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商品説明
花鳥茶屋「せせらぎ」は上野不忍池に面したおよそ六百坪の敷地に、珍しい鳥を集めた禽舎や植物を配した行楽の苑であった。いかがわしさとは縁遠く、女子供にもたいそう受けがよい。子供のころ、手習いの師匠が語ってくれたさまざまな鳥の話に、足が痺れるのも忘れて幼馴染みたちと聞き入った勝次は、ここ「せせらぎ」で鳥かご職人の修業中だった。弟子入りして五年、仲間も皆、巣立ちの時を迎えようとしていた…。【「BOOK」データベースの商品解説】
初恋、友情、夢、仕事…。上野不忍池にある花鳥茶屋に集う幼馴染みの若者たちが、それぞれの巣立ちに向かって懸命に生きる、瑞々しくて豊潤な傑作時代小説。『小説NON』掲載に加筆・修正して単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
山雀の女 | 7−56 | |
---|---|---|
孔雀きらめく | 57−107 | |
とんだ鶯 | 109−164 |
著者紹介
志川 節子
- 略歴
- 〈志川節子〉1971年島根県生まれ。早稲田大学卒。2003年「七転び」でオール讀物新人賞を受賞。ほかの著書に「春はそこまで」「糸を手繰れば」がある。
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紙の本
幼馴染の若者たちの連作物。
2015/11/06 18:01
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
鳥のいる茶屋を背景に、五人の若い男女のそれぞれの暮らしや思いを各視点で綴った連作物。悪くはないし、丁寧に描けているとも思うが、好みではなかった。何が原因かよくわからないのだが、あまり惹きつけられるものを感じなかった。書き方にやや嘘くささを感じるからかもしれない。
ひとつ明確に気に入らない点としては、馬琴が脇役として出てくること。他の人物は架空の人物なのに、浮いている。若者たちの悩みの相談にのったりアドバイスにのったり、割といい人になっているが、馬琴の資料などを読んでいればとてもこんな風には書けないと思う。