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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/01/29
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/253p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-220012-7
読割 50
紙の本
あの日
著者 小保方 晴子 (著)
真実を歪めたのは誰だ? 研究者の道が閉ざされたいま、STAP騒動の真相、生命科学界の内幕、業火に焼かれる人間の内面を、自身の弱さや未熟さをもさらけだして綴った、小保方晴子...
あの日
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商品説明
真実を歪めたのは誰だ? 研究者の道が閉ざされたいま、STAP騒動の真相、生命科学界の内幕、業火に焼かれる人間の内面を、自身の弱さや未熟さをもさらけだして綴った、小保方晴子の衝撃の手記。【「TRC MARC」の商品解説】
真実を歪めたのは誰だ? STAP騒動の真相、生命科学界の内幕、業火に焼かれる人間の内面を綴った衝撃の手記。【商品解説】
目次
- はじめに
- 第一章 研究者への夢
- 第二章 ボストンのポプラ並木
- 第三章 スフェア細胞
- 第四章 アニマル カルス
- 第五章 思いとかけ離れていく研究
- 第六章 論文著者間の衝突
- 第七章 想像をはるかに超える反響
- 第八章 ハシゴは外された
- 第九章 私の心は正しくなかったのか
著者紹介
小保方 晴子
- 略歴
- 〈小保方晴子〉早稲田大学、東京女子医科大学、ハーバード大学医学大学院、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)で研究に従事。
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紙の本
この本の目的は?
2016/05/04 17:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大きな話題となった、あの事件。その当事者による一冊ということで気になっていたので、少し遅ればせながら読んでみました。
そもそもの疑問は、この本を世に出した「目的」は何なのか?という点です。読んで感じたのは、違和感。
「はじめに」を読むと、お詫びという言葉が多くみられます。
しかし本文を読むと、半分以上がアメリカでのボストンなどでの思い出話。
さらに、思い出話のなかでの記載は非常に明確[例:「これまで見た中で最も優秀なポスドク」と何度も言われた(p82)、アニマルカルスという言葉を直感したのは2012年3月22日(p93)など]なのに対し、STAP細胞検証実験などの暗転後になると、体調が悪いといつた記述が非常に多く、最近の話題であるはずが曖昧な記載に終始している。
そのほか、問題となった小保方氏の博士論文についても「草稿の段階の論文が、私の博士論文としても国会図書館に収められていることに気付いた(p152)」のならば、草稿ではない正しい論文を提示すれば良かったのではないか?など、疑問点が多々ありました。
結局、他の先生の責任が強いということを主張したかったのか? 真実はどうなのか? 全くすっきりしない内容です。
しかし、この事件の残した影響は、甚大です。
この本を出版したということは、現実的に「再々検証」の余地があるということか?、もし無いのならば本を何の意図で出版されたのか?強い疑念を感じます。
電子書籍
途中 難しい箇所あり 注意が必要
2016/04/12 11:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よしくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
渦中の人物なので買って読んでみたが、途中で生物学の大学院レベルの論文のような箇所が数か所あった。(本の4分の1ぐらいが論文だと思っていい)
個人的には生物に詳しいので何とか理解できたが、一般人には理解不可能だと思う。
買う人はよく見てから買ってほしい。
電子書籍
彼女だけの責任ではない
2016/02/02 09:39
10人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴの - この投稿者のレビュー一覧を見る
当時、みんな彼女だけが悪いように言っていたが、私は彼女だけでこのような大きな事件を作ることは難しいと感じていた。
やはり、多大な人物がこの件に関わっていて、彼女のだけの責任ではないと思う。
彼女が道を誤ったことは事実かもしれないが、これだけの人物が関わっているのであれば何かしらの修正ができたはず。そして、そのような度量を持っている人が多くいたはず。
この事件が起きてしまい、人が亡くなっていることは事実。
その責任は彼女を雇っていた理研にしろ、共同研究をしていた若山教授にしろ、みんなにあると思う。
彼女だけの責任ではない。
読了感がよろしくないです。
紙の本
社会の問題と捉える
2017/07/30 08:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うさぎさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
未熟さや体制を責めるというより、現実をうけとめて、未熟な人間を未熟として受け入れる体制や理解があればと思う。学者の世界だけでなく、中途入社社員にも当てはまると思う。
電子書籍
溺れた
2016/01/30 00:53
13人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オボちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
何が真実なのか?誰が嘘をついているのか?どんな思惑があったのか?
最先端の科学研究界を舞台にして、ニンゲンどもの化かしあい、罪のなすりつけあい、公然のイジメに下卑たうわさ。権力闘争に利権争い。若いオンナにムラがるオヤジたち。自殺。
日本中が熱狂し、世界も騒がせたSTAP騒動。
この本を読んでも何の謎も解けないが、この騒動は科学研究界の構造が生んだ悲劇だったんだろう。
権限責任と評価基準の曖昧さ。
組織内政治の横行。
競争原理の不在。
紙の本
あの日を読んで
2016/02/24 22:19
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おやじだあ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を読む限り小保方さんは、むしろ被害者だと思います。
未知の研究開発は、とても一人だけでは出来るものではなく、
多くの信頼関係とコミニケーションにより追求する作業です。
また、精密工場の流れ作業のように正確さやチームワークも
必要です。ですが、研究作業は、工場とは違って、一つ一つ
のサンプルの正確さが、保障されているわけではありません。
それでも、順次に送られて来る資料を信じて作業を進めます。
リーダーの指導やサンプルの信頼性が失われたとき、完成品
は、結果として歪んだものになってしまうでしょう。しかし、
そのときの責任は、工場の場合と違って明確にはできません。
原因を特定できないからです。従って、その責任は、おのず
と目立った存在のリーダーと組織での弱い部分に集中します。
小保方さんに罪があるとすれば、発表時に目立ち過ぎたこと
と、サンプルを自ら確認せず無条件で、信じてしまったこと
でしょう。でも、マスコミの格好の標的にされたり、上司を
信頼して行動したことは、彼女の罪ではありません。まして、
ミスは誰にでもあることですし、故意による改竄でない限り、
完璧な結果が出ることは困難です。研究に失敗は、必然です。
この研究で、彼女だけが重い責任を取らされるのは不当です。
結果として、STAP細胞は残念ながら白紙に戻ってしまいました。
でも、本当にそれが正しかったのかは将来判定されるでしょう。
ただ、その証明が日本である為には、この事件の反省を生かさ
なければならないと思います。
電子書籍
世論の怖さ
2017/03/15 11:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pri_ten - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の反論をすべて信じることはできないが、一度敵となって襲いかかってきた世論に個人で立ち向かう術がないのも事実であろう。
世論という大きな力の前に、公平で十分な調査が行われることなく、結局真実がわからないまま終わってしまった。
この騒動から日本の科学界が何を学びどのように変化したのだろうか?騒ぐだけ騒いであとは知らんぷり。日本の悪い一面が出た典型的な騒動だった。
電子書籍
小保方さんの本
2016/04/25 23:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんず - この投稿者のレビュー一覧を見る
今年に入って話題になった小保方さんの本です。
小保方さんがどういう経緯をたどって研究職を選んだか、アメリカの大学で生活、などなど。
ただ、小保方さんがやっていた研究に対して、というより、専門用語が多いので文系の方にはなかなか理解しにくい内容かもしれません。
紙の本
メディアスクラム
2016/02/22 00:00
7人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
STAP細胞の問題で話題をさらった小保方氏が、振り返って一連の騒動を綴った。今までのマスコミ報道とは別に、彼女の視点で書かれているから、一方的に信じてはいけないが、それはマスコミも同じ。双方の意見を冷静に捉えるべきだ。ただ、STAP自体が難しいだけに、特に前半、もう少し解りやすく書いて欲しかった。後半のメディアスクラムあたりから、熱を帯びてくるだけに、なおさら。にしても、マスコミのひどさは想像以上。知る権利の御旗の下、どんな巣材も許されると思っている異常な記者が、これほど多いとは。
紙の本
STAP細胞事件の真相
2016/02/29 00:12
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:s.s. - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビや雑誌の報道ではうかがい知ることのできなかった事実がとても良くわかりました。小保方さんに対して誤解していた部分もたくさんありました。マスコミの報道を鵜呑みにすることは良くないと、この本を読んで改めて思い知らされました。
紙の本
小保方氏の「あの日」を読んで
2016/02/28 12:31
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヨッツシ- - この投稿者のレビュー一覧を見る
スタップ細胞は実現できなかったが、責任は小保方さんひとりにあるわけでない思う、論文発表まての過程で上司や周りの関係者と打ち合わせや指導を受けながら研究してきたはずで結果次第でひとりだけに責任転嫁はどうかと思う、若い研究者の芽を摘んでしまう結果となって残念に思う。
紙の本
ついうっかりが命取りに
2017/06/27 05:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
チャールズ・バカンティや若山照彦など、国内外の科学者から期待されていた優秀さが伝わってくる。一方で、大事な局面でのケアレスミスも目立った。
紙の本
この著者サイドからも「あの日」の事を観たかった
2016/09/29 02:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オカメ八目 - この投稿者のレビュー一覧を見る
メディアは、ガンガン!バッシバシと、叩けるだけ、叩いて、その後知らんぶりだった。 だから、叩かれた側からの「あの日」についても知ってみたかった。
紙の本
読み比べるべき!
2016/05/18 01:31
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:imachan59 - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨年、世間を騒がせたSTAP現象。日本では、この現象はないとされ、捏造説を唱える様々な書籍が出版されてきた。一方、アメリカやドイツの研究チームがSTAP現象を確認したとの報告を公表している。
事の真相は?と思う方は、騒動の渦中となった本人が書いたこの書籍と、捏造説を唱えた書籍を改めて読み比べてみるべき。
当時、一方的に量産された情報を鵜呑みにしすぎた自分に反省しきりです。
紙の本
「あの日」を読んで
2016/03/31 14:53
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きらりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
小保方氏のSTAP細胞の発表の日、私は大変興味深く、また、若い女性研究者小保方氏の華々しい業績に拍手を送っていました。それが、このような結末になってしまったことがとても残念でなりませんでした。小保方氏の「あの日」が出版されたときに、真実を知りたいと思うと同時に、このような本を出せるということは、かなり強い人だなぁと感じました。「あの日」を読んで、真実が分かったというよりは、ここまでドロドロとした世界にいた自分の立場を主張できる小保方氏の強さを再確認したという気分です。閉ざされたという研究活動を小保方氏の強さをもって、再開することも時間の問題かなと感じました。ぜひとも、真実を明かす研究発表をしてほしいと陰ながら応援したいという気持ちでいっぱいです。