- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/09/04
- 出版社: 日経BP社
- サイズ:19cm/438p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8222-5104-8
読割 50
紙の本
China 2049 秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」
【CIAエクセプショナル・パフォーマンス賞】米国を出し抜き、2049年に世界制覇を握るための秘密戦略、中国「100年マラソン」の全貌とは。親中派だった著者が中国の軍事戦略...
China 2049 秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」
China 2049
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商品説明
【CIAエクセプショナル・パフォーマンス賞】米国を出し抜き、2049年に世界制覇を握るための秘密戦略、中国「100年マラソン」の全貌とは。親中派だった著者が中国の軍事戦略研究の第一人者となり、世界の覇権を目指す中国の長期的戦略に警鐘を鳴らすまでを描く。【「TRC MARC」の商品解説】
本書はマイケル・ピルズベリーのCIAにおける経験に基づいて書かれ、CIAのエクセプショナル・パフォーマンス賞を受賞した。「パンダハガー(親中派)」のひとりだった著者が、中国の軍事戦略研究の第一人者となり、親中派と袂を分かち、世界の覇権を目指す中国の長期的戦略に警鐘を鳴らすようになるまでの驚くべき記録である。 本書が明かす中国の真の姿は、孫子の教えを守って如才なく野心を隠し、アメリカのアキレス腱を射抜く最善の方法を探しつづける極めて聡明な敵だ。我々は早急に強い行動をとらなければならない。
──R・ジェームズ・ウールジー(元CIA長官、民主主義防衛財団会長)
本書は米国における中国専門家として著名であるばかりでなく、米国政府の対中政策に最も深く関わってきたマイケル・ピルズベリー博士の中国論である。その本人が本書の冒頭で、米国は中国の国家戦略の根底にある意図を見抜くことができず、騙されつづけてきたと告白する。この告白は衝撃的である。
我々はこれほど中国に精通し、中国要人と交流のあった同博士でさえ中国に欺かれ続け、それを知らずに歴代米国政権が対中政策をピルズベリー博士の助言や勧告に基づいて進めてきた事実を知って今更の如く愕然とする。
──森本 敏(拓殖大学特任教授・元防衛大臣)
1990年代後半のクリントン政権時代、著者のマイケル・ピルズベリーは国防総省とCIAから、中国のアメリカを欺く能力と、それに該当する行動を調査せよ、と命じられた。諜報機関の資料、未発表の書類、中国の反体制派や学者へのインタビュー、中国語で書かれた文献をもとに、中国が隠していた秘密を調べはじめた。やがて見えてきたのは、中国のタカ派が、北京の指導者を通じてアメリカの政策決定者を操作し、情報や軍事的、技術的、経済的支援を得てきたというシナリオだった。これらのタカ派は、毛沢東以降の指導者の耳に、ある計画を吹き込んだ。それは、「過去100年に及ぶ屈辱に復讐すべく、中国共産党革命100周年に当たる2049年までに、世界の経済・軍事・政治のリーダーの地位をアメリカから奪取する」というものだ。この計画は「100年マラソン」と呼ばれるようになった。共産党の指導者は、アメリカとの関係が始まった時から、この計画を推し進めてきたのだ。そのゴールは復讐、つまり外国が中国に味わわせた過去の屈辱を「清算」することだった。
本書は、ニクソン政権からオバマ政権にいたるまで、米国の対中政策の中心的な立場にいた著者が、自分も今まで中国の巧みな情報戦略に騙されつづけてきたと認めたうえで、中国の知られざる秘密戦略「100年マラソン(The Hundred-Year Marathon)」の全貌を描いたものだ。日本に関する言及も随所にあり、これからの数十年先の世界情勢、日中関係、そしてビジネスや日常生活を見通すうえで、職種や年齢を問わず興味をそそる内容となっている。【商品解説】
米国防総省などで対中国政策に最も深くかかわってきた著者が暴く中国の野望。著者は米国も日本も、これまで中国にだまされて続けてきたと指摘。その上で、中国が米国を出し抜き、2049年に世界覇権を握るための「100年マラソン」の全貌を初めて明らかにする。中国ビジネス関係者必読の内容。 【本の内容】
目次
- 序 章 希望的観測
- 第1章 中国の夢
- 第2章 争う国々
- 第3章 アプローチしたのは中国
- 第4章 ミスター・ホワイトとミズ・グリーン
- 第5章 アメリカという巨大な悪魔
- 第6章 中国のメッセージポリス
- 第7章 シャショウジィエン
- 第8章 資本主義者の欺瞞
- 第9章 2049年の中国の世界秩序
著者紹介
マイケル・ピルズベリー
- 略歴
- 〈マイケル・ピルズベリー〉コロンビア大学大学院博士課程修了。ハドソン研究所中国戦略センター所長。国防総省顧問。対中国の防衛政策を担当。ハーバード大学リサーチフェロー、上院等4つの委員会のスタッフを歴任。
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そのときどうなっているのでしょうか。
2021/12/29 21:16
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kanye - この投稿者のレビュー一覧を見る
中国がこれまで何をしてきて,これからどうしようとしているのか,を知ることができました。2049年に世界はどうなっているのか,日本はどうなっているのか,本を読み終わって不安な気持ちになってしまいました。
紙の本
親中派や国連主義の人達にぜひ読んで欲しい本
2016/01/08 13:37
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ZATO - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は米国の対ソ・対中外交政策に深くかかわってきた著者の実体験に基づいています。親中派であった著者が、希望的観測に基づいていかに判断を誤ってきたか、それが中国の危険な台頭にいかに貢献してしまったかが、ややわかりにくい記述もあるものの、赤裸々に書かれていると思います。中国の台頭が危険であること、冊封体制、華夷秩序といったものに批判的な感覚を持っていた人にとっては、何を今更といった部分も多々ありますが、米国の親中派だった著者が、具体的な政策決定過程も含めて、ここまで記述しているのは読む価値があります。特に中国と仲良くすべきと考えている人や国連を平和実現のための組織だと思っている人にはぜひ読んで欲しい一冊です。
紙の本
やっぱりそうか!
2016/02/13 12:49
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:頑張れ元気 - この投稿者のレビュー一覧を見る
米中の国交正常化の前後から今に至るまで、裏話も交えた指摘は、あまりにリアルで恐ろしく感じた。グローバルな価値観を確立することが、緊急の大きな課題である。
紙の本
中国警戒論なら兵頭二十八のほうがオススメ
2016/02/03 09:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
先のビジョンがない。さんざん中国を甘やかしてきたが、最近増長しているのでアメリカは中国向けの支援をやめろ。というのが論旨だが、これ以降の中国問題への対処法などが明確でない。騙されてきた恨み節よりも、対中国のカウンターパートとして、ベトナムや韓国、ひいては日本との外交などを語るべきではないか。中国嫌いな人はそれなりに楽しく鬱憤をはらしてもらえると思うが、国際情勢を語る上で参考にはならない。
紙の本
現実の後だし
2015/10/31 13:08
5人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Teikoku - この投稿者のレビュー一覧を見る
南シナ海岩礁l近海への軍艦派遣が実際に行われ、この本にある100年計画にアメリカが気づいたように見える。しかし本書で三国演義を一部紹介しているのだが、正しく読み込めていない。著者やそのスタッフの語学能力のレベルがそんなに高くないことが露呈しており、中国指導層の内面を理解できているとは思えない。現実の状況にあわせての後知恵のように思える。