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紙の本
ルポ塾歴社会 日本のエリート教育を牛耳る「鉄緑会」と「サピックス」の正体 (幻冬舎新書)
著者 おおた としまさ (著)
開成、麻布など進学校の中学受験塾「サピックス小学部」と、それら名門校の合格者だけが入塾を許される「鉄緑会」。出身者の体験談や元講師の証言をもとに2つの塾を徹底的に解剖し、...
ルポ塾歴社会 日本のエリート教育を牛耳る「鉄緑会」と「サピックス」の正体 (幻冬舎新書)
ルポ塾歴社会 日本のエリート教育を牛耳る「鉄緑会」と「サピックス」の正体
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商品説明
開成、麻布など進学校の中学受験塾「サピックス小学部」と、それら名門校の合格者だけが入塾を許される「鉄緑会」。出身者の体験談や元講師の証言をもとに2つの塾を徹底的に解剖し、「塾歴社会」がもたらす光と闇に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
開成、筑波大付属駒場、灘、麻布など進学校の中学受験塾として圧倒的なシェアを誇る「サピックス小学部」。そして、その名門校の合格者だけが入塾を許される、秘密結社のような塾「鉄緑会」。なんと東大理Ⅲの合格者の6割以上が鉄緑会出身だという。いまや、この二つの塾がこの国の“頭脳”を育てていると言っても過言ではない。本書では、出身者の体験談や元講師の証言を元に、サピックス一人勝ちの理由と、鉄緑会の秘密を徹底的に解剖。学歴社会ならぬ「塾歴社会」がもたらす、その光と闇を詳らかにする。【本の内容】
著者紹介
おおた としまさ
- 略歴
- 〈おおたとしまさ〉1973年東京生まれ。上智大学英語学科卒業。育児・教育ジャーナリスト。育児・教育に関する執筆・講演活動を行う。著書に「名門校とは何か?」「追いつめる親」「進学塾という選択」など。
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紙の本
大人が読んでも面白い塾の本。
2016/02/05 23:49
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:朝に道を聞かば夕に死すとも。かなり。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
首都圏学力上位層には、鉄緑会とサピックスって当然の選択肢なんだそうです。東大医学部合格者の6割以上が鉄緑会出身、進学校の築駒の合格者の7割以上がサピックス出身って…。一番頭いい子はZ会の通信教育っていうのが私の世代です。あ、年、ばれるわ。
でも奥さん、知識詰め込みなんでしょ?って思っていたら、東大にも記述式の問題があり、ちゃんと論理構成力が必要な問題があり、一昔前の「暗記でOK」ってのは無理だとわかります。サピックスは暗記科目の社会でも、教材は親が読んでも「なぜこうなったの?」が示されていて、確かに面白い。
『歴史が面白くなる東大のディープな日本史』とか、「東大 歴史」で検索したら確かに順序だって話の流れがわかる面白い本が書店にありますもんね。
今まで、東大合格出身校ランキングみたいなのが毎年、週刊誌に出てきますが、実は学校歴×塾歴という多様性があるんだよ、って教えてくれる本です。高校進学率がアップし、教育の平等化が果たせたと思った瞬間、誰かが早歩きになっていたから、知らない間に周りのみんながいつの間にか全力疾走になっていたってのが、国民的教育競争が始まりました。
少しでも隣の子よりかはちょっと優位になりたいっていう個々のニーズの集約が世の中のニーズとなり、塾は急成長します。
塾は民間教育であり、自ら求める教育である自由がある。その意味で塾は学校教育を陰で支えるパートナーで、対立構造のものではありません。
そんな塾では、「エリートの集まり」だから「そこそこ」でも合格できるという安心感。切磋琢磨できる相手が身近にいることでモチベーションが高まる。学校とは違ったコミュニティを形成できる。学校では人間関係があるけど、塾は適度な距離が保て、純粋に学力だけの「ものさし」は楽というメリットがあります。
デメリットは、結果にコミットするスポーツジムみたいな感じなので、自分で勉強法を考える手間が省けたため、大量の課題をこなす処理能力と忍耐力だけしかいらなくなった。立身出世であるために、教育を受けたことによる利益は本人のみが享受する商取引のようになります。
「社会の成熟化が進み「正解」が多様化し常に変化する中で必要になるのは、早く「正解」に辿り着く能力ではなく、問いを問いとして抱え続ける力なのではないか。簡単には「正解」を出してしまわない胆力なのではないか。」
動的な問題、つまり、社会の変数が変わると結論が変わる問題とか、トレードオフな問題はあえて、経過を診ることも必要になります。正解やクリアカットな基準がない状態に私たちは耐性が弱くなっています。
回り道とか、無駄を極力排除したい効率至上主義を私たちは望んでいます。ランキングや順位付けは私たちの生理に関わってきます。死というリスクを極力減らしたいOSを古代から持っていましたから。特に、社会がしんどい今の時期は、その人の本性が表面化しやすいです。
「大卒プレミアムは、高いお金を投資として支払って将来高い賃金を得る資本なんだ」という考えに陰りが見え、低所得層は金銭的理由から手を引きはじめています。教育の不確実性のため、逆にがんばる親は「もっと投資したらできるんじゃね?もっと頑張ったらそこそこ行くんじゃね?」って思います。だってうちの国は再チャレンジには冷ややかな国ですから。
塾は子どものことだろ?って思っていたら、私たちの生き方、考え方に跳ね返るわけです。「子どもは親の鏡」とは、よく言ったもんですね。
紙の本
人間教育と異なる方向に
2016/03/27 22:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
昭和60年ころまで受験は人間性が求められていた。どのような対策を立てるのか、それ本人にかかっていた。しかし、情報化社会が進展する中、受験生は塾の言う通りにすれば良くなった。ここが大きく異なった点である。昭和50年代ころまで繁栄していた「入江塾」のような人間教育を行う塾の時代は来ないだろう。
紙の本
すごく興味深い内容
2017/10/31 23:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぼくぶうくんだ - この投稿者のレビュー一覧を見る
サピックスや鉄緑会を中心に受験生、親の立場からも書かれていて、塾の世界を知ることが出来、は勉強になった。本当に学歴社会を支えてるのは、進学校ではなく、塾であるという考えには、同感だった。
紙の本
塾社会
2017/01/21 13:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pansan - この投稿者のレビュー一覧を見る
東大の学生の多くが、サピックス、鉄緑会を経由して大学に入学しているという事実を知り、驚愕する。この本に影響され、サピックスの問題集を購入してしまうありさまである。
紙の本
塾歴社会と呼ばれているようですね。
2016/08/05 16:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:気まぐれネット購入者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学受験は親の受験。高校受験は子の受験。すると、中学受験は親子の受験となるようだ。その中学受験、いまやっておくと後が楽になるよという言葉でなんとか凌いでいるが、そうでない現実を知ることに。
中高一貫校で大学受験を目指すのが、どうやら主流のようですが、やはり塾に通うことには違いないんだそうで。一貫校に行けば塾に通わなくても大学受験の面倒を見てくれるといった話を先輩方から聞いていたのに。
そして、サピから鉄へ。これが王道なんだとか。しかも、合格発表の時点で、おめでとう次は東大だって話。さらに、小学校卒業前から中学の英語やら、これから通う塾の為に勉強を開始するようです。
一貫校ならば、だれもが東大に合格できるわけでもないし、必ずしも目指していないのかもしれませんが、やはり東大を目指して勉強するのでしょうか。そして、結果的に難関といわれる大学に通うことになるという話なのでしょうか。
進学校の案内を見ても東大への合格者が何人という情報が掲載されています。当然、気になる数値ですので実績が大事なのは理解できます。
でも、中学受験で3年間ほど頑張って、さぁ、一貫校の6年で更に頑張りましょうって言えるんでしょうか。覚悟を問われる一冊です。
電子書籍
本当に塾は必要なのか?
2020/03/30 18:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:絶望詩人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、塾に関する考察が書かれている。
昨今の子供は、塾への依存が大きいそうだ。
そして、塾を利用して、東大などへ効率よく合格する子もいる。
その一方で、塾に向かない子もいる。
親は、自分の子供を東大などへ進学させるために、実績のある塾へ通わせようとする。
だが、そのことが本当に正しいことかどうかは、人によって違うそうだ。
この本を、塾に通う前に読むと良いだろう。