紙の本
三毛猫ではなく、鼠
2011/11/28 12:00
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:renogoo - この投稿者のレビュー一覧を見る
三毛猫ではなく、鼠。
赤川次郎が時代物を書いていると知って、早速かりてみた。
赤川次郎というと、まんねり、定番、火曜サスペンス劇場、などの言葉がうかぶ。
あまり期待しないで読んだけれど、おもいほかおもしろかった。
タイトルどうり、鼠小僧の話。
鼠の次郎吉とその妹の小袖が活躍する。
6つの短編が入っていて、鼠と小袖が活躍するんだけど、結構あっさりしてる。
あっさりしてるけど、テンポよく書かれている。
よくある時代物につきものな江戸っ子魂とか人情とかもしつこく無く程々におさえてあり、読みやすい本だった。
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時代モノを
2021/08/25 23:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
あの赤川次郎さんが書くなんて……と読み始めました。短編ばかりなので、読みやすかったです。ストーリーはどれも勧善懲悪で、昔の時代劇、水戸黄門とか大岡越前を思い出しました
電子書籍
著者初の時代小説
2016/02/03 13:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Misty - この投稿者のレビュー一覧を見る
すらすら読めて退屈しなかったけれど、薄味で物足りなかった。
良くも悪くも「水戸黄門」のようなテレビの連続時代劇の原作という印象です。
時代考証が大雑把すぎるのもかなり気になりました。
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暫くぶりに読んだ赤川次郎作品がこの時代もの。
入院中に読了。
中学生くらいの時は沢山読んだなあ・・・プロメテウスの乙女とか。
内容は分かりやすいというか・・・娯楽時代劇ですね。
入院中はこれくらい明快な本の方がいいのかも。
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「表」の顔は、「甘酒屋次郎吉」と呼ばれる遊び人。しかし、その「裏」は、江戸で噂の盗賊・鼠小僧。一介の盗賊に過ぎないが、正義とやらにこだわって、一文にもならない事件に首を突っ込んでしまう。それもみな、江戸が故郷だから。この町で暮らす人々の幸せを見るのが何よりも好きだから―。今日も妹で小太刀の達人・小袖とともに、ひたむきに生きる庶民を助け、力を振りかざす強きをくじく。痛快エンタテインメント時代小説。
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なんだかんだ言ってシリーズ制覇。
めんどくさいこと抜きですいすい読める娯楽本。
でもこれ、鼠小僧が主人公じゃなくてもいいよね。
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これもたなぞうで教えてもらった本。(最近はそればかりか^^; ありがとうございます!)赤川次郎がこんな時代物を書いていたなんて知らなかった。楽しんで読めました。鼠小僧と妹小袖、それぞれいい持ち味です。いい兄妹なのになぁ、やっぱり最後はつかまってしまい無残な最期となるのかなぁ、などとちらっと考えたりしたせいか、明るいだけの気持ちではなかったけれど。一話一話はテンポ良く進むのでTVドラマになりそうです。私としては土曜夜NHKである30分の時代劇シリーズにぴったりではないかと思ったりしているのですが。
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鼠小僧である次郎吉が妹の小袖と組んで、時に理不尽な事や
町の人からの頼まれ事なんかを解決していく人情物語。
印象としてはテレビの時代劇のようです。
短編集だし軽くてわかりやすい。
悪くは無いんだけど、ちょっと物足りないかなぁ
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江戸の時代小説。
鼠小僧。名は、甘酒屋次郎吉。
妹、小袖と2人暮らし。
江戸の庶民の人情物語。
侍や大店のご主人の無理をかわす。
起つ
泳ぐ
化ける
討つ
騒ぐ
落ちる
の6編。
かっこいい兄妹の活躍にもかかわらず、
万事丸く収まるわけではないところがものがなしい。
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短編集になっていて、ひとつひとつどれから読んでも大丈夫、な内容で
起承転結がものすごくはっきりしています。
そのまんまの意味で『時代劇もの』でした。
鼠をする兄と、知っていても別段…な妹。
どちらも腕に自信あり、な感じで、特に危ない感じもなく
淡々と話は進んで終わっていきます。
何かが起こる→覗きに行く→濡れ衣な人がいる→真相を暴く、という
ある意味王道なので、安心して読めるものでした。
が、それ故にわくわく感はなし。
ご都合で、というわけではないので
話のつじつまはきっちり、でした。
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赤川次郎さんの鼠小僧シリーズ第一弾
表の顔は「甘酒屋次郎吉」と言う名の遊び人。
裏の顔は誰が呼んだか江戸を騒がす盗賊・鼠小僧。
盗人なのに金にならない事でも首を突っ込まずにはいられない。
江戸の庶民の為に今日も江戸を疾る
面白い。さすが赤川さんが書いた鼠小僧だけあってユーモラスに仕上がってますね。読んでいてとても気持ちよくなる小説でした。
鼠小僧が動くのは純粋な正義の為だけじゃ無いところがまたいいと思う。バリバリの正義の味方だけじゃなんとなく面白くないですし。。それに金の為に動いて無いのに結局悪人から金目の物を失敬してくるのあたりが笑えた。
次郎吉は妹の小袖と二人暮らしで小袖は小太刀の達人。その並の男では敵わぬ腕前でちょいちょい兄を助けているが、小袖は兄が鼠小僧である事を受け入れているだけじゃなく誇りにさえ思っているようにも思えた。
嫁に行くように次郎吉に言われた小袖は「小太刀で私に敵うひとなら。」と返している。この言葉が二人の関係性を物語っていると感じました。
この二人だからこそ鼠小僧は金だけではない盗賊をしていられるのだろうと思え、次回作の展開とともにこれからの二人を楽しみしていきたいと思います。
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鼠小僧の事は知識として知っていたけれど、小説として読むのは初めてかも。余計な情景描写や料理、美形や個性的なキャラで読者の気を引く事なく、潔いほど完結な文章がテンポ良く面白いです。人も良く死ぬし、やるせない話もありますが義賊・鼠小僧の人助けは読んでいて気持ちがいいです。
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痛快エンターテイメント。勧善懲悪の短編集。鼠は人殺しとは違うと言いながら、悪役を殺していて、キャラがぶれていると思った。
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14年1月からNHK総合でドラマ化されてるシリーズの原作と云うことで読んでみましたが、赤川さんらしい読みやすい文章で、面白かった。
タッキーと忽那汐里はあってるように感じる。
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現在進行形のシリーズ物。
現状6巻まで。
大御所・赤川次郎、
初の時代物ということで読んでみる。
タッキーでドラマ化もするみたい。
著者の作品は初めてだったけど、
代表作がたくさんあるのは知ってたし、
テーマが鼠小僧だし、
面白いのは間違いないだろうと
安心して全巻購入。
が。
こりゃだめだ。
自分には合わない。
シリーズ物だから段々愛着でて好きになってくるんだろうと
我慢して6巻読んだけど、
今のところ段々モヤモヤしてきてる。
まず描写が足りなすぎ。
最小限の描写で想像力をかき立てるのが著者のやり方かもしれないが、
描写が足りなすぎて、セリフも展開も強引になり、
事件解決に必要な人やものや状況が
全部都合良く登場してるように見える。
人情ものなのに余韻も何もあったもんじゃないし、
哀しさも粋さも薄過ぎる。
描写が少なくセリフが多く(しかも不自然で強引な)、
脚本とか読んでる気分になる。
そして何より違和感が半端無い。
セリフも行動も時代背景も。
若い町娘が一人で居酒屋で酒飲んでたり、
簡単に町人の主人公たちが敵を斬ったり、
しかもチャンバラの描写もなく一太刀であっさり侍斬られるし、
侍なのに町人の主人公に丁寧語だったり、
身分の差とか軽過ぎるし、
世を忍ぶ鼠小僧なのに
「ただ者じゃない」ってみんなにすぐばれるし、
「ただ者じゃない」だけで周りはいろんなことを全部納得してるし
普段の生活や立ち位置も怪し過ぎる。
大名が絡む事件とか、
すぐに「さる藩の...」みたいな逃げ方するところを見ると、
単純に調べないで書いてんだろうなあって思える。
描写の少なさは、
著者に不都合なところを省いてるだけのように見えてしまう。
本当のとこはどうなのか分からんけど、
いわゆる「時代小説」を想像すると裏切られる。
他の作品を読んでないから分からないけど、
他の作品もこんな感じだとすれば
なんで大御所とされてんのか理解できないレベル。
すごく偉そうに失礼なことを言うと、
素人が書いたみたいな小説。
期待した分がっかり。
ただ、表紙と表題のつけかたは好き。