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読割 50
紙の本
桃色無限ループ (イースト・プレス悦文庫)
著者 庵乃 音人 (著)
27歳の豊は、冴えないサラリーマン。営業成績は一向に上がらず、同期の吉川とはどんどん差が広がるばかりだった。そんな時、後輩である静江に密かな想いを抱く。隣室に暮らす美しい...
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桃色無限ループ (イースト・プレス悦文庫)
桃色無限ループ
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商品説明
27歳の豊は、冴えないサラリーマン。営業成績は一向に上がらず、同期の吉川とはどんどん差が広がるばかりだった。そんな時、後輩である静江に密かな想いを抱く。隣室に暮らす美しい未亡人・小夜子に邪な気持ちを抱くことはあっても、静江に認めてもらいたい一心で仕事に打ち込んでいた。そんな時、ひょんなことから吉川と静江が交際していることを知ってしまい、やけになった豊は同窓会で酩酊。気付いた時にはかつてクラスのマドンナだった人妻・美紀と二人きりでバーにいて…。【「BOOK」データベースの商品解説】
目次
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紙の本
ループは抽象的な意味にあらず
2015/11/19 19:42
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルの「ループ」はどういった意味合いなのか?と思いながら読み始めた……そのままの意味だった。『ずっと、触ってほしかった』(角川文庫)でゴースト系ファンタジーを、『初恋リターン』(竹書房ラブロマン文庫)ではパラレルワールドを題材にした作者が今回もまたファンタジーな要素を大胆に盛り込んだ作品だった。主人公が時間旅行を繰り返す3年間は、自らの人生を顧みながら、自らの人生を決める重要な期間である。
パッとしない主人公が密かに想いを寄せるのは職場の後輩OL。しかし、想いを伝える間もなく、それ以前に想いを伝える度胸もないまま他の男に言い寄られるピンチが訪れる。ここが時間旅行の起点となる。その原因も理由も分からぬまま未来へ飛ばされる訳だが、それらを考察するのはSF小説に譲るかの潔さで話は進む。3年後に訪れるのは、要するに「そのままだったら」という未来の姿であり、これが3度繰り返される。ただし、戻った時に同じ轍を踏まぬよう努める主人公にはその後も新たな選択肢が訪れることで3度とも異なる未来を迎えている。ここに展開の面白さがあるのだが、思いもしない小さな事柄が後の人生を大きく変えることもあるという含蓄が込められているようで興味深い。また、どの未来も選択を自覚することなしに、ある意味では流されるままに選んでいる、選ばされている点も見逃せないポイントと言える。ここまでの主人公は基本的に受け身である。
だがしかし、3度目ともなると多少の予兆らしきものは感じるようで、それによって急に未来のことを喋り出す人になったり、無軌道故の堕落した生活に陥ったりもしている。まるでゲームのバッドエンドからのリプレイを強制的に続けさせられているからでもあるが、自らの強い意志が伴っていないからとの見方もできる。運命はやって来るものではなく自ら掴み取るものといったメッセージとも汲み取れるが、最後は心優しきサブヒロイン達の計らいがそれを自覚させる。庵乃作品ではお馴染みの展開ではあるが、メインと心結ばれるためにサブヒロイン達(本作ではかつての同級生な人妻に隣の未亡人とその娘が登場する)が礎となってくれるのである。
だからと言ってメインの後輩OLとすんなり結ばれることはなく、ここからは庵乃メロドラマ路線の真骨頂とも称したいすれ違いで読み手をやきもきさせるのだが、最後はもぅ反則でしょ!と言いたくなるほど純真かつ真っ正直なOLの健気さと一途さが都合の良い展開とも感じる部分を消し去る素敵なラヴストーリーで締め括られるのである。
今回もまた「がに股」や「剛毛」に「大きな乳輪」といったキーワードが出てくる官能面はやや控えめながら全体としては悪くない。何より前半は寝取られ風味な描写もあって興奮も高まる。ただ、内心とは裏腹に強引な迫りを見せる中盤は最近の庵乃作品によく見られる官能描写ではあるものの、本作においては今少しマイルドな方が向いていたかな?という気もした。もっとも、その直後には本作で最も淫靡な母娘丼が用意されてはいるのだが。