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- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/08/08
- 出版社: 白水社
- サイズ:20cm/337,6p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-560-08450-2
- 国内送料無料
紙の本
印象派のミューズ ルロル姉妹と芸術家たちの光と影
【シモーヌ・ヴェイユ特別賞(2012年)】ルノワール、ドガ、ドニ、ドビュッシー、ショーソン、ジッド、ヴァレリー…。ふたりの周囲には常に芸術家や作家がいた。そろって同じ家に...
印象派のミューズ ルロル姉妹と芸術家たちの光と影
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商品説明
【シモーヌ・ヴェイユ特別賞(2012年)】ルノワール、ドガ、ドニ、ドビュッシー、ショーソン、ジッド、ヴァレリー…。ふたりの周囲には常に芸術家や作家がいた。そろって同じ家に嫁いだルロル姉妹の運命を、交差する人間模様のなかに描く。【「TRC MARC」の商品解説】
美術、音楽、文学 交差する人間模様
ルノワールの《ピアノに向かうイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロル》(オランジュリー美術館蔵)は、おそらく誰もが一度は目にしたことのある絵画であろう。絵のモデルは、パリの資産家アンリ・ルロルの二人の娘。姉妹の父ルロルは、同時代の芸術家たちに理解を示しながら、財を活かして作品の収集に力を入れていた。ルロル家のサロンは新進気鋭の芸術家や作家が集う社交場で、美しい姉妹は彼らのミューズだった。ドガ、ルノワール、ドニは二人をモデルに絵を描き、ドビュッシーは曲を捧げた。音楽家ショーソンは母方の義理叔父、ジッドやヴァレリーなど小説家たちもやってきた。それは、ルノワールの作品そのもの、「幸福」を絵に描いたかのような日々だった。
強い絆で結ばれていた姉妹は、ドガの紹介で、実業家でコレクターのルアール家の兄弟にそろって嫁ぐ。その結婚生活は幸せであるはずだった。しかし、そこで待っていた運命は……。
美術、音楽、文学のジャンルを超え、そうそうたる人物が次々に登場。人間味にあふれ、ときにスキャンダラスな展開は、読み手を一気に十九世紀末パリに誘うに違いない。【商品解説】
ルノワール、ドガ、ドビュッシー、ジッド…。姉妹の周囲には常に芸術家や作家がいた。同じ家に嫁いだ二人に待っていた運命は…。【本の内容】
目次
- 1.数奇な運命をたどった一枚の絵
- 2.ルロル姉妹 ――芸術のなかで育った二人
- 3.アンリ・ルロル ――絵画と音楽の接点
- 4.クロード・ドビュッシー ――ピアノとスキャンダル
- 5.エルネスト・ショーソン ――メランコリーの響き
- 6.アルチュール・フォンテーヌ ――労働と信仰
- 7.オーギュスト・ルノワール ――あふれる色彩と光
- 8.アンリ・ルアールとドガ
- 9.ウジェーヌ・ルアールとジッド ――イヴォンヌの夫の二面性
- 10.ルイ・ルアール ――クリスティーヌと嫌われ者の夫
著者紹介
ドミニク・ボナ
- 略歴
- 〈ドミニク・ボナ〉1953年ペルピニャン生まれ。パリで学び、ソルボンヌにて現代文学教授資格取得。文学者、芸術家の評伝を多く著す。「印象派のミューズ」でシモーヌ・ヴェイユ特別賞受賞。
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