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「歌」の精神史 (中公文庫)
著者 山折 哲雄 (著)
伝統的詩歌と歌謡に底流する生命の昻揚感と無常観。その叙情を、われわれ日本人はもはや喪失してしまったのか。いまこそ、「歌」の精神を取り戻すときではないか。叙情の復権を説く力...
「歌」の精神史 (中公文庫)
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商品説明
伝統的詩歌と歌謡に底流する生命の昻揚感と無常観。その叙情を、われわれ日本人はもはや喪失してしまったのか。いまこそ、「歌」の精神を取り戻すときではないか。叙情の復権を説く力作論考。【「TRC MARC」の商品解説】
日本の伝統的詩歌と歌謡に底流する生命の昂揚感と無常観。万葉以来の生命のリズムであり、魂の躍動を促す叙情の復権を説く力作論考。【本の内容】
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宗教学者で、評論家である山折哲雄氏による今こそ叙情の精神を取り戻す時であることを訴える熱意のこもった一冊です!
2020/09/09 09:23
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、宗教史及び思想史を専門に研究され、『日本のこころ、日本人のこころ』、『日本文明とは何か パクス・ヤポニカの可能性』、『デクノボーになりたい 私の宮沢賢治』、『ブッダは、なぜ子を捨てたか』などの著作を発表しておられる宗教学者で、評論家の山折哲雄氏の作品です。同書の中で著者は、「いま、叙情が危ない。われわれのこころの世界が乾き、叙情を受け容れる器が水漏れをおこしているのではないか」と警告を発せられています。叙情とは、万葉以来の生命のリズムのことであり、日常の言葉を詩の形に結晶させる泉のことだそうです。それが危機に瀕しているのは、歌の調べが固有のリズムを喪失しているからではないかと著者は推測します。いまこそ、「歌」の精神を取り戻す時ではないのかと多くの読者に訴える著者の熱意を込めた一冊です。