- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/11/27
- 出版社: 日経BP社
- サイズ:19cm/221p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8222-7938-7
読割 50
紙の本
2020狂騒の東京オリンピック 稼げなければ、メダルは獲れない
著者 吉野 次郎 (著)
日本のスポーツ界は経済合理性では割り切れない不思議な世界。明治日本や米国のスポーツ界を考察し、2020年東京五輪を控えた日本の、アナクロニズムを浮かび上がらせる。『日経ビ...
2020狂騒の東京オリンピック 稼げなければ、メダルは獲れない
2020狂騒の東京オリンピック
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商品説明
日本のスポーツ界は経済合理性では割り切れない不思議な世界。明治日本や米国のスポーツ界を考察し、2020年東京五輪を控えた日本の、アナクロニズムを浮かび上がらせる。『日経ビジネス』掲載に加筆して再構成。【「TRC MARC」の商品解説】
新国立競技場のデザイン、建設費を巡る騒動の最中、東京五輪開催後に「新国立ジャイアンツ球場」として活用する案が浮上した。読売新聞グループが全面バックアップするも、永田町の主流派が猛反発、最終的に潰された。
経済合理性を無視してまで、新国立競技場を「国家のシンボル」に据える理由は何なのか。背景を探ると、そこには「国立競技場」に対して日本人が戦前から連綿と抱いてきたある想いがあった。
日本のスポーツ界は戦前から、「金もうけは卑しい」という価値観に囚われている。慈善事業として開催される甲子園や、観客に背を向け独自の哲学を貫く全日本柔道連盟。内紛を繰り返すスポーツ団体や採算度外視で赤字を垂れ流すスポーツスタジアムが、日本各地に点在する。米国スポーツ市場が約60兆円に成長したのに対し、日本はその20分の1の約3兆円しかない。稼げなければ、現役選手を鍛えることも、次世代の選手を発掘することもできないにも関わらず、である。
「日本のスポーツ界はいまだ戦時下にあり」????。経済記者が正面から取材をして見えてきたのは、時代錯誤のまま身動きが取れずにいる日本のスポーツ界だった。弱体化が進む市場に未来はあるのか。スポーツを巡る日本の現状と課題、そして解決の糸口を「経済的観点」から分析したルポルタージュ。【商品解説】
東京五輪を巡り、これまで起こった狂想曲をつぶさに振り返るほか、この先起こる課題をあぶり出し、日本のスポーツ界の闇をうきぼりにする。【本の内容】
目次
- 【1章】国家の“喜劇”
- 破綻の序曲/14人の重鎮たち/「困ってしまった」ザハ設計事務所/「皆で考えればいい」、JSCトップの甘い認識/“徹頭徹尾”リーダー不在/安藤忠雄の軽いノリ/国家神道の残像/新国立だけじゃない、ずさんな整備計画
- 【2章】遠き金メダル
- 甲子園200年分の売り上げ/天皇が引き出した柔道家の本音/青山霊園で黙祷捧げる4人の老人/為末大が予言、「競技団体の半数は破綻する」/村社会で権力闘争に明け暮れる/川淵三郎の処方箋/五輪メダルは“カネで買う”
- 【3章】戦争の残滓
- 汚職政治家が残した借金/丘陵地に出現した巨大スポーツ施設群/地元潤す集客マシン/21世紀の「軍国主義」/殺風景な「都市公園」/皆ハッピーになれるフットボール場/ヤンキース、本拠地一新で急成長
- 【4章】夜明け前
著者紹介
吉野 次郎
- 略歴
- 〈吉野次郎〉慶応義塾大学環境情報学部卒業。日経ビジネス記者。日本経済新聞社に出向し、電子編集部、企業報道部に所属。著書に「テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか」など。
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