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商品説明
特集:慰霊の空間
特集の中心をなすのは、津田大介らが参加した、2016年ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展日本館のコンペ展示案。挑戦的なプランを2色刷りで完全再現。中沢新一へのインタビュー、五十嵐太郎・黒瀬陽平とともに災害と慰霊を再検討する鼎談など、多様な側面からこの国における慰霊のありように迫る。
小特集:現代日本の批評Ⅱ
巻頭には最後の長篇こと『モナドの領域』を発表した筒井康隆を迎え、その戦争観、歴史観、文学観を、東浩紀が独自の視点で問う。話題のシリーズ「現代日本の批評」は平成に突入。90年代を一挙に概観する。
哲学・美学から創作まで
ほかメイヤスー『有限性の後で』の刊行に合わせた、千葉雅也と東浩紀の対談を収録。オーウェンスの翻訳第2回、黒瀬陽平、速水健朗、井出明の連載評論、海猫沢めろんの連載小説、国際色豊かなコラムなど、前号比50頁増の特大号!!
【本の内容】
収録作品一覧
SFから神へ | 筒井康隆 述 | 5−24 |
---|---|---|
『噂の眞相』と反体制的サブカルチャー論壇の時代 | さやわか 著 | 188−191 |
神は偶然にやって来る | 千葉雅也 述 | 192−216 |
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紙の本
負の記憶の継承
2016/09/04 19:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:猫目太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
慰霊の場所や、それを担う文化の構築。慰霊という空間を考える。ロシアの歴史と旧ソ連との断絶過程を全て見せる博物館。だが、「レニングラード攻防博物館」はそれに反する建物。激しい攻防の中、国民同士の対立は無く、麗し美談に飾られた愛国的な表現に終始している。これは、日本の「災害復興博物館」と同じ「美しい部分」だけで、それから受ける負の記憶、震災後の公金に関する教訓が無いに等しい。慰霊と観光ダークツーリズムを考える事で、この「負の記憶」の継承も考えなければならないと思う。
紙の本
神をも恐れぬ
2020/06/27 16:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
「モナドの領域」で到達点を迎えた、筒井康隆のインタビューが貴重です。同調圧力に屈しない、数少ない作家のひとりですね。