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- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/08/19
- 出版社: 新潮社
- サイズ:20cm/223p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-10-332012-8
読割 50
紙の本
気仙沼ニッティング物語 いいものを編む会社
著者 御手洗 瑞子 (著)
大切なのは仕事をつくり出し、生活の循環を取り戻すこと! マッキンゼー勤務後ブータン公務員を経て、震災後の気仙沼で編み物会社を起業。2年連続で黒字化し、編み物で「世界のKE...
気仙沼ニッティング物語 いいものを編む会社
気仙沼ニッティング物語―いいものを編む会社―
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商品説明
大切なのは仕事をつくり出し、生活の循環を取り戻すこと! マッキンゼー勤務後ブータン公務員を経て、震災後の気仙沼で編み物会社を起業。2年連続で黒字化し、編み物で「世界のKESENNUMA」を目指す著者の奮闘記。【「TRC MARC」の商品解説】
震災後の気仙沼で編み物会社を起業! 「地方」だからこそ、できること。被災地への最大の貢献は仕事を生み
出し、生活の循環を取り戻すこと。マッキンゼーを経てブータンの公務員、そして今度は気仙沼へ。傷跡がまだ残る現地に単身入った著者が、下宿しながら起業した会社は、初年度から黒字となり、市に納税を果たすまでに。編み物で「世界のKESENNUMA」を目指し、毎日てんやわんや奮闘中!【商品解説】
著者紹介
御手洗 瑞子
- 略歴
- 〈御手洗瑞子〉1985年東京生まれ。東京大学経済学部卒業。ブータン政府勤務などを経て、「気仙沼ニッティング」を起業。同代表取締役。著書に「ブータン、これでいいのだ」がある。
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紙の本
「やらなくてはいけないことがあるからやる。それだけだ」
2016/02/08 16:39
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「気仙沼で編み物の会社をやりたいんだけどさ。たまちゃん、社長やんない?」以前から親交があったとはいえ、こんなお誘いを受けた瑞子さん。誘ったのは糸井重里さん、誘われたたまちゃんマッキンゼー・カンパニーを経て、ブータン政府で初代首相フェローを務め、それから東日本大震災後に東北で産業復興のコンサルタントをしていました。
気仙沼出身でもなく、編み物が得意でもなく、わからないことだらけのたまちゃん。しかし「やらなくてはいけないことがあるからやる。それだけだ」「少なくとも、編み物の会社なら、明日にでも始められる」と、彼女は受けて立ちました。震災後の気仙沼で、下宿をしながら新しい会社を立ち上げるという、新しい冒険が始まったのです。
糸井重里さんの応援があり、編み物作家さんとの出会いがあり、地元の編み手さんを探すところからスタート。オリジナルの毛糸から作り、最初は4人の編み手さんで、最高にかっこいいカーディガンをオーダーメイドで作りました。値段は15万円。お客様は一生ものだと思って注文されています。
編み手さんが徐々に増え、編むセーターの種類も増えました。会社になったタイミングで、気仙沼 ニッテングの目指すことが発表されました。ちょっと書き抜いてみますね。
「誇り」をもって仕事をしていきたい。
「うれしさ」を伝えていきたい。
気仙沼の「稼げる会社」になりたい。
世界中のひとがお客さまに。
なんと心踊る「目指すこと」でしょう。
それぞれの編み手さんは自分のペースで編み上げ、たまに集合する「編み会」はまるで女子会のような雰囲気なのだそうですよ。
私が印象に残ったことは、商品の単価が高いので、お客さんは都市部の富裕層かと予想されますが、そうではなくて人口規模でいう10万人ほどの町からの注文が多いのだそう。ふだんから高級な服をたくさん買うのではなく、長く使えるいいものや作り手の見えるものにこそお金を使い、大切に使おうという価値観が窺えると書いてあったところでした。気仙沼 ニッテングのセーター、私も欲しいなと思いました。
紙の本
力強い会社
2015/10/20 13:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あっぷる - この投稿者のレビュー一覧を見る
気仙沼の土地と人柄がとても素晴らしい会社を生み出したという印象をうけた。その魅力を引き出したのが御手洗さんをはじめ最初の設立に手を貸した人々。これからの成長がとても楽しみな会社だと思います。