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商品説明
古代から現代にいたるお金の歴史を通じて、人々の暮らしや経済の仕組みを紹介。円の誕生、日本銀行の創立、お金の電子化など、明治時代〜現代のお金について、豊富なカラー図版とともにわかりやすく解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
私たちが毎日何気なく使用しているお金は、日本ではいつごろ生まれ、どのように使われていたのでしょうか。今から1400年ぐらい前にお金は使われていました。それから現代の「円」にいたるまでの間に、様々なお金が現れたり、消えたりと大変複雑な歴史をたどってきました。本書では、古代から現代にいたるお金の歴史を通して人々の暮らしや経済の仕組みを豊富な写真や図版とともに、解説していきます。
●明治時代〜現代 「明治維新はお金の歴史においても大きな節目になりました。明治新政府は明治4年、通貨は円、銭、厘という単位に統一され、江戸時代の1両を1円とし、1円は100銭、1銭は10厘と定め、江戸時代は4進法だったものが欧米に合わせて10進法が採用されました。ここに円が誕生しました。」 ・円の誕生 ・円の裏づけは金と銀 ・紙幣を発行できる銀行はいくつもあった ・松方正義は金銀と交換できない紙幣を整理した ・日本銀行券の発行 ・銀価格が下落して銀を裏づけとする円も下落していた ・清から得た賠償金をもとに円の裏づけを金とした ・第1次世界大戦後不況 ・円の裏づけを金とする体制を離れる ・軍事費の増大 ・日銀にお金を印刷させる—打ち出の小槌 ・悪性インフレーション ・1ドル=360円 レートの設定 ・円相場はときどきの相場で変動することに ・貨幣の電子化 ほか【商品解説】
目次
- 近代国家になり、円が誕生する
- ◎江戸幕府は、お金をコントロールできなかった
- ◎価値のあるお金とないお金がある?
- ◎数多くの銀行が、紙幣を発行できた
- 日本銀行の創立と松方正義
- ◎金銀と交換できる紙幣とできない紙幣
- ◎お金をたくさん発行すると、物価が上がる
- ◎松方正義は、お金を焼き捨てた!?
- ◎日本銀行が開業し、近代国家の仲間入り
- 「銀から金」で、円の価値が安定
著者紹介
草野 正裕
- 略歴
- 〈草野正裕〉1945年滋賀県生まれ。神戸大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。博士(経済学、神戸大学)。甲南大学名誉教授。著書に「近世の市場経済と地域差」など。
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