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ホッブズ リヴァイアサンの哲学者 (岩波新書 新赤版)
著者 田中 浩 (著)
「万人の万人にたいする闘争」に終止符を打つために主権の確立を提唱したホッブズは、絶対君主の擁護者なのか。それとも、人間中心の政治共同体を構想した民主主義論者なのか。第一人...
ホッブズ リヴァイアサンの哲学者 (岩波新書 新赤版)
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商品説明
「万人の万人にたいする闘争」に終止符を打つために主権の確立を提唱したホッブズは、絶対君主の擁護者なのか。それとも、人間中心の政治共同体を構想した民主主義論者なのか。第一人者がその多面的な思想と生涯を描きだす。【「TRC MARC」の商品解説】
名著『リヴァイアサン』にホッブズが込めた願いとは——。かれが追求した平和のヴィジョンを描きだす。【本の内容】
著者紹介
田中 浩
- 略歴
- 〈田中浩〉1926年佐賀県生まれ。東京文理科大学文学部哲学科卒業。聖学院大学大学院客員教授。一橋大学名誉教授。法学博士。著書に「国家と個人」など。
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近代政治思想への入口
2018/06/03 11:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Ottoさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
『リヴァイアサン』を読むのはちょっと躊躇すると思っている人のための本。
日本では、ジョン・ロックやルソーの方が有名だが、17世紀イギリスで起こったピューリタン革命、名誉革命、そしてフランス革命の思想的背景を理解するには、ホッブズから始めないと、近代政治思想である社会契約論、国民主権、「自由・平等・平和」にたどり着かない。
民主主義の危機と叫んでいる現在の日本の政治家の中には、これらの革命で流された血の意義が分かってない人がいるように見える。
惜しむらくは、機械オンチと著者も書いておられるが、若干数字に誤がある。
21頁3行目 「二代目伯爵」⇒「三代目伯爵」
34頁13行目「約2000メートル」⇒「約20,000メートル」
本旨には影響のないところですが、岩波新書の編集者さんよろしく!