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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/05/18
- 出版社: 彩流社
- サイズ:20cm/192p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7791-2224-8
- 国内送料無料
紙の本
わたしの日仏交流史研究ことはじめ レオンス・ヴェルニーから大佛次郎まで
著者 市川 慎一 (著)
日本と仏蘭西との交流は、こうして始まった−。「日本文化史」でも「フランス文化史」でもない日仏交流史からいくつかの実例を取り上げ、分析し、著者なりの「回答」を出そうとした試...
わたしの日仏交流史研究ことはじめ レオンス・ヴェルニーから大佛次郎まで
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商品説明
日本と仏蘭西との交流は、こうして始まった−。「日本文化史」でも「フランス文化史」でもない日仏交流史からいくつかの実例を取り上げ、分析し、著者なりの「回答」を出そうとした試み。各種掲載誌に発表した論考で構成。【「TRC MARC」の商品解説】
《日仏交流の全体像》
鎖国状態の日本の扉を、砲艦による強引な威嚇外交で
こじ開けたのは、1854 年にやってきたペリー提督率いる
米国の艦隊だった。
その後、欧米列強は次々に日本との和親条約・修好条約を
締結していった。
彼らが一応に驚いたのは
日本には常備軍が存在しないということだった。
そのため、日仏の交流は国防問題からまずは開始された。
軍事規律はいうまでもなく、その他の分野でも
フランス文化の強い影響が押し寄せた。
岩倉欧米視察団が出発したのは明治4年。
欧州文化の中心フランスには様々な領域で
学問が高度に達しており、日本が学ぶべきものが
多岐にわたることを痛感した。
最初の日仏関係は、彼我の文明には落差が大きすぎ、
日本側が一方的に恩恵を蒙るものだった。【商品解説】
目次
- (序章)日仏交流のはじまり
- (1章)造船技師ヴェルニーと海港ブレスト/
- 日仏交流の原点を求めて
- (2章)ナポレオン三世の対外政策/
- 遠隔地メキシコと日本の場合
- (3章)岩倉具視使節団とフランス/
- 明治の日本人に見えなかったもの
- (4章)パリ・コミューン、ルイーズ・ミシェル、
- 大佛次郎
- (5章)ゾラ『壊滅』と大佛次郎『パリ燃ゆ』
著者紹介
市川 慎一
- 略歴
- 〈市川慎一〉1936年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。同大学名誉教授。18世紀フランス思想・文学および比較文化専攻。日本仏学史学会元会長。著書に「アカディアンの過去と現在」など。
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