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商品説明
現代ラジオドラマ脚本の第一人者が、ラジオドラマ脚本の書式、ルールなど基礎的内容から、創作のヒント、脚本コンクールへの応募といった実践的内容まで、ラジオドラマ脚本執筆のノウハウを披露する。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
ラジオの向こうの世界
2016/02/06 08:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラジオドラマには思い出がある。
大学生の頃、だからかれこれ40年も前のことだ、一本のラジオドラマに打ちのめされたことがある。
タイトルは『海に降る雪』。芥川賞作家の畑山博の作品だ。
それがラジオドラマとして放送された。
当時テレビのない学生生活を送っていた私にとって、ラジオは生活の中の唯一の情報源。どうしてそのドラマを聴くことになったのか忘れてしまったが、ドラマで使われていた音楽やセリフ、どれもが今でも記憶に残っている。
何故なら、カセットテープに録音して、何度も何度も聴いたから。
そのあとに原作も読んだし、その後映画化された作品も観たが、このラジオドラマの方が秀逸であった。
最近ラジオを聴くことがなくなったが、ラジオドラマの人気は今でも高い。
この本の作者北阪昌人さんは人気のラジオドラマの脚本家である。これは月刊誌「ドラマ」にラジオドラマの脚本の書き方として連載されていたものをまとめたものだ。
ラジオドラマの脚本は映画やテレビドラマと違って、映像で情景を見せられないという大きな枷がある。だから、シナリオの勉強がそのままラジオドラマで活かせるかというと、そうでもないところに、ラジオドラマなりの脚本の面白さがあるといえる。
シナリオを書く際に小説とは違うということをよく言われる。それは映像があるから、映像でドラマを語らせることができるからだ。 その点では、ラジオドラマの方が小説の近いような気がする。
北阪さんは先輩作家のこんな言葉を覚えているという。
「ラジオドラマが、テレビでも映画でも舞台でも劇画でもない、歴史と伝統の上に培われている優れた表現方法であること」。
映画やテレビドラマの愛好家は多いが、実はラジオドラマには映像が伴わない分、リスナーの想像力を高めることが多い。そういう点では、もっと聴かれてもいいと思うし、評判になってもいい。
この本では北阪さんの作品がしばしば登場する。良い脚本はどこが違うのか、それはもう読んでわかるしかない。
北阪さんも書いているが、いずれこの本を読んでラジオドラマを書くようになった、そんな脚本家が現れることだろう。
紙の本
ありがとうございます!!
2015/12/31 11:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MR北海道 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、自分の好きなら時の脚本家が書いた本で、自分も物語を作るうえで参考にしている。
本当に基礎がわかって、助かりました。
自分も脚本作りに没頭します!!