ＢＡＲ追分 （ハルキ文庫 BAR追分）

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新宿伊勢丹近くの路地ねこみち横丁。一番奥にあるBAR追分に呼び込まれたかのように集まってきた人々のお話。失職したWebデザイナ、結婚前に父親に連れられてきた新婦、ジュースの補充員、フィギュア作家。彼らの人生が変わる時間の物語。

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滅多に読まない現代を舞台とした人情もの連作短編集。
最近流行の飲食店ものでもありますね。
登場人物はちょっと現実離れしている気配があるけれど、基本的には現実に沿ったファンタジー要素の無い話です。
食べ物、飲み物の描写がおいしそうなのが良いですね、
お約束の展開が多いとはいえ、やはりほっとする内容でした。
住み込み食事付きで商店街の管理で給料もらえるんだったら、給料少なくても喜んでやるだろうなぁ。

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大人の寓話、とでも言いましょうか。
とっても読み心地のいい小説でした。ちょっと嫌なことがあったとき、とか、何かうまくいかなくて凹んだときとか、そういうときにふと思い出して手に取りたくなる、そんな一冊でした。
ヒトって、無理せずこんなに優しくなれるんだなぁ、としみじみ。
誰かに優しくできるのはその人のもともと持っている素質によるのかもしれないけど、でも、なんというか、生きている場所から醸し出される見えないチカラってのもあるんじゃないかな、なんてそんな気もして。
BAR追分、行ってみたい。牛スジカレーを食べて、ピンチョスとボンボンショコラをつまんで、そして静かに飲む。いいなぁ、オトナの上質な息抜きって感じでステキだ。

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ねこみち横丁にあるBar追分。
昼間は定食の出るバール追分になるという。
ねこみち横丁振興会の人々がいい味出していて、ホノボノとした気分になる。
疲れた時や食欲のない時に読みたいシリーズ。

2017.6.20

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おもしろいからこそ
もっと
深く書いてほしかったなー。

こんな素敵な場所があれば
また
違う視点で
いろいろな世界が
見えるんだろーなぁ。


2015.8.19

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登場人物の暖かいやりとりや会話に気持ちが良くなる。
出て来る食べ物もおいしそう。ある意味ユートピアかも。

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キャラクターが分かりやすく面白かった。色々な人生があちこち繋がって社会が成り立っている。
心が暖まる話。

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新宿三丁目にある《ねこみち横丁》の中の《BAR追分》を舞台に、様々な人々が癒されたり前向きになったりする話。

ありがちな設定ながら全体的には心地よく読めた。
ただ読み終えてもボンヤリした印象で、それぞれの話は良かったのだが、例えば《BAR追分》のオーナーの人物像とか、宇藤がこれからどう成長していくのかとか、いろいろ消化不良なままのところもあった。

もしかしたら更なる続編を書かれるつもりでこのような終わり方にしたのかもしれない。
お酒のことはよく分からなかったが、カレーやショコラは美味しそうだった。

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はじめは北森鴻の「かなりやシリーズ」みたいな感じかと思ったけど違った。
何も起きないけど、ほっこりするお話。
最後は思わず電車の中で涙ぐんでしまった。
ほかの作品も読んでみよう♫