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紙の本
ウイルスは生きている (講談社現代新書)
著者 中屋敷均 (著)
【講談社科学出版賞(第32回)】我々はすでにウイルスと一体化しており、ウイルスがいなければ、我々はヒトではない。それでは我々ヒトとは、一体、何者なのか? ウイルスをめぐる...
ウイルスは生きている (講談社現代新書)
ウイルスは生きている
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商品説明
【講談社科学出版賞(第32回)】我々はすでにウイルスと一体化しており、ウイルスがいなければ、我々はヒトではない。それでは我々ヒトとは、一体、何者なのか? ウイルスをめぐる、新たなる科学ミステリー。【「TRC MARC」の商品解説】
■第32回講談社科学出版賞受賞■
■成毛眞氏絶賛■
生命科学というパンドラの匣の中には、
ぎっしりとウイルスが詰まっていた。
果たしてかれらは生命なのか?
人間は幾多の を解明できるのか?
生命というミステリーの幕が開いた!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私たちのDNAの中には、
ウイルスのような遺伝子配列が多数保存されており、
生命活動で重要な役割を果たしている。
極言すれば、我々の体の中にウイルスがいるから、
我々は哺乳動物の「ヒト」として存在している。
果たしてウイルスとは何者なのか?
生物の進化に大きな役割を果たしたウイルスは「ただの物質」なのか?
それともやはりある種の「生命体」と見なすべきなのか?
一気読み必死のサイエンスミステリー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
新型インフルエンザやエイズなど、人類を脅かす感染症を伝播する存在として、
忌み嫌われるウイルスだが、自然界には宿主に無害なウイルスも多い。
それどころか、宿主のために献身的に尽くすけなげなウイルスたちも多い。
実は、私たちのDNAの中には、ウイルスのような遺伝子配列が多数存在し、
生物進化に重大な貢献をしてきたことが近年の研究でわかってきた。
ウイルスは私たちの中に、生きていたのだ!【商品解説】
病原体として忌み嫌われるウイルス。しかし、私たちのDNAの中にもウイルスとしか言いようのない遺伝子配列が多数保存されていた。【本の内容】
目次
- まえがき
- 序 章 「モンスター」の憂い
- 一九一八年の「モンスター」
- 七十二歳の情熱
- モンスターの正体とオーストラリアのウサギ
- 第1章 生命を持った感染性の液体
- マルティヌス・ベイエリンク─枠を突き抜けた純度を持つ男
- 生命を持った感染性の液体
- 結晶化する「生命体?」
- 第2章 丸刈りのパラドクス
著者紹介
中屋敷均
- 略歴
- 〈中屋敷均〉1964年福岡県生まれ。京都大学農学部農林生物学科卒業。博士(農学)。神戸大学大学院農学研究科教授(細胞機能構造学)。著書に「生命のからくり」がある。
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紙の本
ウイルスの功罪
2022/10/16 21:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:穴部 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウイルスは病気を引き起こし、最悪、死に至らしめるという負の側面がどうしても目につきがちである。しかし、本書を読むと、ヒトのゲノムの約半分はウイルス由来であったり、哺乳類の胎盤形成に関わるタンパク質がウイルス由来であったりと、ウイルスが生物の進化に重要な役割を果たしてきたことがよく分かる。
生物はウイルスを避けようとするけれども、結局はどこかでウイルスと交わらなければ、種として生存することは不可能なのかもしれない。
電子書籍
怖いだけじゃないウイルス
2020/04/28 03:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Nioh - この投稿者のレビュー一覧を見る
福岡伸一さんの著書もそうでしたが
たいへんに面白く読むことができます
比喩も巧みでわかりやすい
それでいて一歩専門領域にまで話を踏み込んでくれる
私は全てを理解できたわけではありませんが
生命のダイナミズムというかマクロの世界でありながら宇宙的なパワーをイメージさせてもらえる好著
中学高校に著者のような先生が増えれば生物にもっと興味を持つひとが増えるでしょう
紙の本
生命というものの不思議さ
2018/05/07 22:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
インフルエンザの季節など、ウイルスというと悪者じみたイメージを持ってしまいますが、『ウイルスは生きている』を読むと、イメージが変わります。
たとえば、哺乳動物がお母さんのお腹の中で子どもを育てるためには、ウイルスが深くかかわっているんですって。
やっかいなばかりではないウイルスの働きと、それだけでなく、生命というものの不思議さをも感じることのできる本でした。
電子書籍
生命と物質の狭間
2016/06/26 14:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:白髪雀 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウィルスが、生物か否かがテーマの書物であるが、ウィルスが生物であるというよりも、生物の営みが結局のところ物質の限りない変化に過ぎないということを再確認させられる本である。
ウィルスは静的な状態では非生物としか見えないが、生物の細胞と融合して生物として振る舞う。大きな生物の変化の一部なのである。