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商品説明
【開高健ノンフィクション賞(第13回)】日中戦争の最中、旧満州に存在した最高学府「満州建国大学」。日本、中国、朝鮮、モンゴル、ロシアの若者が「五族協和」の実践をめざし夢見たものとは? スーパーエリートたちが生き抜いた戦後を追う。【「TRC MARC」の商品解説】
"日中戦争の最中、旧満州(現・中国東北部)に存在した最高学府「満州建国大学」。<br>
日本、中国、朝鮮、モンゴル、ロシア──。<br>
「五族協和」の実践をめざし特殊な教育が施される中、激しい議論を戦わせる学生たち。<br>
彼らが夢見たものとは何だったのか。そして、どのような戦後を生き抜いたのか──。<br>
スーパーエリートたちの人生を綴る、渾身のドキュメント。第13回開高健ノンフィクション賞受賞作。【本の内容】
目次
- 【目次】<br>序章 最後の同窓会<br>第一章 新潟<br>第二章 武蔵野<br>第三章 南東京<br>第四章 神戸<br>第五章 大連<br>第六章 長春<br>第七章 ウランバートル<br>第八章 ソウル<br>第九章 台北<br>第十章 中央アジアの上空で<br>第十一章 アルマトイ<br>あとがき<br>
著者紹介
三浦 英之
- 略歴
- 著者プロフィール<br> 三浦英之<br> 1974年神奈川県生まれ。京都大学大学院卒。朝日新聞記者。<br> 東京社会部、南三陸駐在などを経て現在、アフリカ特派員(ヨハネスブルク支局長)。<br> 著書に『水が消えた大河で──JR東日本・信濃川大量不正取水事件』(現代書館)、<br> 『南三陸日記』(朝日新聞出版)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されたものです)。"
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紙の本
五色の虹
2021/06/04 21:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
関東軍主導の満州国に優秀な人材を供給するべく創設された満州建国大学と、そこで学んだ学生たちの戦後について調べた本。
この本を読むまではまったくこの学校について知らなかったが、戦前の日本において例外的にマルクスや毛沢東の本なども読むことができ、言論の自由も保障され、教授には朝鮮独立運動のリーダーも加わっていたという。また、学生は半分が日本人、残り半分は中国人、満州人、台湾人、朝鮮人、ロシア人によって構成され、満州国の国是である「五族協和」を体現する人材を作り出すべく日々学んでいたという。この時代が現代に先駆けて多様性や国際交流を重んじていたとは言えないだろうが、現在にも通じるところはあると思う。
この本を読んで今まだ知らなかったこの学校について知る事ができたという喜びと、登場する人物の覚悟の凄まじさを知る事ができた。
紙の本
感動した。
2016/02/09 23:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:じゅんべぇ - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々に「読みまくった」という読後感が残りました。
人と人との出会いに感動を感じます。
グローバリズム、という現代らしい問題が、実は過去にも(過去からずっと)あったことがわかります。そして、その歪んだ理想が簡単に挫折したことがわかります。
人生とはなんだろう、と考えます。
戦争とはなんだろう、と考えます。
そして、もう時間が迫っているのだ、と危機感を覚えます。
私たちの世代が、確実に残す作業をしなければならないのではないでしょうか。
「同じ失敗をする可能性がある」
心に刻みました。