紙の本
いい意味で人生に失望させてくれる
2019/08/12 23:18
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やまだぁ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いい意味で人生に失望させてくれる本だと思います。者には先の人生に、様々な可能性があるという外的情報が溢れています。確かに、インターネットに接続することで、多くの可能性があるように見えます。
そして、そのような情報は、若者に、大海のど真ん中に1人浮かび、どこへ泳いでも陸地につかないような感覚を起こさせます。
それによって20代は仕事選びに迷い、人生の生き方に迷い、結局何も選ばないという選択肢をとることになりかねない。
そんな若者に、地に足をつけた視点を与えてくれるのが、本書であると思います。人生で何をしてよいか、何を指針に生きるべきか、と迷っている若者はぜひ読んでほしいです。
紙の本
何が決まるのか。
2021/07/06 00:09
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投稿者:わに♂ - この投稿者のレビュー一覧を見る
仕事の姿勢、ライフパートナーが決まる。
20代でストーリー性を持って自分を語ることができる、かつ、今後の可能性をストーリー立てて話すことができる人になれば、どこでも通用する。通用するところに自ずと舞い込む。
ライフパートナーは自分の『家』となる人を見つけること。それは人生を逆算する。どう言う状態で終えるのか、その時の周囲の状況は如何なるものかから考える。例えば子どもはいつ欲しいか。自分の歳と子どもの歳。しかし、子どもを産む適齢期は決まってる。早い方がいい。ではいつ産むのか?いつそれを考えるのか?20代で早いくらいとら思わない方がいい。すぐに適齢期は過ぎるから。
これらを踏まえてライフプランを考えようと思ったし、ではどうなりたいのか、どう終えたいのか、どう登りたいのかも考えようと思うし、そのための「自分」も何度も知ろうと思った。
紙の本
社会的成熟≠生物的成熟
2019/05/16 11:29
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投稿者:ただの人間 - この投稿者のレビュー一覧を見る
20代の延長線上にその後の人生はある。脳の機能的にも、生殖機能的にも、社会的な成熟の遅れの傾向は行動を遅らせる理由にはなりえない
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メグジェイ氏のTEDのスピーチをみて本著を購入。
今は何歳になっても人生は変えられる、始められるというような風潮がある。
しかし実際には20代のうちにしかできないことはたくさんある。
私自身も若い子が頑張っているのを見ると応援したくなるし、年下ならば助けてあげたいと思う。
年を取っても間に合うかもしれないが
自分の体力面や精神面、周りからの助けを得るにも
始めるのに若いに越したことはない。
日本ではカウンセリングといえば心療内科や精神科のイメージがあり精神を病んで何かしら強い症状がでていないといけないように思う。
しかし、アメリカは日本よりも気軽にカウンセリングに行くらしい。
私も是非行ってみようと思う。
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誰も今まで教えてくれなかったことが書いてある本。
あなたは何にでもなれる、は本当かもしれないけれど無責任。
わたしは何になれるのか、今一度見直したい。
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20代での決定、考え方や日々の過ごし方が、その後の人生に及ぼす影響について書かれた一冊。
なぜ「好きなことをしている20代の若者」が、20代後半から「周囲から取り残された気分になる」のか、その点を明らかにしていくのだが、就職・結婚・出産といった決まり切ったゴール設定をした上での20代の過ごし方としての書かれ方なので、それ以外の人生を選択しようとする場合はあまり参考にならないような気もする。
結婚相手の選び方、同棲することの害などなど、あまり語られることのないトピックも多く奥深いし、20代であれ誰であれ読んでおいて損はしないと思う。
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著者がカウンセラーとしての経験から20代をどう過ごすかがいかに後の人生のためにも重要かを説き、実際にどうしたらいいのかを著している。
目次を読めば全体として何が言いたいのかはわかるが読めば彼女の実際のクライアントの例を挙げて書いているので説得力が増し、この本が伝えたいことをより重く受けとめることができる。
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現在25歳。今まで生きてきて、年上の人たちに常々言われる文脈として。「若いうちに~」「~」の中には遊んどけが多い。おそらく自分の周りには真面目な方が多かったのだろう。きっとそれは逆の場合もまたしかりであろう。
計画の重要性、ハッピーエンドから逆算する。
どうしてもメディアやインターネットの発達により、様々な言説に翻弄されがちになる20代を、後悔のないものにするために。完璧に後悔のないものにはできないだろうが、自分の生き方ができた、といえるように。気づいたら不本意な過ごし方をしていた、そんなことはしたくない。
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TEDのプレゼントを見て、ずっと読んで見たかった本をほぼ日のイベントで古本100円で手に入れた。
the 30’s is not the new 20’s
人生の大事なイベントの8割は35までに起こる。
30歳の妊娠率は20代の半分。
ライフプランを立てて実行することの大切さ
20代の頃から目標に向かって走り始めるのと、30からプランを立て始めるのでは雲泥の差。
学校では就職や仕事のキャリアのフォローはするが、最も大切な人生設計のフォローはないこと。その設計の大切さを痛感した。
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全ての人に勧めたい良書。20代になりたての頃に読みたかった。
20代が一種のモラトリアムのように扱われ、以前よりも「子供である時期」のように捉えられがちな今の時代に対し、「20代こそが人生を決める重要な時期である」と強く主張する本。キャリア形成から恋愛、精神・肉体をテーマに、20代の重要性をわかりやすく、実感を持てる形で説いてくれる。
中でも印象的だった内容をいくつか挙げると、
・人生で重要な出来事の80%は35歳までに起こる。
・無計画の生は、生きる価値がない(ソクラテスの言葉)
・20代にすべき事をたくさん残したままでいると、30代で巨大なプレッシャーがのしかかってくる。
・20代の期間は人生設計に無関係な夏休みではなく、人生でただ一度の、発展のためのスイート・スポットだ。
・アイデンティティ・キャピタルを蓄積せよ。
・ゆるいつながりこそ大事。
・選択しないことは安全ではない
・<べき>の専制に支配されるな
・人生はカスタムメイドできるが、ありふれたパーツからスタートする必要がある。「ふつう」にスタートすることこそが、事を成す方法だ。
・恋人とは、「重要な面で」似ている必要がある。
・前頭葉が完全に成熟するのは20歳から30歳までの間。20代は脳を良い仕事と良い人間関係に使わねばならない。
・仕事で不安や非力を感じない20代は、大抵自信過剰かフリーター。
・自信は内から外に出るのではなく、うまく行動した結果から生まれる。
・女性の妊娠率は30歳になると20代の半分に、35歳で1/4になる。老いた精子も、子供の様々な神経認知の問題を引き起こす。
・40代に親になった場合、幼児と老いた親の世話を同時にすることになる。
・30代ですでに自分の道を歩んでいるのと、30代になってから人生をスタートするのでは、大きな違いがある。
20代はもちろん、これから20代を迎える中高生や、30代になった人、あらゆる子供を持つ親のみなさんにも勧めたい一冊。
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この日本語タイトルからして一方的な印象があって説教臭い内容かなと思っていました。また30代以降は絶対悪なのかと思わせるようなタイトルで好ましくなかったけれど、実際内容はカウンセラーのメグ・ジェイさんの実際のカウンセリング体験やあらゆる学者たちのデータをもとに書かれているので、公平な説得力を感じました。(英題はTHE DEFINING DECADE Why Your Twenties Matter and How to Make the Most of Them Now。内容にマッチした小論文的タイトル。)また、海外ドラマでも観ているように、カウンセリングに来る人たちの話の例が書かれていて、ストーリーもあり非常に読みやすかった。(自分の仕事上、顧客と面談する機会があるので個人的にカウンセリングの参考にもなった。) 実際に自分が20代後半で、就職や結婚などの人生のイベントをしてきたり、これから30代以降をどう過ごすといいのか考え始めていたところでした。読み終わったあとは自分がこれから・または最終的にどうなりたいかを”考え”て、それを”今から””行動”しておく重要性をしっかりと理解できました。読んでいなければ「30代から何を始めよう」と、20代をこのまま漠然と過ごしてしまいそうでした。もちろん30代以降は何も変わらないという意見ではないけれど、今から準備しておくメリットを教えてくれる本でした。 また、20代は非常に悩みやすい時期だという記載があり、大学生の頃や新社会人経験で悩んだのとも重なりました。そんな風に仕事やSNS、恋愛(結婚、同棲、妊娠)など身近で、共感やイメージしやすい内容だったので自分に落とし込めました。
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「人生を大きく決定づける出来事の80%は、35歳までに起こります」
ロールモデルなき現代をどのように生きればいいのか、多くの若者は正解を探して著者の元に相談に訪れる。
その相談者を取り上げて悩みや解決策、考え方を述べたのがこの本。
我々はこのまま時間が過ぎればどこかへ行けると勘違いしてしまいがちだが、30代、40代になって何かを手に入れる人は20代で正しい方向へ走り出した人だけだ。
人生に正解はなく残念ながらこの本に具体的な解決策が載っているわけではないが、きちんとプランを立て、結婚したいなら相手を探し、動き出さなければいけないよという焦りをもたらしてくれる。
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20代後半の女性という立場から
本書では同年代で共通の悩みを持つ人たちとのカウンセリングが一つ一つストーリー仕立てになっているので、とても読みやすかった。
昔と比べると、女性の大学進学など専門教育を受ける機会が増え、それによって仕事や生き方の選択肢が多様になったのはとても恵まれているしありがたいことである。
ただ、いざ人生における結婚・妊娠・出産・子育てという大きなライフイベントを考えたとき。
女性の生殖機能として妊娠しやすい年齢は昔から変わらない中で、学校を卒業して、生きていくスキルを身につけるべく必死で仕事に取り組みながら、一連のライフイベントについて考え、行動するというのはとんでもなく大変なことだと思う。
若いうちに遊んでおきなさい、という人は自分の周りにもいたけれど、無責任だと思う。
20代は今後の人生、誰とどのような生き方をしていきたいのかを真剣に考えなければいけない期間なのだと思わされた。
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【読書レビュー2冊目】人生は20代で決まる-仕事・恋愛・将来設計/メグ・ジェイ
アメリカの心理学者で、20代の若者の心理を専門に研究しているメグ・ジェイが20代の時間がいかに大切かを書いた本です。
比較的前から本の存在は知っていたものの、「TEDのプレゼンがすごいらしい」というイメージしか持っていませんでしたが、知人にオススメされて今回読むに至りました。
ちなみに、2019年11月現在、彼女のTEDのプレゼンテーションの再生回数は1000万回を超えています。
https://www.ted.com/talks/meg_jay_why_30_is_not_the_new_20?language=ja
内容は冒頭でも述べた通り、20代の重要性について、仕事や恋愛、身体・肉体的な観点から述べられている本なのですが、本当に笑えるくらい重要で、もっと早く読みたかったなと思いました。笑
特に印象に残っているのが、身体的な側面から20代の重要性について書かれている部分です。
多くの人は、人間の頭脳的・身体的な成長は大人になるまでに起こると思いがち。しかし、脳の前頭葉が最も発達するのは20代だそうです。
ちなみに、前頭葉と大きく関わっているところには、下記のようなものが挙げられます。
・複雑な社会的交渉術
・多くのキャリアで必要とされる高度なスキル
・20代で立てる将来の計画
・挫折や失敗の処理法
・ソーシャルネットワーク
前頭葉を発達させるために、20代ほど優れた時期はなく、これ以降に発達させるのは難しいとのことでした。
残された20代の時間を上記のようなテーマから逃げずに、必死に頭を働かせていこうと思いました。笑
他にももっとはやく知りたかったと残念に思う内容が数多く書かれています。
20代の有限性と重要性を理解でき、日々一生懸命生きていこうと思える、本当に良い本でした。
ぜひ読んでみてください!
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初めて読んだのは確か大学院生時代、22歳頃だったろうか。25歳を終えようとする今読み返すと、当時よりも自分ごととして考えることができた。
キャリア、結婚、出産、あらゆることにおいて20代が何よりも重要だということを、このタイミングで再認識させられた。
丁度今転職と結婚?を考えているので、20代のうちに計画をしっかる立てることが重要だと思った。
自分に子どもができ、その子が20歳になったら必ず読ませたい一冊。
基準
★ 二度と読み返すことはない
★★ いつか面白さがわかる時が来るかも
★★★ 楽しめるが人に薦めるほどではない
★★★★ 周りの人に薦めたい
★★★★★ 手元に保管しておきたい