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紙の本
下に見る人 (角川文庫)
著者 酒井 順子 (著)
人が集えば必ず生まれる序列に区別、差別にいじめ。時代で被害者像と加害者像は変化しても、「他人を下に見たい」という欲求が必ずそこにはある。自らの体験と差別的感情を露わにし、...
下に見る人 (角川文庫)
下に見る人
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商品説明
人が集えば必ず生まれる序列に区別、差別にいじめ。時代で被害者像と加害者像は変化しても、「他人を下に見たい」という欲求が必ずそこにはある。自らの体験と差別的感情を露わにし、社会の闇と人々の本音を暴く。〔角川書店 2012年刊の加筆・修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
人が集えば必ず生まれる序列に区別、差別にいじめ。そして我々の心に芽生えるのは「上から目線」ではなく、「人を下に見たい」という欲求! 誰もが無意識に持つその心理と社会の闇を、自らの体験と差別的感情を露わにし、酒井順子が徹底的に掘り下げる。小学校時代に級友につけたあだ名の話、学歴、センス、容姿、仕事、収入、モテ度、結婚――今まで誰も気がつかなかった人間の本音の本音に斬り込む意欲作。【商品解説】
著者紹介
酒井 順子
- 略歴
- さかいじゅんこ●1966年東京生まれ。高校在学中より雑誌にコラム連載。立教大学卒業後、広告代理店勤務を経て、執筆業に専念。著書に『負け犬の遠吠え』婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞を受賞。
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紙の本
そうかも、、
2016/02/18 14:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:く - この投稿者のレビュー一覧を見る
上から目線、特に無意識に他者を上から見ているということに正面から向き合ったエッセイ。
その傾向は、ヒエラルキーの中で飛び抜けた上位層ではなく、下位層との線引きをしたい中間層に特に見られるという独自の見解に納得させられる。
酒井順子のあっけらかんな物言いに、そうかも…と思うこと多し。
紙の本
清少納言まで登場とは。
2020/01/20 15:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:クーニー - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間関係を上下や勝ち負けで捉える人々、いますよねえ。あら、何て低いレヴェル、とはどうも思えなくなってくる。著者の子供時代の意地悪っぷりは、我が身も経験があるなあ。良くも悪くも!
体育会と会社という組織論も、ちょっと怖さを感じながら、そうか、ここは軍隊なのか、と納得出来るかが、文字通り、生き残れるかのポイント。
世間は確かに悪意に満ちてるけれど、どこかに素敵な善意も残っていて欲しい。