紙の本
撃撞の章
2018/05/31 21:44
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投稿者:じゃび - この投稿者のレビュー一覧を見る
吹毛剣を胡土児の元へ届けに行くのが史進というのがいい(その任務を王貴と宣凱がビビりながら史進に頼みに行くというのもいい)。曹正が孫につけた名前もいい。楊志のことを知る好漢は、もう彼くらいしかいなかったよね…。
志に対しどこか冷めていた李俊のそばに、どこか梁山泊に背を向け続けてきた王清をつけるという配置も見事だったと思う。
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北方岳飛伝
2015/09/01 02:57
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投稿者:こらさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
岳飛伝14を読んだ。毎回2時間くらいで読み終わってしまう。次が待ちどうしい。いかに北方が男を書くのか。潔さ、疵をなめる時の清さ、真剣に者と者がぶつかる面白さ、どこをとっても北方だ!!
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北方謙三著水滸伝シリーズ。水滸伝からの古参がまたひとり逝った。戦死ではなく海に溺れた子供を助けての死はなんとも呆気ないそれでもなんとなく納得。。久々の吸毛剣登場に感動。昔の登場人物達がチラホラ出てくる度に水滸伝から再読したくなるけど、その量に尻込みしてしまう。
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楊令の形見ともいえる吹毛剣が、史進の手で胡土児に渡されます。楊志という懐かしい名前もで出てきて、感慨深いです。
そして、李俊・・・。王清の笛を聴きながら逝く場面はもう・・(涙)。
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南方の秦蓉と岳飛がいよいよ南宋との戦いの為、北進し程雲率いる南宋軍との戦いが始まる、金のウジュンと梁山泊との戦いを前にして致死軍の候真が胡土児が楊令の子供である事を突き止め史進に形見の吹毛剣を胡土児に届け、ウジュンは吹毛剣での梁山泊との戦う事を避け北方の蒙古戦線に胡土児を派遣する。その北方では、楊令軍にも所属していて蒙古戦線の将軍耶律越里が死す。放浪の王清は南宋に追われ致死軍の羅辰に保護され日本に渡る。その日本では、李俊が静かに死す。
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いつまで続けるのが気になるが、相変わらず面白い。岳飛や梁山泊が勝つことは歴史的にあり得ないので、やがては終わるのだけど、もしかしてと思わせるようなストーリです。史進が胡土児に吹毛剣を届けるシーンは鳥肌ものでした。
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史進が胡土児に亡き父楊令の吹毛剣を届けるくだりは梁山泊シリーズの中でも、忘れられそうにないくらいぐっときた。
それにしても混江竜李俊が死んでしまって、梁山泊の生き残り史進だけになってしまった。史進の死にざまどうなるんだろう。
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秦容と岳飛の北進・東進が進む一方で,海陵王は南宋と講話して梁山泊への侵攻を準備~岳飛が景嚨を進発して,大理から南宋領を侵すが,高山兵のお陰で城を落とし,成都府まで十の砦を築いた。南宋の組織的な反攻がないのは,秦容が小梁山の兵を率いて北進しているからだ。王清が潜んでいる陳家荘が南宋に潰されそうになって,南へ脱出するが,港で会った張朔は王清と妻・鄭涼を十三湊へ送り込んだ。李俊が金居のような暮らしをしている。岳飛が東へ進むと背後に殺気を感じて,横に注意が払われなかったところを程雲に奇襲を掛けられた。梁山泊は胡吐児に父・楊令の吸毛剣を史進に託して届け,金の総帥・兀朮は北辺の地へと送り出す。楊令の剣で梁山泊と戦ってはならないという気持ちが双方に通じていた。南宋の秦檜は桑の栽培と絹織物を物産の軸に据え,戦費を楽々と稼ぐと踏んでいる。秦檜の腹心であった許礼は大理との国境線に追いやられれ,半年後の反転攻勢へ備える~この前の巻で,西遼の執政を母大虫と書いたが,顧大嫂でした!! 日本で隠居暮らしをしている李俊は,溺れそうになった日本人少年を助けて,王清に船に引き上げられたけど,結局・息を引き取ったのだろうなぁ
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★2015年10月30日読了『岳飛伝14 撃撞の章』北方謙三著 評価B+
これまでの冗長だった話が一気にトーンを変え、全面的な三者間での戦争へ再び突入する。風雲急を告げる第14巻である。やはり、北方謙三氏は、乱世に生きる男たちを描かせるとその筆の輝きが増す。
いよいよインドシナ半島方面の南国で力を養ってきた岳飛と狼牙秦容が北上し、南宋の支配地へと進軍。秦檜の国富策が実って、絹織物で国力を充実し始めた南宋と長期の撹乱戦に突入。
一方、戦う事を国の第一義に考える金国の海陵王とそれに暗黙の承認を与える軍の総帥ウジュは再び邪魔な梁山泊へ大軍を率いて戦いを仕掛け始める。それを受けて立つ梁山泊は、南から進入する岳飛、秦容を致死軍の諜報と兵站線によってサポートする。また、北方では金軍の進撃への備えも怠りなく進めていた。
西では、金軍の地方軍が西遼の物流拠点である沙谷津を狙って浸入するも、寡兵をもって徹底的に排撃する。
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いよいよ物語も終盤に入ってきたような気がする展開になってきましたね。岳飛と秦容の軍が北進して、本格的に南宋軍とぶつかり合いが始まったのと再度、梁山泊軍と金軍の全面衝突が始まりそうな気配になってきましたね。この最終決戦とも言うべき戦いの行く着く先は何なのか興味津々です!
また、楊令の吹毛剣があの人に受け継がれましたね。
そして李俊がついに・・・
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秦容・岳飛が北進し、南宋と開戦する。一方、程雲は埋伏し対抗する。胡土児に吹毛剣が渡され、李俊が静かに日本で亡くなるところまで。
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20160211 そろそろ終盤か。この先に付いては作者の思いで変わっていくのだろう。最後まで付き合えれば良いが。
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岳飛伝としては14巻目、大水滸としては38巻目。
岳飛が南宋へ、秦容が金へ仕掛け始めましたが、まだまだ決戦には至らないようです。
それよりも子供を助けて死んでいくオリジナルメンバーのパターンはいかがなものでしょうか。
今回もオリジナルメンバーの静かな死が訪れてしまいました。
櫛の歯が欠けていくような、歯ブラシの毛が抜けていくような・・・、史進はフラグがたっても前線で生き延びているのがすごいのですが。
次巻もたぶん決戦にはならないような予感です。
ちなみに歴史上の現時点は秦檜の死亡前くらいかな。
また、ジンギスカンのような少年が胡土児と対面するが、まさか「成吉思伝」とか「テムジン伝」とかまでいかないでしょうね。
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やはりいつか見た光景というか、もはや新鮮味に欠ける。
最後の戦いに向けてもう一盛り上がり作れるか。
もう最後まで読むしかないんだけれども…。
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楊令と岳飛の最初の出会いのようなものが、胡土児と蒙古軍の少年の間で繰り返された
胡土児はあまり好きではないけど、やっぱり嗚呼と思ってしまうな
李俊の死に方はとても好きだったなあ。史進がどういう反応をしたのかとても気になる。