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紙の本
友罪 (集英社文庫)
著者 薬丸 岳 (著)
あなたは“その過去”を知っても友達でいられますか?埼玉の小さな町工場に就職した益田は、同日に入社した鈴木と出会う。無口で陰のある鈴木だったが、同い年の二人は次第に打ち解け...
友罪 (集英社文庫)
友罪
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商品説明
あなたは“その過去”を知っても友達でいられますか?埼玉の小さな町工場に就職した益田は、同日に入社した鈴木と出会う。無口で陰のある鈴木だったが、同い年の二人は次第に打ち解けてゆく。しかし、あるとき益田は、鈴木が十四年前、連続児童殺傷で日本中を震え上がらせた「黒蛇神事件」の犯人ではないかと疑惑を抱くようになり―。少年犯罪のその後を描いた、著者渾身の長編小説。【「BOOK」データベースの商品解説】
埼玉の小さな町工場に就職した益田は、同日に入社した鈴木と次第に打ち解けてゆく。だが益田は、鈴木が、連続児童殺傷で日本中を震え上がらせた事件の犯人ではないかと疑惑を抱くようになり…。少年犯罪のその後を描いた長編。〔2013年刊の加筆・修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
あなたは友が犯した過去の罪を許せますか。少年犯罪を償い出所した鈴木。住み込みの職場で仲良くなった益田は、あることをきっかけに彼の過去に気付き……。著者渾身の長編小説。(解説/瀧井朝世)
【商品解説】
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電子書籍
少年
2018/05/22 14:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
少年犯罪の闇を描いているようで、いっきに読んでしまいました。夜読んで、寝る時間も削って夢中で読みました。
電子書籍
納得いかない
2021/10/27 16:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しかしかく - この投稿者のレビュー一覧を見る
申し訳ないけど、納得いかなかったです。
主人公にとっては良い人だったのかもしれけど、悪事を犯した人にしか見えませんでした。
紙の本
許されない。
2018/09/20 01:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
人を殺したら年齢など関係なく
罪を償うべきだと思う。
名前を変えて顔を変えて
何食わぬ顔で生きているなんて
私には許せない。
社会どころか遺族にさえ犯人の名前すら
教えてもらえないなんて殺され損でしかない。
彼は喜んだり楽しんだりしてはいけない、
笑ったりしてはいけないのだと思う。
電子書籍
生きるということ
2018/01/11 22:10
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ケイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
過ちを犯したことがないと胸を張って言える人はどれほどいるだろう。
過去の自分を消すことはできない。背負って生き続けるしかない。
傷つけられた側が許せない気持ちも、一度の過ちで世間から拒絶される恐怖も、理解を超えた犯罪者を恐れる心理も、想像すると胸が苦しくなる。
反省のない犯罪者もきっといる。一方で狂おしいまでに自分を責めるごく普通の市井の人もいる。深く考えずに騒ぎ立てたり面白がったり正義を振りかざしたりする人間もいる。
大勢に逆らって自分の意見を表明することの難しさ。
ジャーナリズム。
贖罪。
改めて考えさせられた。
読み進めるのが怖かった。でもやはり薬丸岳。救われる。
紙の本
感想をどう表現すればいいのか
2016/06/30 19:51
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
薬丸岳氏の作品は前から一度読んでみたいと思っていました。たまたま入った書店でこの作品が平積みされており、タイトルに惹かれて購入しました。
さて、感想なんですが正直に書くと私の能力では自分が読んでいる最中や読み終わった今、感じたことや考えたことを表現することができません。
それでも、なんとか言葉を探し出して書くのなら
頭で考えることと心で感じることを一致させ、それをさらに行動に移すことのなんと難しいことか!です。
紙の本
友罪
2023/12/13 18:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
失業し住むところを失って社員寮があるというだけで町の工場に就職したマスコミ志望の益田。偶然同じ日に入社した鈴木とは年齢も同じであった。しかし鈴木には言葉で言い表せない不思議な空気を身に纏っていた。鈴木はなんと日本中を震撼させた連続児童殺傷犯であった。益田が鈴木の過去を知ったときに考えたこととは・・・・・。
最後の最後で益田の友罪という意味が理解できました。しかし益田の記事を都合のいいように加工したマスコミの見識を疑いますね。と同時に人の不幸を笑うマスコミって本当に必要かどうかも疑問ですね。周りの人までも不幸や絶望に追い込むことが果たして必要なのでしょうかね?テレビも雑誌もワイドショー化してますね。
紙の本
1982年生まれであれば
2022/04/14 08:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
あの事件と瞬時に結び付けてしまうでしょう。贖罪と友情が両立するのかというテーマが、全編を通して重く伸し掛かってきます。
紙の本
傷、闇、正義、正解はあるのか
2018/06/20 09:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:CHANRIE - この投稿者のレビュー一覧を見る
もし、身近な人が世界を震撼させるほどの事件を起こした殺人犯だったら。
誰かを傷つけたり、傷つけられたり、
人は誰しも闇を抱えて生きている。
大事なのは、その闇と向き合って生きているか。
関わらずに生きてしまえれば、それはそれで幸せなんだろうけど、
もし、と問いかけられているところに
向き合って生きる事の大切さを考えさせらた。
知らずに彼と親しくなった同僚益田の葛藤は、まさしく私の葛藤。
ラストは綺麗事過ぎず、救われた気がした。
紙の本
薬丸岳ワールド
2018/05/31 18:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画の宣伝を見て興味を持って購入したため、ある程度中身を知った上で読み始めたので、どうかなと思ったが、それでも十分楽しめた。主人公の心が揺れ動く様がしっかり描かれていると感じた。ラストも綺麗事すぎず、しかし希望も持てて、満足できた。
電子書籍
読み続けるのが怖かった
2017/10/13 14:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:dekakiki - この投稿者のレビュー一覧を見る
結末を知ってしまうのが恐ろしいような気がして、読み続けるのをためらったほど、衝撃的。読後に涙してしまった。
紙の本
タイトルの妙
2019/01/30 22:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まっしゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る
有罪と書かないところがまさにタイトルの妙である。
薬丸 岳 の真骨頂と言うべきか、「読ませる」物語が巧みに描かれている。巧み過ぎて、読んでいてもどこが巧みなのか気が付かないくらいに、、、で、あとがきの解説を読んでみて、あー確かにそうだよねと気付かされる。少し時間を置いてからまた読みたい一冊である。
電子書籍
言わずと知れた
2018/12/31 17:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
あの事件をモチーフにした感じから犯罪者擁護みたいに言われて叩かれたりしてましたが、薬丸さんは別の作品でも少年犯罪者を描いていますね。そこから始まる物語からどんどん引き込まれるので、この作品も楽しみです。映画との違いも楽しみたい。
紙の本
思わず
2016/02/08 23:18
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Gam - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々に夢中になり読みきりました。あっという間でした。それほど引き込まれました。小説の世界に。登場人物も少ないですが、一人一人の人物が本当に現実の世界と勘違いさせられるくらいによく設定されてます。本当にお勧めします。
紙の本
考えさせられる作品
2015/12/22 10:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:レノキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供から、大人まで多くの人にぜひとも読んでもらいたい作品です。
現代社会の問題を反映している。
ジャーナリストの方々が読後に、どのような感想を持たれるかの興味もわかせます。
紙の本
絶望的な人生に散々苦悩し抜いた先に、見えてくる本当のもの。 どんなことがあっても、人間は生きて生きて、生き抜いていかなければならない。
2022/11/05 09:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
「益田くんはぼくのことを救ってくれた。ぼくを救ってくれた唯一の親友だから」
「自分のことを必要としてくれる友達に初めて出会えて、本当に嬉しかったんだ」
こんな言葉を自分にかけてくれる職場の同僚が、過去に殺人を犯していたとしたら。
それも、日本中を震撼させた幼児連続殺害の犯人の「元少年A」だったとしたら。
かつて「正体」(染井為人著)のレビューを投稿した際に、友人から「薬丸岳の『有罪』を思い出した」とコメントをもらい手に取った。
ジャーナリスト志望の益田純一は、埼玉県川口市のステンレス加工会社に就職。
夢破れ、アパートも出なければならなかった彼が、とりあえず就職した社員寮つきの会社だ。
同日に、同じ27歳の鈴木秀人と入社した。
尋常ではない雰囲気で、周囲との交流を避けていた彼とも益田は打ち解けていく。
事務員の藤沢美代子には消してしまいたい過去があった。
「別に悪いことなんかしてないじゃないか。人を殺したわけでもないし、罪を犯したわけでもない。逃げ回ることなんかないよ」
親しくなった鈴木は、美代子にこう言葉をかける。
元交際相手に執拗に追いかけ回され、人生をめちゃくちゃにされてきた美代子の心にほんの少しの明かりが差す。
人の過去を詮索してみたいと思うのも、人間。
かつての凶悪犯を許せず、安全地帯からの正義感でつるし上げてしまうのも、人間。
そして、目の前の人を何よりも大切にしたいと思うのも、人間。
天国も地獄も。
菩薩も畜生も。
穏やかな心も怒りの心も。
すべて同じ人間の生命。
それは縁によって呼び出されてくる。
人間の尊さも醜さも、徹底して描ききられている。
だからこそ、人を殺してはいけない。自分で生命を絶ってもいけない。
絶望的な人生に散々苦悩し抜いた先に、見えてくる本当のもの。
どんなことがあっても、人間は生きて生きて、生き抜いていかなければならない。