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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性アイドルが主人公ですね。
加藤さんの作品は、自分が芸能界にいることをうまく活かした作品になっていて、ホントにこうなんだろうな…と説得力があって面白いです。
これからも執筆を続けてほしいです。
紙の本
おどろき
2017/09/15 21:38
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投稿者:ゆんゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直ジャニーズが書いたものがから興味本位で手に取った。
ただ、中身はすごかった。
本当の芸能界の姿ではないと思うけど、
女性目線の芸能界が生々しくてあっけにとられた。
女性の気持ちがとてもリアルだったので女性の方にお勧めしたい。
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NEWSの人だし、たいしたことはないだろう
と思って読み始め...すみませんでした。
あっという間に読み終えてしまいました。
素直におもしろかったです。
違う作品も読んでみようと思います。
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エンタメとしての小説としては、前作のデビュー作を越えて、見せ方の強弱が強調された凹凸の激しい印象。
芸能界という舞台を上手く題材として取り込むことに成功しているのは、作者自身がその業界の人間だから故の特色だろう。今作はよりその手の色合いが増している。
二つの視点から一つの終着点へと向かう物語は、中盤までの組立がすごく上手い。その反面で内容は面白いのに後半は駆け足だったり、(嫌いではないが)ご都合主義的な展開が目立った気がする。それでも、作者にしか描けない世界と、そのエンディングは美しかった。
作者として、二冊目の小説を書いて出版することというのは、多分消費者側が思うよりも深刻な問題で、それを乗り越えていくのは難しいのだろうが、その心配を杞憂に終わらせる腕は、あとがきを読むに当時のグループ事情による心境の影響もあるのだろうが、かなりのものだと思うと、今後も目が離せない作家として着目される日もそう長くないのではと思う。
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人気アイドルグループのメンバー・亜希子は、世代交代の現実に思い悩み大物俳優と不倫を続けている。最愛の妻を亡くし、ゴシップカメラマンとして生計を立てる巧はそのスクープを狙っていた。2人はある事件を機に出会い、思いがけない逃避行が始まる。瞬く光の渦の中で本当の自分を見つけられるのか。渋谷スクランブル交差点で激しく交錯するパパラッチと女性アイドルの人生ー愛と再生を描く失踪感あふれるエンタメ小説。
加藤シゲアキ執筆2作目。彼の作品を読むのは3作目になるけどとても面白かった。
心に・身体に傷をつけていた男女が出会い、再生の道へ。逃避行の最後のゲリラ撮影の場面はちょっと胸が熱くなった。
こちらも是非映像化してもらいたいな。
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シゲの小説2作目。
シゲの気持ちが投影された作品。
私は、逃げている。
勘違いをしてはいけないことを、ちゃんとわきまえている。少なくともつもり。
ひとつの事実のまま、時間をとめてはいけなくて。
そういうことだ。
本を読んでる時間だけは、違う自分に。なれる。
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加藤くんが描く世界観がおもしろかった。うまく説明できないけどゲームとかドラマっぽい感覚。それは自分にはアイドルや芸能界が遠いものだからかな。現実味は感じられなかった。登場人物の感情の移りはリアル。もっと別の関連本を読んでみたいと思った。
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この作者が書く世界は色がついて見える気がする。この作品だと、暗闇に浮かぶ様々な無数のペンライトの色。アイドルグループの亜希子の不倫話。その不倫をパパラッチしようとする巧。訳あって彼女と彼が逃避行する部分は映画のワンシーンのようだ。この本を読む人の大部分が知らないであろう「中村一義」の曲、「キャノンボール」が使われていた事に衝撃を受けた。歌詞の「僕は死ぬように生きていたくない。そこに愛が待つゆえに」という部分が引用してある。私の自分への応援歌なのだ。ジムでランニングマシーンを使う時に聴く、曲の1曲目がこの曲なのだ。ペンライトの光で極彩色に見えた世界が実はモノクロだったとは。やられたなぁ。
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パパラッチ・巧とアイドル・亜希子との逃避行。
不倫の激写。
芸能人ならよくあることなのかな。
マネージャーの小林さんが無事なのか気になる。
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驚いた。こんな文が書けるなんてと。
読み始めた頃は正直なところ私の普段読まない文体でかなり困惑しましたが3頁ぐらい過ぎたらそんなの何でもなくなる程引き込まれました。
とても鮮やかでした。
終盤のスクランブル交差点のシーンがとても美しくて好きです。
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そのうちアニメ化されそうなくらい映像が浮かぶ文章だった。雨の墓地、ホテル前の殴り合い、中華料理店での乱闘、カーチェイスなどなど。2人が逃避行した秩父長瀞が勤務地の近くでちょっと笑った。田舎なんだな。解説でミズミンが泥酔して介抱されたって書いてあるけど、泥酔したのはミズミンの彼氏で彼女は介抱した側だー。
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著者はジャニーズのNEWSのメンバー。辛い過去の囚人となり今の自分を肯定できずにもがいていたパパラッチとアイドルが、それぞれに自分を取り戻していく物語。芸能界の陰の部分が垣間見える面白さがある。
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ものすごく上から目線になりますが、読んでいてとっても「若々しい」なぁと思いました。勢いは凄いけど、途中笑ってしまうくらいクサいシーンや台詞があって気恥ずかしさすら感じます。また巧とアッキーが惹かれていく心情が薄過ぎて完全にストーリーの勢いについて行けてません。かなりエキセントリックに物事が進んでいくので、それがシーンのクサさと相まり「ギャグか?」としか思えない展開になります。私の場合は著者がジャニーズという事が良い方に働き最後まで読めましたが無理な人は無理だろうな。
ただ芸能界という自分の得意なフィールドで勝負しているのは変に背伸びしてなくて良いなぁと思いました。
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義父の多一郎や香緒里など魅力的な脇役にウルっとさせられる場面がたくさんありました。筆者がアイドルとして有名ゆえ、顔が目に浮かんでしまうということを逆手に取ったような作品でした。彼がどんな心情でこの小説を書いたのか、とても興味が湧きました。
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加藤シゲアキさんの2作目読了です。
一作目はお借りして読んだピンクとグレー。
NEWSというジャニーズアイドルグループに所属している
加藤シゲアキが書く世界とはどんなものか?と期待して読み、
想像以上に作家適性の高さに驚いたことを記憶しています。
そのいい思い出が今作も読もうと思わされた一因ですが、
実際に読んでみて良かったなぁと思いました。
パパラッチの主人公が女性アイドルグループのスクープを追うという
芸能界関連の舞台設定であり、
その世界を知っている強みを生かしてますね。
そして主人公の抱えている重い過去と
スクープを狙われた女性アイドルの重い過去と
それぞれが響きあってシンクロしていく様は
なかなか美しいものがありました。
色々と細かい設定もされていましたが、
それぞれが物語の中でしっかり息づいていたのが
力量を感じさせる一作だったと思います。
結末も綺麗に終わってくれる作品でして、
非常に読後感も良かったです。
今後の加藤シゲアキ作品にも期待ですね。