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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1998.12
  • 出版社: みすず書房
  • サイズ:19cm/148p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-622-05031-5

紙の本

サバルタンは語ることができるか (みすずライブラリー)

著者 G.C.スピヴァク (著),上村 忠男 (訳)

従属的地位にあるサバルタンの女性について、知識人は語ることができるのか。フーコーやドゥルーズを批判しながら、インドの寡婦殉死の習慣を詳細に検討し、ポストコロニアル批評の到...

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サバルタンは語ることができるか (みすずライブラリー)

税込 2,970 27pt

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商品説明

従属的地位にあるサバルタンの女性について、知識人は語ることができるのか。フーコーやドゥルーズを批判しながら、インドの寡婦殉死の習慣を詳細に検討し、ポストコロニアル批評の到達地平をしめす。【「TRC MARC」の商品解説】

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評価内訳

紙の本

現代日本のサバルタンとは誰か

2002/10/11 23:21

4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ヲナキ - この投稿者のレビュー一覧を見る

サバルタン(subaltern)とは<従属集団>を意味し、元来はイタリアのマルクス主義者アントニオ・グラムシが使用していた概念である。スピヴァク女史を含むサバルタン研究グループは、旧来のインドの歴史やナショナリズムがエリート側から語られるばかりで、被抑圧者側の視点がまったく除外されてしまっている状況を批判し、自ら語ることのできない疎外されたものたちを代弁する新しい歴史記述の必要性を訴えた。この本を読むと、表象の世界でただ言葉遊びをしているような、どこかもどかしい現代思想界にあって、現実にコミットした彼女の力強く踏み込んだ言説に、胸のつかえが下りた気分にさせられる。インド史に限らず、人文社会科学を論考する上でいろいろと応用が利きそうなキーワードじゃないかと思うので、この機会に一読されてはいかがだろうか。

著者は本文中で「もしあなたが貧乏で、黒人で、そして女性であれば、あなたはサバルタンであるとの規定を三様のしかたで手に入れることになる」と述べている。以下、極私的曲解を展開させてもらう。このくだりを換骨奪胎して、いまボクが感じている現代社会の状況のなかでサバルタンを語るとするならば、「もしあなたが貧乏で、ブサイクで、気が弱くて、そして男性であれば、あなたは…」となる。異性関係を例にとるとわかりやすい。容姿がまずくても、ステータスを備えたリッチか、あるいは押しが強いタフな男であれば、女性からは認められる。上記と同じ条件なら女性のほうが損だという向きもおられるかもしれないので、今度は生活面での不遇を考えてみよう。親にパラサイトしていて世間から冷笑されるのは男だけである。最近では割のいい事務職を希望したとしても就職口など皆無に等しい。常に徒労感ばかりが募る肉体労働のバイトを強いられる。なまじ豊かな国で暮らしているだけに、男性フリーターの惨めさは計り知れない。しかも異性にも恵まれないとなればなおさらである。

さらにはグローバルな視点で日本の男どもの位置付けを考えてみよう。まず全人類のヒエラルキーの最上層に白人女性が君臨する。その下に白人男性がいて、非白人女性、非白人男性、と続く。その次にくるのが英語の喋られるアジア人女性。喋られるアジア人男性と喋られないけれど容姿の良いアジア人女性が同列で、さらに下には、喋られないけどハンサムなアジア人男性、喋られないし見栄えも悪いアジア人女性がいる。そしてようやく登場するのが最下層でもがいているサバルタン日本人である。…むむっ、これって沼正三先生がその偉大なる小説『家畜人ヤプー』で予言された内容とほぼ一緒じゃないですか。

改めて「日本のサバルタンは語ることができるか」と問うてみる。いまのところそういった言論にお目にかかったことはない。ただ一人、斎藤環氏だけがヘタれな男どもを温かい目で擁護してくれているように思う。しかし、崎山政毅氏が『サバルタンと歴史』の中で書かれていた指摘を都合よく利用させてもらえれば、彼らの言動がインテリ側の知的搾取の対象となりうる危険性を孕んでいることもまた否めないのである。

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