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商品説明
島の風土と文化、美学を沈殿させた清廉なバワ建築には、アニミズム・モダンの風が吹きわたる−。スリランカの至宝、建築家ジェフリー・バワが手掛けた25作品を選定し、豊富な写真・図版とともに解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
岩本 弘光
- 略歴
- 〈岩本弘光〉1954年和歌山県生まれ。日本大学大学院理工学研究科博士前期課程修了。建築家、岡山県立大学デザイン学部建築・都市デザイン領域教授。グッドデザイン賞他受賞多数。
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書店員レビュー
次の海外旅行先はスリランカに決めている
ジュンク堂書店ロフト名古屋店さん
今、注目の建築家であるジェフリー・バワ。
スリランカのモンスーン気候や風土、歴史、文化を西洋建築と見事に融合したバワの作品は、「熱帯建築家」と称されるにふさわしい。
彼の手がけたホテル建築はアジアンリゾートの原型とされ、リゾートホテルチェーンのアマンはそこから誕生したといわれる。
バワに関する書籍のなかでも、これだけの数を網羅した作品集は本書が初めてだ。著者は、スリランカに幾度となく足を運び、バワの25の建築作品を写真や設計図を交えて解読した。
ページ数は338ページ。このボリュームは、バワ建築に魅せられた著者の熱意のあらわれだろう。かくいう私も、あるウェブサイトでヘリタンス・カンダラマを初めて見た時から、彼の作品の虜になった。
ヘリタンス・カンダラマは、緑に囲まれ岩山に沿って建てられたホテルだ。ラキ・セナナヤケ作の動物のオブジェがインテリアの所々に現れ、廊下の真ん中に岩がどんと鎮座する。
その他にも、水に浮かぶ回廊が印象的なブルーウォーター・ホテルや、バワの理想郷といわれるルヌガンガも収録されている。
自然美への愛着や畏れをもとに水や巨岩、緑をありのままの姿でデザインに用いた「アニミズム・モダン」は、スリランカで生まれた彼にしかできない建築であったように思う。
読みごたえが十分な重さもあるが、思わず時を忘れて見入ってしまう作品集だ。