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紙の本
「東京電力」研究 排除の系譜 (角川文庫)
著者 斎藤 貴男 (著)
【いける本大賞(第3回)】日本を代表する企業であり、名門であったはずの東京電力。その内実は、異論を許さぬ強権“村社会”だった。その体質を、社会的・歴史的に徹底取材して抉り...
「東京電力」研究 排除の系譜 (角川文庫)
「東京電力」研究 排除の系譜
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商品説明
【いける本大賞(第3回)】日本を代表する企業であり、名門であったはずの東京電力。その内実は、異論を許さぬ強権“村社会”だった。その体質を、社会的・歴史的に徹底取材して抉り出す。大幅加筆し、文庫版新章を追加。〔講談社 2012年刊の改訂増補〕【「TRC MARC」の商品解説】
日本を代表する企業が失墜したのはなぜか? 名経営者も輩出し、名門であったはずの東京電力。実態は異論を許さぬ強権“村社会”だった。安全神話を守るために安全を度外視していき、アメリカへの一方的従属、管理・監視の自己目的化を進める。その果てに分割・民営化の先駆となった排除の体質。東電の本質を、社会的・歴史的に徹底取材して抉り出した“現代の古典”。大幅加筆し、無責任国家・企業に驚愕したすべての人に捧げる。解説・池上彰氏
単行本刊行時、池上彰氏、奥村宏氏、白井聡氏、森永卓郎氏、武田徹氏、新藤宗幸氏ら名だたるジャーナリスト・経済学者・エコノミストらが絶賛。さらに朝日、毎日、東京はじめ各紙で書評され、出版界の有志が1年で最も良かったと思える人文・社会科学の作品に贈る第三回「いける本大賞」をも受賞した大作。
文庫版では、『長崎の鐘』で聖者のイメージがある永井隆の人物像をえぐる論考が、文庫版新章として書き下ろされている。
一つの企業から、日本が見える。
【商品解説】
安全神話を守るため安全を度外視する逆説。管理・監視の自己目的化。そして分割・民営化の先駆。「東京電力」その本質を社会的・歴史的に徹底取材して抉り出す“現代の古典”。我々はなぜ原発を選んだのか?【本の内容】
目次
- はじめに
- 序 章 人災と「中国ツアー」
- 第一章 安全神話のパラドックス
- 第二章 保守論壇のタニマチ
- 第三章 木川田一隆「人間開発」の欺瞞
- 第四章 幻の電源爆破
- 第五章 「勲章を拒否するほど偉くない」平岩外四
- 第六章 驕慢なる統治機構
- 最終章 せめてもの希望を
- あとがき
著者紹介
斎藤 貴男
- 略歴
- ジャーナリスト。1958年、東京生まれ。 早稲田大学商学部卒業、英国バーミンガム大学大学院終了(国際学MA)。「日本工業新聞」記者、「週刊文春」記者などを経て独立。2012年『「東京電力」研究 排除の系譜』(講談社)で第三回「いける本」大賞を受賞。主な著書に『機会不平等』『梶原一騎伝』(以上、文春文庫)『安心のファシズム』 『ルポ 改憲潮流』(以上、岩波新書)『経済学は人間を幸せにできるのか』(平凡社)『民意のつくられかた』(岩波現代文庫)『消費税のカラクリ』(講談社現代新書) など多数。
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緻密な取材
2016/01/28 22:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
緻密な取材だと思う。世間にあまり出ない、この業界の裏の部分まで判り易く説明されており、一気に読んだ初回の読後に、さらに丁寧にもう一回読み直す気持ちになった。お勧めの本です。