者紹介
ジャック・デリダ
- 略歴
- ジャック・デリダJacques Derrida
一九三〇─二〇〇四年、アルジェリア生まれ。「脱構築」を提唱したことで世界的に知られる哲学者。
高等師範学校などの講師を経て、社会科学高等研究院で教鞭を執った。
著書に『エクリチュールと差異』『グラマトロジーについて』『声と現象』『哲学の余白』『散種』『弔鐘』『絵画における真理』『絵葉書』『プシュケー』『哲学への権利』『マルクスの亡霊たち』『有限責任会社』『法の力』『友愛のポリティックス』『死を与える』『ならず者たち』『動物を追う、ゆえに私は〈動物で〉ある』など多数。未來社より『エコノミメーシス』『コーラ』『パッション』『名を救う』『信と知』『滞留』『赦すこと』『最後のユダヤ人』『嘘の歴史 序説』の日本語訳が刊行されている。
守中高明(もりなか たかあき)
早稲田大学法学学術院教授。詩人。フランス文学・思想専攻。
著書=『終わりなきパッション』(未來社、2012年)ほか。
翻訳=デリダ『コーラ』(未來社、2004年)同『精神分析の抵抗』(共訳、青土社、2007年)、ドゥルーズ『千のプラトー』(共訳、河出文庫、2010年)同『批評と臨床』(共訳、河出文庫、2010年)、ブランショ『他処からやって来た声』(以文社、2013年)ほか。
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日本でこそ読まれるべき
2023/12/27 15:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
赦すことをめぐってデリダらしい考察が繰り広げられるが、このテーマは抽象的な哲学的議論ではなくアクチュアルなものでもある。とりわけ歴史の否認が蔓延するようになってしまった日本でこそ読まれるべきものだ。