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商品説明
小児がん病棟で「子どもたちと共に楽しむ」ことをモットーに活動してきた学生ボランティアは、なぜ活動を続け、またその活動はなぜ受け入れられたのか。活動に関わった様々な立場の行為者に対する調査からその問いと向き合う。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
李 永淑
- 略歴
- 〈李永淑〉1975年兵庫県生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得満期退学後、同大にて博士号(人間科学)取得。帝京大学文学部社会学科専任講師。
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紙の本
病院内での学生ボランティア活動に光を当てた力作
2016/01/11 10:42
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投稿者:名古屋めし - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は、小児ガン病棟における学生ボランティアを、ケアされる側の子供とその家族にとっても、病院スタッフにとっても、有意義なものとしてその実際の姿を紹介している。
幼くしてがんという辛い状況を背負わされた子供に対して、存在意義を感じてもらう働きを、ほぼ偶然その立場を負うことになった著者と、学生が悪戦苦闘しながら取り組む姿に、感動した。
いまだ発展途上で、明確な定義のないテーマについて、読者の興味を持たせつつ、本にしていくのは、著者にとって辛い作業であるが、この活動の意義を何とか伝えようとする著者の思いが伝わってくる。
昨今、海外の大学の修士・博士課程に進学するに際して、ボランティア経験が要求されるケースがあるが、心理学専攻の学生に対して、本書の事例は参考になると考える。