「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
アラブの若者たちは何を考え、何を求めているのか。アラブ世界のポピュラー音楽の分析により、20世紀後半から現在にいたるアラブの若者文化の歴史をたどることで、「アラブの春」とは何だったのかを解き明かす。【「TRC MARC」の商品解説】
「アラブの春」とはいったい何だったのか――。
アラブ世界のポピュラー音楽を分析することで、
二〇世紀後半から現在にいたるアラブの若者文化と、
革命の真意が見えてくる。
SEALDsなど、新しいデモの形が日本でも広まる中で書き下ろされた、
アラブ世界ポップカルチャー研究の第一人者による渾身の一冊!
2011年、アラブ世界の若者たちは自由を求める「革命」を起こし、
その一環としてエジプトではムバラク独裁政権が倒された。
しかし2013年、エジプト初の文民大統領であるモルシー政権が
軍による「クーデター」によって倒されると、
若者たちの多くは軍部主導の新体制を支持した。
このような、一見すると独裁への逆行、
民主主義の後退ともみえるエジプトの社会情勢は、なぜ生じたのだろうか。
革命の背景やその後の推移について、
政治的・経済的な要因から説明する試みはずいぶんとなされている。
しかし、現地で「若者(シャバーブ)革命」と呼ばれるこの動きを
真に理解しようとするならば、
革命を支えたアラブ世界の「若者(シャバーブ)」たちが何を考え、
何を求めているかを知るべきだろう。
本書は、筆者が長年定点観測を続けてきたアラブ世界のポピュラー音楽の分析により、
20世紀後半から現在にいたるアラブの若者文化の歴史をたどることで、
彼らにとってこの革命とは何だったのかを解明する。
それとともに、現代国際社会を理解する鍵となる中東情勢を、
音楽という切り口から分かりやすく解説するものである。【商品解説】
目次
- はじめに アラブの春、イスラーム、エジプト
- タハリール広場の「自由の声」
- イスラームは音楽が嫌い?
- エジプト方言で歌うポップス
- 第一章 エジプト現代史とポピュラー音楽
- 1-1 ナセル時代――アラブ伝統歌謡「タラブ」の誕生
- タハリールを三度埋め尽くしたエジプト民衆
- 「東洋の星」ウンム・クルスーム
- ウンム・クルスームの革命歌
著者紹介
中町 信孝
- 略歴
- 〈中町信孝〉1972年生まれ。石川県出身。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。専門は中世アラブの文化史。甲南大学文学部教授。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む