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紙の本
ぼくたち日本の味方です (文春文庫)
著者 内田 樹 (著)
3・11以降の「もう元には戻れない日本」で、我々はどう生きるのか? 右肩上がりの幻想も、予定調和の幸福も、従来型の日本モデルの勝利感もない時代に、稀代の論客ふたりが新しい...
ぼくたち日本の味方です (文春文庫)
ぼくたち日本の味方です
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商品説明
3・11以降の「もう元には戻れない日本」で、我々はどう生きるのか? 右肩上がりの幻想も、予定調和の幸福も、従来型の日本モデルの勝利感もない時代に、稀代の論客ふたりが新しい日本の愛し方を模索する。〔「どんどん沈む日本をそれでも愛せますか?」(ロッキング・オン 2012年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】
3.11後の日本をどう生きるか――
右肩上がりの幻想も、予定調和の幸福も、従来型の日本モデルの勝利感もない時代に、新しい日本の愛し方を模索する感動の対話。【商品解説】
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紙の本
表紙がなんとなくよかった。
2015/11/29 00:33
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:朝に道を聞かば夕に死すとも。かなり。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2人のおじさんが「この世界は私たちだけのものじゃないからパッサーとして、ガタついている世の中を少しでもマシな状態でパスしたい」と話し合います。
原発の話では、別に私たちは法的に間違った事をしたわけではないけど、あれほどの規模の国土を自分たちの「人災」のせいで失ったことに対し、責任の取り方が難しい。
チェルノブイリ原発事故を見ても、他国の事は記号的に見ていた私たち。そして「安心社会」は実は自分たちの「世間」だけで通用しない理屈だったって気づいて動揺しています。
原発については何にも考えず気分で判断してきたから、どんな言葉を持てばいいのかわからない。どう子どもに説明したらいいのかわかんない。だから震災の話は重苦しい。
内田さんは「第1に国土の保全、第2に国民の健康」に優先順位があって「これはお金の問題なんだよ」って言われたら「そうなのか」って思うのはどうなの?オレは与(くみ)しないよって言います。
高橋さんがおもしろいお話をしていました。山口県の祝島で反対運動を30年やっていて、やってる人がほとんどがおばあちゃんで、島の中を25分回ったらおしまいで、「原発反対」とか言っているけどみんな歩きながら世間話している、っていうのがなんか東浩紀さんの「弱いつながり」を思い出しました。
紙の本
安心感をくれる対談
2016/05/31 09:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぎんがむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日頃ニュースを見聞きしながら私が感じていることをそのまま言葉にしてもらったようで、とても嬉しくなりました。対談であるせいか、文字を追うだけでは理解するのが少し難しいところがあります。じっくり繰り返し読みたいです。